23話 ミスリル
あれ?ミスリルはあるんだよな?
ミスリルは地球に無い金属だけど、それって鋼より劣るの?
あくまでイメージだけど鋼より強いはず、てか鉄より強いはず、
なのに何で鉄装備で挑むんだ?
普通ミスリル装備で挑むだろ?
「ミスリルって鉄より弱いの?」
ララさんルルさんが驚いている、
「そんな訳ないでしょ」とルルさん、
「もしかして貴方の世界にミスリルは無いの?」とララさんが返した。
「ああ、俺達の世界ではミスリルは空想上の金属だ」と返したら、
ララさんがものすごく考えこんだ。
「あなたの世界で空想上の金属……、なのにこちらの世界では存在する……空想の金属がこちらの世界では存在する?、貴方の世界の空想と私達の世界がつながっている?……、それじゃあまるで私達の世界が貴方達の空想上の世界みたいじゃないの?」と、
どう返せばいい?ああそうだ、俺たちの世界のよくある妄想の世界だと言うか?
「偶々あなたの世界の空想と私達の世界が一緒だっただけ?」
「それで貴方が私達の世界を夢見たから繋がっ『それは無い』」
そんな訳あるか!
自分の想像力で次元に穴開けるとか神レベルの現象だろそれは、
自分に神レベルの想像力がある訳ない、百歩譲ってそれが簡単に起こるとしても俺がやる前に誰かが起こしているわ、
「そうよね、もしそれが可能ならもっと前にそれに近い事とか何かしらの現象が起こって無いと」
「じゃあ貴方がこの世界を生み出した神って可能性も?」
「無い」
どう考えても俺が神とか有り得ない、
「そうよね♪流石にそれは無いわよね♪……」と言ってるが疑ってそうだ、
いや無理だよ、そんなとんでもない期待値を込められても……、
「じゃあこちらの女神様がこちらの世界を理解出来る世界と繋げた?」と、
「どうゆう事?」
「女神様は貴方に何かをして貰いたいんじゃないかしら?」
「それならこの世界が分かる世界の住人の方がいいでしょ」
「だからミスリル鉱石なんかも知ってる貴方の世界の住人の貴方を連れて来たんじゃないかしら?」
ん~、どうだろうか?そっちの世界を知ってるならもっとそっちの世界に似た世界の人を連れてくるんじゃないか?
はっきり言えば魔法が使える世界の住人を、
というか、そもそも魔法がある世界というのが地球人にすればおかしいんだが?
ミスリルだってそうだ、ミスリルという金属があるならミスリルという金属がある世界の住人が呼ばれるはずだ、地球の人間を連れてくるはずが無い、
そもそもミスリルって何だ?
地球にある金属の別名?
いやそれなら鉄とかもそうなるだろ、
じゃあミスリルは……、
1地球ではまだ発見されて無い(造られてない)金属、
2地球には無い原子で出来た金属、
1は無いと思う、何故なら合金が無いから、自然にミスリルが存在するとは考えられない、
じゃあ2か? 地球には存在しない原子を含む金属、……それもちょっとな……、
そう考えたらこの世界、魔力やミスリルがある世界に俺がいるという状況で一番可能性がある答えは……、
俺は実は交通事故か何かにあの時に遭って今見ている世界が病院のベットにいる俺が見ている夢、
……、
嫌だけどこれが今一番可能性が高いんだよな……、
常識的に考えるならやっぱりこれしかないんだな……、
よし忘れよう!
仮にそうだとしてもそれなら足掻き様が無い、現実の世界のお医者さんに託そう。
で、今やる事はこの世界が現実の場合だという可能性を考えて馬鹿な事しない様に生きるだ、
そうだよな、もし夢なら覚めたら終わりだからってララさんをレイプしたりして無茶苦茶しても大丈夫だでやって、これが夢じゃ無かったになったら只の強姦魔になるだけ、人生終わりになる。
ってかそもそも夢だとしてもそんなことしちゃいけないし、
普通に生きるが正しいわな、
「取り敢えずその話は置いておこう、情報が少なすぎる」といったら納得した。
流石に話が早い、
よし、じゃあ本題の何故ミスリルで攻略しないのかを聞こう。
「何故ミスリルで攻略しないの?」と聞いたら、「高いからよ」と返された。
市場の問題か、
「貴族がミスリル欲しがるのよ、ダンジョンに挑まないのに……、それもまだ剣とかならまだしもアクセサリーにして身を飾るのに使うのよ、それで冒険者が買えなくて鉄装備で挑んで亡くなるのよ」とララさんが憤慨した。
うわっ、それは緊いわ、遊びで質のいい武具の材料消費するとか貴族は馬鹿なのか?
「それに今は全く取れないのよ」
「鉱山が枯れたのか?」
「ええ、ランク3のダンジョンが攻略されて50年経ったからもう取れないわ、多分だけど」
「どういう事?ダンジョン攻略と何が関係しているの?」
「この国アベルサリアの歴史に何度かランク3のダンジョンが攻略されてるんだけど、攻略された後50年間はミスリルが大概の鉱山から発掘されるの」
「だけど、攻略されなくなって50年経つとどういう訳か採れなくなるの」
はあ?何それ?
「ミスリルだけじゃなくネチャネチャ草やミドヒル草、バクバクの実、なんかも採れない、というよりそれが採れる植物が育たなくて絶滅するの、でも何故かランク3のダンジョンを攻略するといたるところで生え出すのよその植物が」とララさんが言ってきた。
……、
まじゲームだな、
時間を変えて実験したが結果は微妙、
少し上がったが偶々でかたずけれるくらいだった。
取り敢えず当分この時間でしてみます。
後、勝手にランキングを是非ともお願いします、
INが1ポイントでもあると検索ページが30ページ位になるのでものすごく宣伝になります、0ポイントだと800ページくらいになる為まず検索されません。
20話に1回くらいの割合でやって貰えるとものすごくありがたいです。
是非ともよろしくお願いいたします。




