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90話 先取り子供教育無双

 「本当に貴方って問題児ね、ちょっとは自重しなさいよね」と怒り出した。

ねえ?俺何しでかしたの?教えて。


 「ちょっとこっち来なさい」と隅に呼ばれた、

一日に何回駄目出しされるんだ俺は、皆はこっちを気にしている、シシリーとナナリーが皆を逆サイドに連れて行った。


 「何で呼ばれたか分かる?」と、

「いえ、正直良く分かりません」と答えた。

「自分で考えなさいと言いたいところだけど時間が無いから教えるわ」

「良い、こっちの世界ではパーティー能力は産まれた時に決まって変動が無いが常識なの、唯一の例外がユニークスキルの【母親似】なのよ、だからこの世界の住人はパーティー能力は変わらないと思ってるのよ」


 「それで貴方は前衛向けに振り込んで盾士にするつもりで言ったんだろうけど他の人達はちから3すばやさ3たふさ3の状態で盾士をやらされると思ったのよ」

「で、当然ちから3すばやさ3たふさ3の盾士なんて盾士として役に立たないわ」

「つまり魔物を森から出す囮役に使う為に買う、それもまだシーフならまだ逃げれる可能性が有るのを一拍でも稼ぐために盾士にする、勿論それはまず間違いなく死ぬ」

「だから貴方の言った事は消耗品として使う、殺すという意味に受け取られたのよ」と、


 「いやそういう意味じゃ……」

「分かってるわよ、でも相手はそう受け取るのよ、見てみなさい皆を」と言って皆の方を向いた、

皆見事に脅えている、シシリーとナナリーだけは脅えて無いが困惑はしている、

「ほらね、皆貴方が消耗品として彼女達を買うと思っているのよ」


 「すいません」とララさんに謝った。

「取り敢えず修復するから私に話合わせなさい」と言われた、勿論同意した。


 皆の所に行ってまず俺が謝った、「誤解させてすいません」と、

「大丈夫よ皆、別に3、3、3、6、7、8で盾士にしようって意味じゃないわ」とララさんが皆を落ち着かせようとしたら逆に騒がしくなった。特にルーク君が、

「どういう事ですかララさん」と食い付きのすごいルーク君、

「皆はパーティー能力が合計30なのは当然知っているわね?」とララさんが返した、

皆何を当たり前の事をと混乱している、シシリーとナナリーは期待の目で見ている、

「でも王族や公爵家や侯爵家の一部には【母親似】持ちのパーティー能力が36の人物がいる事も知っているわね?」とララさんが言ったら皆が驚いた。この発言にはシシリーとナナリーも驚いた。


 「まさか!……付け方が分かったのですか?」とルーク君が、ララさんが嬉しそうに「まだ確定では無いんだけども、可能性はものすごく高いわ」とララさんが答えた。

成程、そう言う事にするんだな、

パーティー能力を12振り込めれるだと有り得ないくらい凄い事になるが【母親似】の付け方が分かったなら十分にあり得るになる、それで誤魔化そうという事か。


 「ん~」とルーク君が考え込んでいる、怖い、マジで怖い、ねえ何考えているのルーク君?

「ル、ルーク君どうしたのかな?」とちょっと震え声で聞いてしまった。

ルーク君が少し考えて「ここではちょっと」と返されてしまった、

バレてるうぅ、何がどうバレてるは分からんが何かに気付かれてるうぅ、


 「じゃあルーク君とユウ君ちょっとこっちに来なさい」とララさんに呼びだされた。

さっきの所に戻った、無論シシリーとナナリーがリサちゃんと3人の兎人族を逆サイドに連れて行った。


 ララさんがルーク君に語る様に促す、

「えっとですね、【母親似】を付ける方法を見つけたならラビさんを盾士にしようとする発言も解らなくはないんですが……」とルーク君、

「何て言うんでしょうか?付けれるだろうの割にユウさんの発言は自信が有り過ぎます、ユウさんの性格なら確定じゃ無ければそこまで強気に出れないと思いますし、それに付けれたとしてもそれが良い付き方じゃないかもしれませんよね?まるで増えるパーティー能力を分かっている様な、と言うかユウさんはパーティー能力を良く分かっていないはずです、ちからが3と4でどれほど違うかとか?」と言いながらこちらの顔色を探ってきた、


 「例えば【母親似】が付いて4、4、4、7、8、9になった場合盾士は無理ですよね?」とルーク君、

「そうね、その数値じゃちょっと盾士にする理由(わけ)にはいかないわよね」とララさんが嬉しそうに答えた。

「盾士になるなら最低でもちからを無視してもすばやさ5とたふさ5は欲しいです、つまりすばやさとたふさが2ずつ増えなければならない、これは6の増加では確率的に無理が有ります、なのにユウさんはそれが起こると確定している」と、


 「つまりユウさんは【母親似】を付けれる以上の能力を有している、【母親似】を付けられなくても問題無い位の」と言いながら少し困惑しながら、「その……まるで6の増加を自由に出来るや6の増加では無く10の増加だとか」と言いながら恥ずかしそうにしている。まるで馬鹿な事を言ってしまったと恥じている様だ。


 ……、


 やばいわ……敵でなくて本当に良かった。


 「流石にルーク君ね♪ルーク君の先生をした身として嬉しいわ」と、

やっぱりお前の所為かララ!

道理で11歳にしては賢過ぎると思ったんだよ、これがこの世界の平均値とか有り得ないから、だってルーク君が社会の平均値ならもっと文明発達して無きゃおかしいだろ、


 つまりルーク君はララさんの教育でこうなったと、

「もしかしてこの辺の子供達に教育しまくった?」

「ええ、この町の子供の教育レベルはこの国で一番と胸を張れる位にわね」と、


 ……、


 だから何気に教育無双とかするなよ、現地人の子供に地球の教育施して未来の宰相とか作るテンプレ取るなよ、

何でララルル姉妹はテンプレ先に取るかな、


 もうお前が主人公でいいよ。


 「そしてルーク君の今の考えだけど……」



 「70点ね」とララさん、




 低すぎだろおっ。

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