92話 【類は友を呼ぶ】
「じゃあスキルの性能を見れれるの話を続けるわよ」
「そのスキルを性能を見れる能力で分かったんだけど【母親似】はパーティー能力を自分の母親に似せて6ポイント増加されるのよ、例えば自分が3、3、3、7、7、7で母親がオール5なら5、5、5、7、7、7って具合にね」
「ミミ―こっちの来て」とミミ―さんを呼んだ、
呼ばれたミミ―さんは脅えながらこっちに来た、
「貴方のパーティー能力を教えて」とララさんが聞いた、
「はい、私のパーティー能力は4、5、4、5、6、6です」と答えた、
「もういいわよ戻って」とララさんが言うとミミ―さんは戻って行った。
「良い?つまりラビ3、3、3、6、7、8、が【母親似】を持った場合、母親であるミミ―の数値4、5、4、5、6、6に似せる訳だからちから1とすばやさ2とたふさ1が上がるって4、5、4、6、7、8、になるわ、そして残りの2ポイントだけど器用さと魔力と運はラビの方が1、1、2、と上回っているから振り込まれず同じ数値になったちからすばやさたふさのどれか2つに1ポイントずつ振り込まれるから5、6、4、6、7、8か5、5、5、6、7、8か4、6、5、6、7、8のどれかになるのよ」
「つまり悪くてもすばやさたふさは5、5か6、4のどちらかになるわ、これに鋼の装備で盾士になっても問題無いわ」とララさんが答えた。
ルーク君がこちらを見て「ユウさんはミミ―さんのパーティー能力を知ってたんですか?」と、
どうしよう?もしかしてララさんは12ポイント振り込める事をルーク君にも隠したいのかな?
さっきルルさんにも教えるのを躊躇うって言ってたし隠すつもりなの?
どうしよう?ルーク君の前で訊いたら多分ルーク君に気付かれるだろうから聞けないし……胃が痛い。
困っているとララさんが「勿論知らないわよ、だから今言った数値になるって事はユウは知らないわよ」と言いながら笑った。
「じゃあどうして盾士にしようとしたんですか?」とルーク君が聞いてきた。
「それは【母親似】を超える【類は友を呼ぶ】と言うスキルを発見したからよ」と言うとルーク君が驚いた。
何でだ?何で【類は友を呼ぶ】が【母親似】を超えるんだ?同じ6ポイントだぞ。
「それはどういう効果のあるスキルなんですか?」とルーク君が言うとララさんは嬉しそう?いやいたずら顔になった、
「【母親似】の類似スキルよ、その他に【父親似】も見つかったわ」
「さっきも言った通り【母親似】は自分の母親に似せて6ポイント振り込まれるのよ、無論【父親似】は自分の父親に似せて6ポイント振り込まれるのよ、そして【類は友を呼ぶ】は自分のパーティーメンバーの誰かに似せて6ポイント振り込まれるのよ」とララさんが言うとルーク君が心底驚いた。
ん?そんなに驚くとこなのそこ?
「それって……」
「そうよ、欲しいパーティー能力を限り無く自由に振り込めるって事よ」
「ラビのパーティー能力のちからを上げたければシシリーと二人で組ませればちからが7か6に、すばやさが欲しければルルと組ませてすばやさ7か8にたふさが欲しければラルフ君と組ませて5か6か7に」
その話を聞いてるルーク君の目がすごいキラキラしている。
そうか【母親似】なら上がる項目が母親と一緒になる、つまり母親がきようさが高いなら上がるのがきようさになる、【類は友を呼ぶ】はパーティーメンバーだから上げたい項目の数値が高い人物とをだけでパーティーを組めばその数値が上げられる。
うん、【母親似】の上位スキルだわ【類は友を呼ぶ】わ。
「それにこれは駄目な人ではないシシリーやルルやラルフ君にも使えるわ」
「この三人が組んで【類は友を呼ぶ】を付けた場合、シシリーはルルだとすばやさが4上がり器用さが1上がりすばやさきようさ魔力のどれかが1つ上がる、ラルフ君の場合はたふさ2器用さ1が確定ですばやさたふさ器用さ魔力のどれか3つが1ずつあがる」
「ルルはシシリーの場合はちからが3たふさが1運が1でちからたふさ魔力運の内のどれか一つ、ラルフ君の場合はちから2たふさ3でちからたふさきようさ魔力のどれか一つ」
「ラルフ君はシシリーの場合、ちからが1運が2でちからすばやさ魔力運のどれか3つが1ずつ、ルルの場合はすばやさ4運1のですばやさきようさ魔力運のどれかを一つ」
「それでルルがラルフ君で【類は友を呼ぶ】を付けたなら最低でも6、8、7になる、それでルーク君がこのルルで【類は友を呼ぶ】を付けたなら6ポイント全てちからすばやさたふさに振れるのよ」と、
ルーク君が心底驚いた、何回目だ?驚かせすぎだ。
「凄い♪本当にユウさんは凄いですね」とルーク君が褒めたたえた。
気恥ずかしい、
「で、次が大問題の能力なんだけど、今までの話が台無しになる話だけど」
「一つ、パーティー能力を、12ポイント自由に振り込める」と、
結局教えるのかよ、じゃあ今までの説明は完全に要らなかったよね、何で説明した?




