75話 男女格差
ん~男女比が100対120、
微妙っぽいが実際問題、大問題だぞ、
俺達地球人とやっぱり異世界人は根本の部分が違うという事なのか?
「何で女子の方が多いの?」
「貴方の世界じゃ男も女も同じなの?」と聞かれた、
「ああ、俺の居た世界じゃ男と女は同じ数だ」
「それは凄いわね、魔物が居ないにしても……」
「ん?どういう事?」
「産まれてくる子供の数は男と女に差が無いわ」と、
「でも成人を迎えられる数が男と女じゃあ違うのよ」
「女の子は100人の内80人位が成人出来て、男は100人の内65人位しか成人出来ないわ」
そうか中世だからな、乳児の死亡率とか高いわな、
そう考えると魔物がいる事を考慮に入れれば地球より死亡率が低いくらいだ。
だが、「何で男と女にそんなに差が付くの?」
「女の子は【身体異常耐性】が付きやすいのよ、私も持ってるし、それで病気に罹りにくくなるから必然的に生存率が男の子より上がるわ、それと【乙女】ね、【乙女】のスキルがあるとダメージを軽減するのよ、だから死ににくくなって生存率が上がるわ」
よし乙女を調べよう、
【乙女】
受けるダメージを5%軽減します
処女専用
おい何だこのスキル、ちょっと待て、じゃあ童貞は?
【童貞】
与えるダメージを5%軽減します
童貞専用
おい童貞はマイナススキルじゃあねえか!
何その男女差別、男の子は損じゃねえか、そりゃあ確かに良く言うよ、誰にも攻められた事が無い城と一度も攻めた事が無い兵、どっちが強い?って、だからってそれをガチでスキルにするなよ、
そりゃあそんな格差付けたら成人出来る男女に差が出るわ、
本当にこの世界スキルの所為で滅茶苦茶だわ、
ん、【乙女】スキルか……レベルMAXではどうなるんだろ?
調べてみたら受けるダメージを10%軽減しますになった、
結構でかいな被ダメを10%軽減は、
「【乙女】スキルって乙女じゃ無くなるとどうなるの?」と聞いたらララさんが少し恥ずかしそうに「無くなるわよ」とちょっと小声で言った、
成程……それだと……、
「じゃあもしかして冒険者の女の人って……」
「ええ冒険者の多くの女性は乙女よ」と少し恥ずかしそうに答えた、
「100才越えのエルフも?」
「ええ、冒険者はね、だからこの世界の女性は子供を作る人貴族や商人や農民は8人とか産むのは当たり前だし作らない人騎士や冒険者は作る行為自体したことが無いの両極端になるわ」
マジか、そんな未経験の100才越えのロリババアが普通に居るの?
よくある奴隷商館で「いやあ、お目が高い♪この娘はエルフでして102才、人間の年齢では二十歳位の生娘でして……」ってそんな極レア処女美女が簡単に手に入るか!ってのが普通に手に入るの?
何その漫画のキャラにしか居ない様な状況は?
本当に誰かの妄想の世界みたいな状況なんですけど?
マジで病院の中の俺の妄想とかじゃないよな?
あまりにも俺にとって都合のいいご都合主義展開なんですけど?
「正直もうお腹いっぱいなんだけど」
この世界と地球の違いが有り過ぎてもう気分が悪いんですけど?
「そうね、流石にこの世界に来たばかりの貴方に色々詰め過ぎたわね、いいわ、他の話はまた今度にしましょう」と、
「他にもまだ沢山話すこと有るの?」
「ええ勿論よ、この世界の一般常識全然ないでしょ、それもだけど魔獣術士のスキルや舞踏家が物凄く弱い理由何かも貴方に調べて欲しいし、種族全ての種族スキルを調べて欲しいし貴方に色々して欲しいのよ、教えないといけない事が山程あるけども知りたい事も山程あるから」
まあそうなるわな、今までの状況からメニュー開けない人から見たら俺のメニュー開ける事で得られる情報はものすごく貴重だからな、
兎に角この世界は詰みかけている。
俺はそれを変えれる可能性が高い、と言うかスキルポイント振り込みやパーティー能力振り込みの能力で既により良く出来る事が確定。
だから子作りハーレムを作れると言うか作らなければいけない事も確定。
うん解った、それならそれでもういい、存分にこの世界を楽しませて貰おうじゃないか!
目指せ!全種族孕ませハーレム、貴方の赤ちゃん欲しいの~♪ (エロゲー風に)
本当の俺が病院のベッドで寝ていたとしても、
ふぅ、どうしてこうなった?
取り敢えず明日だな、明日まずランク0のダンジョン行って……、
「ただいま戻りました」と誰かが言った、
ん?ルルさんやリサちゃんの声じゃなかったぞ?
ギルドの入り口の方を見ると若い女の人が二人立っていた、
年齢は二十歳から二十歳前半位、青髪のショートボブと水色髪のロングの二人、
青髪の女性はスレンダーな感じで所謂スポーツ少女系で水色髪の女性は胸が大きく肉付きのいいおっとり系のお姉さんと言う感じだ、
どちらも美人で顔が似てい……さっきの女騎士にも似ている感じが……、
水色髪の方の女性と目が合った、にっこり微笑まれた、美しい♪
いや勘違いだ、この美しい優しそうな美女があんな速攻剣を抜く野蛮人と血の繋がりがある訳無いじゃあないですか、確かに顔は美人でしたが髪が赤で全然違うし、
「お帰りなさい、シシリー、ナナリー」とララさんが言った、
うん姉妹だわ、シシリー、ナナリー、セシリーね、誰が長女で誰が次女かは分からんが、
そして話の流れ的にハーレム要員だわ、
まあ冗談だけど、漫画ならそうなるんだけど……、
もう一度水色髪の女性を見たらまた目が合って優しく微笑まれた。
うんハーレム要員だわ、
違う?いやハーレム要員にする!
いいだろ?強制的にハーレムさせられるならこちらで多少の我儘言っても、
ハーレム作らなければいけないならハーレムメンバー位決めさせろよ、
じゃなきゃそれハーレムじゃなくただの種付け馬、俺が、
やだぞそんな人生、
決めた、第4夫人は貴方です、水色髪の美女さん。




