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93話 奴隷魔法

 「一つ、パーティー能力を、12ポイント自由に振り込める」とララさんが言った。

結局教えるのかよ、じゃあ今までの説明は完全に要らなかったよね、何で説明した?

ルーク君が心底驚いた。驚きまくりだねルーク君。


 「いや、それ言うのなら最初に言えばいいじゃん」

「どうして?」

「いやそれが一番凄いんだからそれを説明したら【類は友を呼ぶ】の説明は要らないでしょ?」

「要るわよ」

「何で?」

「もしかして、ラビ、ビビ、ミミーもお嫁さんにする気なの?」とララさんが聞いてきた。

どうしてそうなる?

「いや別にお嫁さんにする気は無いけど」

「だったらパーティー能力を12ポイント振り込めるは教えてはいけないわ」

「えっ、奴隷にするから問題無いでしょ?」

「奴隷にしても言う人は言うわよ」ととんでもない事を言い出した。

「ちょっと待ってくれ、奴隷にしても言うの?」

「そりゃあ言うわよ、例えば奴隷にして年に金貨1枚上げてて他の人が金貨10枚やるからユウの秘密を教えろって言われたなら言う者も出てくるわよ」と、

「えーっ、そんな簡単にばらすの?」

「無論そんな事したら街八分どころか国八分になるわよ、でも馬鹿は目先の欲望に負けてするわよ」

「いや契約する時に喋られなくするとか出来ないの?」と言うとララさんとルーク君が引いた。

「喉を潰すって事?」と怯えながら聞いてきた。

「いやそういう意味では無くて契約する時に魔法で契約した内容だけ喋れなくする魔法とか敵対行動したら強制的に麻痺するとか無いの?」

「そんなの無いわよ、貴方の世界ではそんな感じのがあるの?」と聞いてきた、

「いや現実では無いが空想の小説ではよくある設定だから」

「それは本当に空想ね、もしそんな強制力がある物が有るなら社会が崩壊するわよ」

「例えば女の子を監禁して2~3日ご飯を与えず飯が食いたければ俺の言う事を一生聞けってしたら一生言う事を聞かせられるでしょ?」

「いやそれは無いけど」

「どうして無いの?」


 ……、


 「それはしない(てい)で」と言うとララさんが呆れた声で、

「それが通ると?」

「通りませんね」

「でしょうね、そんな魔法が有れば掛けた者勝ちになるわね、それじゃあ殺伐とした世界になり過ぎるわよ」

「でもそれじゃあ奴隷にする意味無くね?」と聞くと、

「普通は意味が有るのよ、破ったら街八分にされるしギルドも大概取引してくれなくなるから、リスクがでか過ぎて出来ないのよ、だけど貴方の場合能力が高すぎてそれこそ探るという行為に金貨100枚位動くでしょうからリスクはでかいが見返りはもっとでかいが成り立ってしまうわ」と、


 ララさんが少し考えて「ねえ?兎人族を妻にするのは嫌?」と聞いてきた。

またか、また増えるのか嫁が、だがそれよりも気になる事が有る。

「妻にすると大丈夫なの?」

「絶対大丈夫では無いけどまず間違いない位大丈夫になるわ」

「妻にすれば奴隷とは違い将来込みで保障されるし無論産まれてくる子供の将来も保証される、貴方なら貴族扱いされるというか貴族になるし、貴方の将来は安泰だからその妻も安泰、だから貴方の妻でいるメリットと裏切って手にするメリットを比べると貴方の妻でいる方がメリットが高くなるし、何より裏切ったというデメリットの方が高くなるわ」

貴族になる決定か、まあそうなるわな王女や公爵令嬢嫁にするんだから、まあそこは後で今は、

「裏切ったというデメリットが高くなるのは何で?」

「そりゃあ貴族の妻になったのにお金の為に貴族の夫を裏切った何て事になったら鉱山行きは確実ね」

「貴族に手を出したら鉱山行きなの?」

「そりゃあ内容によるわよ、彼女が貴族に殺されたから貴族を殺したとかなら無罪でも妻になった者がお金の為に裏切るとか当然死刑でも文句言えないわよ」と、

結構厳しいな、それなら妻にした方が安全だな。


 でも「貴族にはなりたくないんだけど?」

「どうして?」とララさんが聞いてきた。

「面倒くさい」と言うと笑われた。

「やっぱりねそう言うと思ったわ♪」と、

「俺みたいなやつ居るの?」

「滅多に居ないわよ、殆どの人が貴族になりたがるのよ、領地を貰えるから、でも稀になるのが嫌と言う人が居るんだけど、でもそういう人に限って能力が高い人ばかりだから、貴族になれる価値がある人限定だと結構居るのよね」

「まあそういう人は貴族にならなくても食べていけるから、それを選択出来るって所かしら?」


 「それで貴方にお勧めなのが無領地貴族に名誉貴族になる事、これなら貴族の権利は持ってるけど義務は生じ無いわ」

「そんな都合の良いのあるの?」

「あるわよ、まあ普通は成りたがらないものだけど」

「それは何で?」

「簡単に言うと損だからよ、貴族になって最大のメリットが領地を貰う事よ、だから領地を貰いたいのよ、普通はね」

「名誉貴族はその一番のお金儲けの領地を貰わないって言う普通は損しているって感じるから名誉貴族になりたいって人は居ない物なのよ」

「だから普通は領地を貰うなら男爵だけど領地を貰わないなら名誉子爵にするって感じになるんだけど……」と言うとララさんが考え出した。


 「貴方の場合、名誉国王に成れるわね」


 名誉国王って何だそれえぇ。



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― 新着の感想 ―
[一言] 名誉国王?そんなのなれる訳ないじゃん 最低でも、名誉現人神か名誉能力神でしょ 場合によっては、現人神でもいいかもしれない位だと思うよ。
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