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70話 家宝を作ろう

 ふうっ、……危なかった、

本当に危なかった、

あの女騎士が俺との距離を詰める途中で邪魔になったテーブルを蹴り上げてどかさなければ死んでいた、

その時の音でララさんが正気に戻って、「下がりなさい!」と言ったから生き残れた、


 マジで殺るか殺られるかの世界だった、


 ララさんが飲み物を運んできて「大丈夫?」と聞いて来た、

「ああ大丈夫だ」

「それより大丈夫なの?と聞きたいのはこっちなんだが」と言いながら飲み物を飲んだ、

湯呑でお茶みたいな感じだが青臭い、草の味が舌に残る、かなり不味い、

お茶に青汁混ぜた感じだ、3対2で、

ララさんが嬉しそうに「ええ大丈夫よ」と返した、

「それともお嫁さんにしてくれないのかな?」と、


 あの後ララさんは女騎士にとんでもない事を言った、

「この人は私とルルとリサちゃんの旦那になる人よ、敬意を持って接しなさい」と、

女騎士は反論したが「私の夫を侮辱するのねセシリーは」と怒気を込めて言ったら反論しなくなった、

ただ最後に「分かりました、ですがカークス様にこの事を報告します」と言ってセシリーと呼ばれた女騎士は帰って行った、

もしかしたらもう馬に乗って駆けてるかも?


 「カークス叔父さん絶対来るよね?」

「ええ来るでしょうね、カール兄とサーリアとキールのうち二人は来るでしょうね」と、

「ここからミネス領の所に馬車を走らせてので多分2カ月は掛かるわよ」

「その間に私とルルが妊娠すればいいんだけど」と言ってお茶を飲んだ、

「ちょっ」

「冗談よ妊娠しなくても結婚は認めてくれるわ、問題はランク3を攻略させてくれるかね」

「それを可能にする方法があるんだけど」と言ってこっちを見た、

「それは?」なんとなく分かる、

「サ-リアをお嫁さんにして欲しいんだけど?」

ですよね、そう来ると思った、2回目の天丼ですね、

「で、嫁にしてどうするの?」

「サーリアはユニークスキルの【一石二鳥】ってのを持ってるのよ、魔物が2匹以上いる場合、魔法が狙った魔物に当たった後に他の魔物に当たりに行くという、かなり強いユニークスキルね」

「このユニークスキルをレベルMAXにすればミネス公爵の跡取りがサーリアになるわ」

「そしたら私とルルがランク3攻略を失敗しても問題無いから許可されるわ」

「見す見す死なせる様なことはしないと思うが?」

「そうね、スキル12個MAX、もう少し勝てるという理由が欲しいわね」

「それに関してだがとんでもない理由を見つけた」

「そうなの?どんな方法なの?」と目をキラキラさせている、

「まあ皆が揃ってから言うよ」と言ったらちょっと拗ねた、

「じゃあ期待しているわ、……本当に期待しているからね」と念を押された、

さっき【母親似】でスカしてしまったからな、ちょっと心配みたいだ、


 「取り敢えずさっきの話に戻すけど」

「若葉の枝は16個しか無くてまず1000回分集められないんだよね?」

「ええそうよ、まず違いないわ」

「だったら作ればいいんじゃないかな?」


 「えっ?」とララさん、


 「家宝なのよ若葉の枝は、いえ家宝なんかじゃないわ、領を守る為のアイテム、言わば領宝なのよ、……それを作るって……」とララさんが混乱している、


 さあさあお立合い見てよ寄ってけよ、

ここに取りい出したる生産一覧表、これの若葉の枝を開いてちょちょちょいと調べれば、

なんと、タダの枝1個に小出し茸1個そしてポーション30個……多いわ、

いや125個分を30個で賄えるのはすごいが普通3個位で出来るでしょゲームなら、

何か微妙にリアルなんだよね設定が、でも本当にリアルじゃないから125個要らないという本当に中途半端、

まあいい「えっとだな、タダの枝1個に小出し茸1個ポーション30個で出来るよ」と言ったらララさんが微妙な顔をした、

「小出し茸って何?」

「えっララさん知らないの?」

「ええ御免なさい、知らないわ……貴方の世界のキノコなの?」

「いやこっちの世界のキノコのはず、多分ポーションとかを小出しにするから小出し茸と……」

ララさんは少し考えて「もしかしたらランク4攻略で採取出来るようになるキノコなのかもしれないわね」と、


 ……、


 「つまり現状生産出来ないと」とララさんが言った、


 ……、


 ……、


 空気重っ、


 出来ると思ったんだよ、

何でこの世界テンプレさせてくれないの?


 いや普通出来るでしょ?

成人した者はHP640あるんでしょ?8才のリサちゃんですらHP500近くあるんだぞ、

つまりHP10~15回復なんてしょぼしょぼな回復量でしょ、

レベル30くらいで640なんだからランク4を適正レベルを180と考えてHP3800位か、それだと300分の1くらいの回復量にしかならないぞ、

流石に少なすぎるぞ、

そう考えたら若葉の枝はランク1かランク2のはず、

いや武器の代わりに回復する道具でジョブになれるって設定なんだから、ランク1のダンジョンの中盤位が適正じゃないの?


 もしかしてあれか?

ドロップするのに条件があるやつか?

雷属性で倒したら電気を帯びた鱗をドロップや毒で倒したら毒の爪をドロップみたいなパターンのやつ?


 ん-確認しない事には何とも言えないな、

取り敢えず明日だな、


 じゃあ今は現在分かってるジョブで問題が無いか調べるか、

「じゃあ今知っている20職のジョブについては何も問題が無いの?」

「あるわよ、例えば剣士と侍じゃあ圧倒的に剣士が強いし、武道家と舞踏家はどちらも弱いし、召喚士と魔獣術士に至ってはジョブに就かない方が強いって言われるくらい弱いわ」


ん?召喚士が弱い?いや普通召喚士とか最強クラスだろ?何で弱いんだ?

「召喚士が弱いの?それはどうして?」と聞いてみた、

「それが召喚士は召喚獣を召喚出来るって教えて貰えるんだけど召喚出来無いのよ」と、



 ……、


 召喚士の意味ねえええ。


 


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