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24話 この世界マジで詰んでる

 「ミスリルが採掘出来なくなるって急に?」

「ええ急によ、古い文献にミスリルを見つけ採掘している途中ミスリルだった物が光ったと思ったら鉄鉱石に変化したという記載があるわ」とララさんが、

まじかそれ、やっぱりこれはゲームの様な世界だな、

じゃあどういう理由でゲームの様な世界なんだ?

まずどんな世界かだ、

1、完全な仮想現実、リアルなデーターの世界、

2、現実の世界に誰かが何かをしてゲームの様にしている、

3、只の俺の妄想、


 3は無視で、1なら多分宇宙人か未来人が関与、2なら宇宙人か未来人……、一緒じゃねえか。

う~ん、


 ……、


 結局の話、どうでもいいな♪

だってやる事変わらないもの、現実であろうと仮想現実であろうと、今現状で大事な事は生活することだもんな、分からなければ分からないでいい、というか俺にどうしろというんだ?

まさかこのゲームのような世界を創った神をその神が与えたスキルとかで倒せと?

俺が神でも自分を殺せるようになるようなスキルは与えない、

ちゃんと調べてからどうあがいても自分に傷1つ与えられない程度の加護しか与えんわ。


 「死ねええっ神っ!」

そう言ってミツマサはスキル神殺しを唱え神に飛び掛かった!

「馬鹿な!我が与えたスキル神殺し(チェンソー)で我が滅びるというのかあああっ!」

真っ二つにされていく神、

「お前は人間を舐め過ぎたんだ!」とミツマサはほざいた。


 はいはい、

何だその売れない漫画家が考えた物語は、神が自ら与えた力によって滅ぼされるとか何その馬鹿神は?

そんな馬鹿が神になれるか、

常識的に考えて無茶ぶりにも程があるだろ与えられたスキルで与えた神を倒せとか、


 「それであなたはどう思うの?」とララさんが聞いて来た。

はい?何をですか?

「ミスリルが鉄になる事よ」

ああその話の方ですか。

「そんな現象が普通の事かどうかって話」

「ミスリルが鉄になることが普通の自然現象かどうかって事?」

「ええ、普通の事なの?」


 「有り得ない……」

「いや、俺の世界には魔力が無い世界だからもしかしたらミスリルが鉄に魔力が籠ってる物かもしれないから一概にそうとは言えないんだけど」

「ミスリルは魔力を弾く金属だからそれは無いわね」

「でも飽和状態だから弾いてるだけかもしれないし」

「そういう可能性もあるけど鉄じゃ無くて鉄鉱石だから」

「鉄鉱石か……」

「ミスリルに質の違いはあるの?」

「無いわ、採れるミスリルは皆同じ性能よ」

「それなら無いな」

全部同じ性能なら有り得ないな、魔力の籠った鉄の部分と魔力の籠った銅が同じ物なんて、

「そうなのね……」

ララさんが黙りこくった。

「50年経つとミスリルは消えるの?」

「採掘されてないのはね、採掘されたのは消えないわ」


 「植物も急に消えたり生えたりするの?」

「消えはしないわよ、ただほぼ同時に枯れるのそれもおかしな植物ばかりね」

「おかしな?」

「そう例えば、ネチャネチャ草はものすごく引っ付くの」

「それがおかしいの?」

「ええ、葉っぱの部分がすごくネチャネチャするんだけど、それだけ」

「それだけ?」

「普通そういう植物は種を運ばせる為にそういう風になってるのよ、引っ付き玉って言うあだ名があるモミオモとかはね、引っ付く部分が種で他の場所に運んで貰う為にそういう仕組みになってるの」

「勿論それは他の場所で繁殖する為にそんな事をするの」

「でもネチャネチャ草はネチャネチャするだけなの」

「ネチャネチャする葉っぱに触れると手に葉っぱが付くの、問題は根っこごと付くならまだわかるんだけど何故か簡単に葉っぱの部分が千切れるの」

「なのに何故か葉っぱの根元を持って引き離すと簡単に引き離せるのよ」

「普通手に少しはネチャネチャが残るはずなのにそんなことも無くね」

ん?それって……、

「バクバクの実はもっとおかしいのよ、投げて地面なり魔物何かに接触すると爆発するんだけど、何故か投げずに叩いても爆発しないのよ」

「でもそれだけ、実だから中に種が入っててそれで生息地を広げるのかと思ってたけど種が入って無いの」

「普通に根っこが育って繁殖するの」

「それに実の部分の中が空洞で小さな穴が開いてて栓が出来る様な茎が付いてて、まるで中に何かを入れて投げて魔物を退治するアイテムになるって感じの実を結ぶの」

あかん、それは完全に……、

「ミドヒル草は葉っぱが回復薬になるの」

「ポーションより回復量が小さいんだけど、水に混ぜると聖水という弱い魔物除けの薬になるしポイゾナ草と混ぜると毒消し薬(中)になるの」

「これ貴方はどう思う?」


 完全に調合アイテムだあ!




 これやばくね?

ランクが上がれば強い武器と防具、そしてアイテムが手に入る様になってる……、

やばい、やばいぞこれ、

完全にこれゲームの世界だ、

ゲームの様な世界なんかじゃ無かった、ゲームの世界なんだ、

ゲームの世界だからやばいんじゃないゲームの世界にしているからやばいんだ、

何でゲームの世界にしているか?


 決まってる、



 遊んでいるんだ……人間で……、


 この星全てが誰かが作ったゲームなんだ。

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