27話 バッドエンド直行選択肢
やっぱそういう事か、
分かってますよ、俺がただでモテるなんてありえないことは。
何かして貰いたいから対価として抱かれるって事ですね、
さあどうしょう?
正直聖人君子でもないからおいしいと思う、
こんな美女を抱けるなんて多分俺の人生で最初で最後だろう。
だがちょっと待て、
もしそれで抱いたら俺とララさんの関係はどうなる?
多分敵対はしないだろう、自分から言い出したんだから覚悟あっての事だろう、
じゃあ問題無い、
いやそうはならないだろう。
絶対心に傷がつく、当たり前だ、
敵対はしなくても良好な関係ではない、
つまり俺が何かしら危ない目に遭った時にリスクを覆う危険性があった場合は放置される危険性がある、
リスクを背負ってまで助けてくれるとは言えない関係にしかならない、
はっきり言うがララさんは絶対この世界のエリートだ、しかも王位継承権20位、
こんな女性と敵対しないまでも良くない関係にしてまで抱くという快楽を求めるのか?
いやリスクがでかすぎだろ、
それにララさんを対価で抱いた場合、どう考えてもルルさんとの関係も良好にはならない、
そして多分ルーク君も、そしてリサちゃんも、多分4人に嫌われるだろう、
ルーク君も今現在恩人と言ってくれてるがララさんを対価で抱いたらどうなる?
鑑定付けてくれた恩人とララさんどっち取る?と言ったらララさん取るに決まっている。
今までの話で考えたらルーク君はララさんから今までいろいろ教えて貰っているはず、
つまりララさんはルーク君の恩師に当たる、
鑑定付けた恩人と長いこと世話をしてくれた恩師、どっち取る?
恩師でしょ。
それにちょいちょい話に出て来たラルフ君もララさんの生徒だろう、
無論それ以外にもララさんに世話になった人は沢山いるだろう、
その人達を全員敵にまわして大丈夫か?
大丈夫な訳ないだろ!
下手すらこの辺一帯敵になるわ!
この世界はマジで何があるか分からない、この状況でこの辺一帯敵に回してどうなるって言うんだよ!
そんなことすれば詰むに決まってるじゃないか!
抱いた数日後に首だけ街に転がる羽目になるじゃねえか。
出来るかそんな事!
何そのバットエンド直行選択肢、そんな見え透いた罠に掛かるかボケ!
「で?」
「えっ」とララさんが少し脅えながらこっちを見た。
「俺に何をして欲しいんだ?」
ここは強気にかっこよく、どうせ抱け無いは確定なんだからそれならせめてカッコよく決めて好感度上げて後に続かせよう、惚れさせるは無理でも助けてくれる可能性を上げよう。
「ルル、リサちゃんとあっちに行ってて」とララさんがルルさんに向かって言ったら、ルルさんは「私も聞く」と声を上げていった。
少しララさんが考えこみ「分かったわ、じゃあリサちゃん少し席を外して」と言ったらリサちゃんが「リサも聞く」と返した。
う~ん、ララさんが困っている、
助け舟を出そう、「いやリサちゃんがいても大丈夫だよ」と言ったらララさんがすごく動揺して顔を赤らめた。
ルルさんはキッとこちらを睨み付けた。
何でだ?俺なんか失敗した?
リサちゃんもいるからスケベな話にはならないよって、つまり対価として体要求しないよって意思表示なんだが?伝わってない?
ララさんが意を決した様にこちらを見て「教えて欲しいのは【技能派】っていうユニークスキルの事なの、どういう性能のスキルなのか教えて欲しいの……対価は貴方の物になって尽くすわ」と震えながら答えた、
「お姉ちゃん駄目よ!お姉ちゃんはミネス公爵を継がなきゃいけない人よ!私が犠牲になるわ!」
犠牲って、俺のお嫁さんになるは犠牲ですか?何気に口悪いなルルさんは、
そしてやっぱりミネス公爵家の跡取りかよ、
ルルさんがこっちを見て「私が貴方の性奴隷になるわ」と悔しそうに言った。
「いや、要らないけど」
……、
空気が凍り付いた。
ルルさんが泣きそうだ、
「わ、私はそりゃ銀髪で美人じゃ無いけど、ジョブもレベルが上がりにくいのに【舞踏家】だし……、がさつで色気も無いけど……でも……料理は上手だもん!家事も一通りこなすもん!」とマジ泣きしそうになりながら答えた。
もんって♪思ったより子供っぽいな♪可愛いな♪だけどだからって言って手を出したら終る、堪えろ俺。
まあ体売るって言ってるのに要らないじゃ自分に女としての価値が無いと言われてると思うわな、
勿論ルルさんに女の価値が無い訳は無い、ただ手を出せないだけ、
「良く分からないんだけど、別に悪さする気は無いんでしょ?」と言ってやった、
ルルさんがあからさまに何言ってるのこいつ?って顔をしている、
ララさんが俺の意図に気付いて「ああ、勿論悪さする気なんてこれっぽっちも無い」と返した。
「じゃあなんでそんなにへり下るの?」と、
「俺は何をすればいいの?」
「私達のユニークスキルの【技能派】の効果を教えて欲しいの」
「だからその程度での事で性奴隷になるもんじゃないでしょ?」と返した、
そこで始めてルルさんが気付いた。
ルルさんが顔を赤くしているとリサちゃんが「ユウお兄ちゃんはいい人だよ♪」と、
ルルさんが「ありがとう」と返した、それを聞いてたララさんが「やっぱり私達3人がお嫁さんになるわ確定ね♪」とすごく嬉しそうに顔を赤くして話した。
「ねえねえ?ユウお兄ちゃん」とリサちゃんが服の裾を引っ張った、
「ん?何かな?」
「性奴隷って何?」
……、
失敗した。
明日も投稿します。
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