表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/133

62話 参加しないといけないハーレム

「だから、我が国の13家の娘達を嫁にして子作りハーレムを形成して欲しいのよ」


 ……、


 またテンプレ凌駕したああ。


 だから何でテンプレ凌駕するんだよ!守れやそこん所!

転移初日で王家、公爵家、侯爵家の娘を嫁にするとかねえわ、

何だこのエロゲー展開は!なろうじゃなくノクターンでしたってか、

しかもその理由がスキルポイントを振り込んだりスキルを外せるから……、


 全然チートじゃねえじゃねえか!

大概の作品で当たり前のように使われてる能力だよね?

例えば経験値1000倍の話で「ユーリ!火炎切りだあぁ」「えっ?火炎切り?くっ火炎切り!」ズシャアアアアアアン「すごい!スキルが発動したわ」……「ご主人様はこんな事もお出来になられるのですね♪」でこんな事扱いで終わる能力だよねスキル振り込みなんて、

しかも「ユーリの火炎切りがレベル5になったから真火炎切りを使える様になった、だからこれからはそれをメインにしよう」「分かりましたわ」「えっ?真火炎切りって伝説の勇者が使ってたって言うあの真火炎切り?えっ?」「ジル、そんな事で驚いていてはいけませんよ、ご主人様はすごいお方なのですから」「……わかった」という直ぐ簡単に分かられるってやつ、3人目になると「すごいぜ♪鉄壁が出来るようになってる、へっ、流石は私の見込んだご主人様だぜ♪」というご主人様なら出来て当然の能力扱いのスキル振り込みだよね?4人目に至っては「理屈は分かりませんがお出来になるのですね、そうですか」で終わるスキル振り込みだよね、


 まあ本当はこうなる理由は分かってるよ、

ヒールがレア扱いの世界になってる世界でヒール覚えさせれるとか、貴族が何とか繋げて来た一族のユニークスキルをMAXして簡単に受け継ぐ様にしたりとかはこの世界じゃチートってのは分かる、そしてどうなるかも、


 例えば一つの領が『我が家は娘はやらないぞ、お前達で勝手にしろ』となったらどうなるか?


 他の公爵や侯爵はレベルMAXなんだから次の次の世代とかになったら複数のユニークスキル持ちだらけになるわな、自分の一族のユニークスキルは自分の一族だけに継がせるってやったとしても意味がない、例えば自分の一族が炎の魔人、炎の魔法の威力倍増とかでレベル5で威力2倍とかで受け継がせてて他の公爵家から氷の魔人持ちの子を嫁に貰うとする、じゃあ生まれてくる子供は炎の魔人レベル5と氷の魔人レベルMAX持ち、当然氷の魔人はレベルMAXだから威力は3倍とか、つまり自分の一族のスキルが他家のスキルより劣ってますが明白になる、一部【母親似】みたいな例外もあるだろうが基本はレベルMAXの方が強いんだから比べられたら劣るになるし、だからと言って自分の家系だけで子供作っても他の領の者達がレベルMAX複数持ちに対して自分の家はレベル5それ1つじゃあ恥かくし格下の家扱いされる様になる、じゃあ受け入れるしかないわな、娘の1人を対価に差し出しても、

だから多分ハーレムを要求したとして受け入られるだろう。

参加しないと後々に響くからある意味強制参加のハーレムに。


 じゃあ問題はと言うと、

「どうやって俺がスキルポイント振り込めるを王家や他の公爵家に伝えるの?」

「振り込んだ後のスキルを見せればいいだけよ」と、まあそうですね、分かってたがそれで大丈夫なの?

「目立つね」

「目立つわね、でも目立った方が安全よ、そうすれば簡単に手が出せなくなるし」

「でも怖いぞそれは」

「そうね、言いたい事は分かるわ、じゃあこうしましょう、ランク3を攻略してある程度の仲間を増やしてから公爵家と侯爵家の娘を嫁に貰うって事で」

「やっぱり貰わないと駄目?」

「駄目じゃないけど味方にはならないわよ?」

「私の家のミネス公爵家だけにしたらミネス家の者になるから敵対にはならないけど目立つ他の公爵家の者になるだけ、つまり暗殺者も送り込まれる危険があるって事」

「えっ?」

「可能性よ、でも低くは無いわよ、ミネス公爵家にとんでもないやつがいる、このままではミネス領だけが発展するって思うから暗殺者が送り込まれる可能性がそれなりにはあるわね」

「まだ何もしてないんだけど?」

「もうしているわよ♪」と嬉しそうに語るララさん、何でそんな嬉しそうなんだ?

「私に鋼教えた時点で只の人から歴史を覆す火種の多い人物になってるから♪」

おいなんだその評価は、

「じゃあ鋼を無かったことに……」

「駄目♪」とまたまた嬉しそうに答えるララさん、

ちょっとララさん?

「貴方自分がどんな人間か分かってる?」と、

「いや、俺ってどういう評価なの?」

「問題児」

嘘だろそんな評価なの?

「言い方悪いけど、問題を起こす人間ね、【鑑定】だけでももう問題起こしているし、鋼を無かった事にしても別の場所でまた別の何かで起こすわよ、はっきり言うけど私が付いてなきゃ生きていけないわよ」と言いながら腕を組んできた。

「だから私が守るわよ、私なりのやり方でね」と言って顔を肩に載せて来た。


 「裏は無い?」と聞いたら、「当然あるわよ♪」と嬉しそうに答えた、ですよね、「この世界の人間が幸せに暮らせるようにするが私の夢よ、……現状じゃ殆どの人間が体を壊して死ぬわ、ヒールが無いから治せないし、子供達も沢山死んで居るわ」「貴方はそれでいいと思う?」「思わない」即答した、流石にヒール覚えた人間が殺されるとか聞いたら直さなきゃいけないと、そう答えたら本当に嬉しそうな顔をして「貴方が望む世界って……私の望む世界と一緒なのよ」「私が望む理想の世界を創って欲しいとは言わない、本当に最低限でいいの、ホーンラビットしか食べられなくて野菜や穀物を摂れないから体を壊して死ぬラビット餓死を無くせればいいだけなの」


 ラビット餓死?何それ?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ