表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/133

30話 スキルポイント

 1533654SPと表示が出ていた。


 ……、


 こいつスキルポイント使ってねえええ。


 あかん、ついついこいつと思ってしまった。

マジか?どういう事だ?

じゃあどうやってスキル覚えたんだ?


 あっ、俺と一緒か、

鑑定も千円札を調べて手に入れれるんだったな、

つまり鑑定みたいなことをすれば鑑定のスキルポイントが入るんだろう、

それと早着替え、早着替えは早く着替えて手に入れた、

つまり、ある一定の技術を手に入ればその技術のスキルを手に入れれるか。

いやそれスキル化する意味あるのか?


 ……あるか、例えば警戒、人間いつでも警戒できる訳じゃない、一時真剣に警戒してても常時警戒は出来ない、でもスキルなら警戒発動しながら休める、十分スキル覚える利点はある、


 しかしララさんは何でスキルポイント使わないんだ?

貯めとく派?ラスボスにしかエリクサー使わない派?

いやスキルポイントの存在すら知らなかったぞ。



 もしかして?メニュー開けなくてスキルポイントが使えなかったとか?




 ……っぽいな、



 今までの話からもララさん達がメニュー画面を見れないってのは当たっているんだろう、

だって今ここで俺はメニュー開いているのに見えてないようだし、

試しに「ララさんメニューオープンって言って」と言ってみた、

「メニューオープン……何も起こらないわ」と、

「ルルさんもリサちゃんも言ってみて」

「「メニューオープン」」

だが何も起こらない。


 やっぱりか、多分ララさんルルさんリサちゃんはこのMMORの世界でのNPC(ノンプレイヤーキャラ)なんだ。

だからメニューを開けない。

俺はこの世界MMORの世界でのPC(プレイヤーキャラ)だからメニューを開ける。


 そしてNPCのララさんにはスキルポイントを手にいれても使えない、

何故ならそれはPCの仕事だからだ。

大概のゲームで行われていたことだ、プレイヤーが仲間になるキャラのスキルを弄るってのは。

例えば、仲間が8人いて戦闘に参加するのが5人なら残りの3人の内1人は完全にサポート要員にされる、

例えば、料理や移動速度上げや経験値増加やMPあげて予備MPタンクとかそういう役目を押し付けられる、例え本人が親の仇を探している仇を殺すことしか生きている理由が無いというキャラでもPCを動かすプレイヤーの意思で料理を最大レベルまで上げさせられて料理を作る人になる。

そして仇を目の前にしても主人公であるPCの為にMPポーションを主人公にとか、かばうで肉壁、魔法反射を解く為の弱いサンダーとか、馬車で寝てるとかされる。


 流石にこの世界でそれは無いが、スキルポイントを振る権利はPCの俺にある。

まあ流石に出来ると言っても俺が勝手にスキルを決める訳にはいかないが、


 よしララさんと相談しよう♪

「ララさんよく聞いてくれ、さっきも言ったがララさんはレベルが上がりにくい対価にスキルポイントが3倍手に入ってるんだ」

ララさんが真剣に聞いてる、

「だけどララさんにはそのスキルポイントを使うことが出来ないんだ」

「つまり、今までのララさんの【技能派】は役に立ってないどころか足を引っ張るだけの存在なんだ」

「お母さんのスキルは役立たずなんかじゃない」とルルさんが怒りだした。

「いや、ルルさんそうじゃ無くて……」ルルさんが泣き出した。


 えーっ、ちょっとルルさ~ん話聞いて、、

「ちょっとルル!ちゃんと話を聞きなさい」とララさんが怒気を込めて言った。

「良いルル!今とっても大事な話をしているの!感情的になってぶち壊さないで!」とガチ怒りのララさん、

怒らせると怖いんだねララさん、リサちゃんがビビった理由良く分かるよとリサちゃんに向いて心の中で話しかけた、

リサちゃんはピシッと手と背筋を伸ばして直立不動だった。


 「話を続けて」とララさんが話しかけて来た、

ちょっとビビりながら「えっとだな、ララさんには使えないんだけど、俺には使えるんだそのスキルポイント」と言ったらララさんが嬉しそうな顔をして「そう、貴方のスキルになるのね」と、

「いやいや違う違う、ララさんのスキルになるよ」

「そうなの?」

「ああ、あくまで俺がいないとスキルポイントをスキルに変換できないだけであって、スキル自体はララさんが覚えれるんだ、というよりララさんにしか使えない」

「私がスキルを覚えれるのね」とララさんが聞いて来た。

「そう、ララさんが覚えるんだよ」


 「で、肝心な話はここなんだ」と一息ついて答えた。


 「……で、何を覚えたいの?」

「えっ、……選べるの?」とララさん不思議そうな顔をしている、

「ああ勿論選べるよ」

「……どんなスキルを覚えれるの?」

「ちょっと待って」

ノーマルスキルは覚えれるのは確定だがどれだけのポイントで覚えれるか調べよう、

取り敢えずスキル一覧、

でまずはノーマルスキルで黒になっているまだ覚えていないスキルを選択、

よし【矢直し】を選ぼう、


    【矢直し】

撃った矢を確率で壊れなくするスキル、


「紙とペンで書きとめて」

「ええっ」と言って鉛筆を胸ポケットから出してさっきのノートに書く準備をした。


 振り込むでスキルポイントを使う。

「レベル1にするのに1000ポイント、1から2に2000ポイント、2から3に3000ポイント…………9からMAXで46000ポイント……合計でえっと、……」

1405654SPになったから……、あれ?最初の数値何ぼだっけ?

「128000ポイントね」

流石に計算も早いな、

一応他のノーマルスキルも見て見よう、

   【ドラゴンスレイヤー】

龍種及び竜人族にダメージアップ、

   【頑固者】

【扇動】に惑わされにくくなる、

たふさが微あがる、


 うん、強そうなドラゴンスレイヤーも性格スキルも同じポイント消費量だ、

「多分ノーマルスキルなら今のララさんはほぼ12個のスキルを覚えてないからレベルMAXまで覚えれるよ」



 ……、


 ララさんの返事が無い、ただのしかばねの様だ、


 どうしたララさん?


 ……、


 ルルさんも見たらボケーってしている。

ありゃ?どうしたんだ2人は?


 「……貴方はやっぱり神様?」とララさん、



 いや、どっから神が出て来た?


 




明日も投稿します宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ