72話 子供の頃
ぱんぱんぱぁっぱあっぱーぱっぱっぱあぁー、
レベルが上がったみたいだ、
打の召喚石を使うだけでレベルが上がるの?
ステータス確認!
ユウ・ミヅキ
レベル 2、15才、人間、男、なし、
HP 660/660 MP163/167
攻撃力 83 防御力 46
ちから 165
すばやさ 166
たふさ 165
きようさ 164
まりょく 167
かしこさ 166
せいしん 166
みりょく 165
経験値 131
次のLVUP 169
おおっちょっと良くなっている♪
でも本当に強くなってるかどうかは分からないな、
よし残り二つも使おう、絡の召喚石と炎の召喚石を使った、同じ様に服の上から光った、
レベルは上がらなかった、二つで160で残り9、
あれ?それなら打の召喚石も80だよね?じゃあいつの間に51ポイント分の経験値稼いでいたんだ?
分からんが日常の中でも経験値が手に入るが分かったわ、
「どうしたの?」とララさんが聞いて来た、
「レベルが2に上がったみたいだ」
「本当、おめでとう良かったわね♪異世界人だからレベルが上がらないかと心配してたのよ」ととんでもないことを考えられてた、
「そんな事を考えてたの?」
「ええ、異世界人だからもしかしたら女神様の祝福が無いかもと思ってたわ」
「そんなことは無い……事も無かったのか?」
やばかった、もしそうなら只足引っ張るだけの人間だった、
「で、どの程度数値があがったの?」
「平均5かな」
「もっとちゃんとどれがどれって教えて」
そんな細かいのが重要?もしかしてこの数値のまま上がるとか?
それならすごく重要だぞ、
「ちから5すばやさ6たふさ5きようさ4まりょく7かしこさ6せいしん6みりょく5」
「何が平均5よ、平均5.5じゃない」
「それ凄いの?」
「凄いって訳では無いわね、偶々もあるから、魔力が7だからってこのまま7に近い数値で上がるって訳でも無いわ」
何だ、大した事無いのか、じゃあ何で聞いた?
「只昔からレベル5になるまでに上がった数値が高いとその系統のスキルを覚えやすいって言われてるわ」
「ちからが7上がった人は剛腕が付きやすいとかね、だからこれでジョブを決める人とかいるわよ」
「貴方は魔力が7上がってるから魔術師系がよさそうね、スキル振り込みできるから沢山の魔法も覚えれるし威力も上げれるしで……」
ララさんが何か考えだした、
「どうした?」
「貴方の世界って魔法が無い世界だったのよね?」
「ああ」
「それなのに魔法の才能がある?……それとも逆に魔法の無い世界だから魔法を感知しやすい?その結果魔法のスキルが付きやすくなって……」とブツブツ何か言ってる。
「貴方のパーティー能力ってすばやさ6で器用さ4で他は5なのよね」
「ああそうだよ」
「微妙ね……私みたいに魔力が7なら魔術師になれって決めれるんだけど……」
おい、さっきは褒めてたろうが!考えると結構周りが見えなくなるタイプだねララさんも、
「そう言えば何でララさん剣士なの?魔力が7で魔術師タイプなのに?」
「えっ、ああそうね、私の場合は魔術師だと戦えないからね」
「何で?」
「それは……【技能派】スキル持ちだったからパーティーメンバーを集められなかった、勿論公爵家と所縁のある娘だったから集めようと思えば集められるわよ、強制的に、強制的にじゃなくても私のパーティーメンバーになってくれるって人も勿論いたわ、だけど……」
「何て言うのかな?その……信頼出来る仲間って言うのかな……あっ、別にパーティーメンバーになってくれるって言った人達を信頼して無い訳じゃないのよ、蒼い眼の狼の人とかも助けてくれるって言ってたんだけど……只その……自分の……メンバーが……欲しくって……」と顔を赤くしながら答えた。
成程……信頼出来るメンバーじゃなくて親友メンバーが欲しかったのか、
「それでその……結局見つけられなくて、ルルと二人で潜るのに魔術師だったらMP切れると役に立たないと思ったから剣士になったのよ」とちょっと拗ねた感じで答えた。
ララさんちょっと嘘ついてるな、
「二人で潜ってないでしょ?」
「うっ……はい、そうです」、と俯いて答えた、
だろうな、後を継がせたい公爵家の人間が居る、今現在も護衛を付けてるレベルで、じゃあその人達は絶体二人で潜るのをさせたくないはず、なら必ず2人で潜るのを阻止し付いて来たはず、
「ヒール使える人と攻撃魔法使える人と盾役の人が付いて来てたよね?」
「はい、そうです」と言ったララさんの顔はバレているという顔だ、
「後1人は攻撃役?」
「いえ盾役が二人です」と、
まあそうだろうな、
「じゃあそのメンバーでの役割は?」
「それは……重騎士が皆挑発で敵を引き付けてそれを神官が回復して盾士が私を守ってルルと黒魔術師が攻撃して私がちょこちょこ斬ってました」と、
「ルルさん結構活躍してたの?」
「はい、ルルは攻撃を躱すのがうまくて滅多に当たりませんでした、当たった場合重騎士が更に皆挑発で完全にひきつけ盾士が私とルルを守りながら私がルルを護衛してました」と、
「最初っからそうなの?」と聞くとものすごく悲しそうに、
「いえ最初は重騎士と盾士が私とルルを守りながら戦っていました、それと神官と白魔術師がパーティーメンバーでした」
「魔物が二匹出るようになった頃には白魔術師が黒魔術師になってました、ルルが少しだけ前衛を任されました」
ん、つまりルルさんは戦力として見られるようになったがララさんはまだ護衛対象でしかなかったわけか、これは辛い、
「ララさんはヒール覚えましょうと誘われなかったの?」と聞くと図星を指された顔をして、
「はい、ヒールとファイアかアイス覚えましょうと何度も誘われました」
「転職は進められなかったの?」
「勧められました、それも白魔術師や黒魔術師以外に騎士や盾士も勧められました」
騎士や盾士?……ちょっとジョブを調べた、
成程剣士よりちからやすばやさは劣るがたふさや魔力とかしこさが上がるのか、そりゃあおすすめだねララさんに、何より装備重量軽減が上がるから護衛対象の装備を重装備に出来るしそりゃあ勧めるわ。
「ちなみにルルさんは何か勧められたの?」と聞くとすごく悲しそうに「シーフと忍者よ」と、
シーフと忍者を調べよう、
……、
成程すばやさが更に上がるな、ただたふさが下がる、……これは護衛対象として見てないぞ、パーティーメンバーとしての戦力として見てない?
「それって……」どう言おうか……、
「ええ、そうよ、パーティーメンバーとして欲しい的な意味よ」とふくれっ面だ、
ルルさんは欲しい、ララさん要らないじゃそりゃあ拗ねてもいいが……、
向こうもララさん要らないじゃなくララさんは魔術師系の方がいいと言ってるだけ、
ララさんも分かっているはず、
「どうしてそんなに剣士に拘るの?」と聞くとものすごく拗ねた、そしてほっぺが膨らんだ、
嘘のほっぺの膨らませではなくほっぺの筋肉の緊張での本当のふくらみだ、
嘘だろ、本当に本当のほっぺの膨らませだ、本当に拗ねてでほっぺを膨らませるとか都市伝説だと思ってたわ、実話だったのか、
「だって、初代のララ・ミネスが剣士だったのよ、その名前を貰った私が憧れてもいいじゃない」と拗ねた、
「でも初代ララ・ミネスもどちらかと言えば前衛兼後衛タイプでしょ?」
「えっ?」とララさんが驚いた、
あっララさん初代のララ・ミネスを前衛と思ってたのか。
設定思いっきり間違えたあああ、
設定を完全に間違えて書いてしまった、
召喚士の設定 スキル名【タック】スペル名【ココッチ】 なのでスキル名は分かっているがスペル名が分からないので誰も使えなかったという設定、
魔獣術士の設定 【剣術】の様なレベル0でも剣を振って覚えるみたいな設定でラーニングで覚えてもスキルポイントが0なのでNPCはスキル名が分からず発動させれないという設定、
それなのに前話の71話でそこを逆と言うかごっちゃで書いてしまっていた、
すいません修正しました、