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22話 やってはいけないテンプレ

 「いつまでその冗談続けるのよ」とルルさん激怒、

ララさんがすごく真剣な顔をして

「ルル、いい?……これは冗談じゃ無く本当の話よ」と言った。


 えっマジで? 

マジで俺と結婚する気があるのか?

「お姉ちゃん冗談だよね?」とルルさんが

「だから冗談なんかじゃ無いわ」とララさんが、

「何でそうなるのよ」とルルさん激怒、

「簡単に言うとお金持ち」

またそれか、

「それに加えて異世界人で文明レベルが高い所から来ているから貴族でもないのに理論的、理性的、理知的、更に文明レベルが高いから私達も知らない事を知ってる」

いや文明レベルが高い所から来たからと言って知識があるとは限らないぞ。

それに俺は理論的でも無い、理性的でも無い、理知的でも無いぞ。

「いや、あまり勉強してないから知識は殆どないぞ」

「何言ってるのよ鋼を知ってたでしょ」とララさん、

「いや詳しい作り方なんて知らないぞ」

「存在を知ってるだけで十分よ」

何で存在を知ってるだけで十分なんだ?

「何で?」

「だって鋼が存在するって事でしょ?」

「存在するなら出来るって事の立証でしょ」

「つまり出来ないのに出来ると思い込んで本当に無駄な努力を省けるって事になるからそれを省けるだけで価値があるわ」と、

言いたいことは分かるが、流石にそれだけでは価値があるとは思えないんだけど?

結局できなければ意味無いは覆らないからな、

まあそうだな、鉄と炭素が有れば出来る、

流石に異世界だから鉄と炭素合わせても鋼は出来ないという事は無いと思うが?

「そうだけど、鋼の存在を知ったからと言って鋼を作れるとは限らないぞ」

「正直詳しい作り方なんて知らないぞ」

「ええ、それだけで十分よ」

「うふふっ♪」ララさんが笑い出した。

何がそんなに可笑しいんだ?

「どうしたんだ?」

「だって貴方鋼の作り方を知らないって言ったから」

ん?何でそれが可笑しいんだ?

「もうそれだけで十分どころか、十二分通り越して三十分よ」と答えた。

「それに鋼の存在を明かした処か作り方のヒントもちゃんとすでに教えてくれてるのよ貴方はすでに」と、

「ね?ルーク君♪」と言ってルーク君に話しかけた。

あっルーク君まだ帰って無かったんだ。

「そうですね、もう三十分は貰ってますね」とルーク君が答えた。

ルーク君も言うなら既に俺は何かしらのミスをしていることになる、

だが何だ?俺は何をしてしまったんだ?

「ほら、ルーク君早く帰ってお母さんに言わないとラルフ君の話が聞けなくなるわよ」とララさんが、

ラルフ君の話ってなんだ?

「ほら後でちゃんと教えてあげるから♪」とララさん、

「分かりました」と言ってルーク君が物凄く走って帰っていった。

分からん、なぜここでラルフ君が出てくる?

ラルフ君も関係するのか?

「あっ、ラルフ君は関係無いわよ、それはまた別の話だから♪」とララさんが嬉しそうに話した。

駄目だ全然分からん、

ルルさんを見たらルルさんも分からないみたいだ。

リサちゃんも、

 

 「しょうがないわね、じゃあ答えを教えるわ、答えは【作り方を知らない】よ」と、

??何でそれが答えになる?

「だって作り方を知らないって事は鋼は作り出すものって言ってることになるでしょ」と、

ん?作り出す物?ん?どういう意味だ?

「つまりそれって鋼がどこからか採掘する物じゃ無いって言ってることになるでしょ」

「それは採掘する物じゃない作り出す物、作り出す物なら生み出す物って意味でもある」

「それならどうやって生み出すか?って事になるんだけど」

「赤ちゃんを産むにはお父さんとお母さんが必要」

「そう考えたなら答えは何かと何かを合わせて生まれる物」

「当然金属と金属を混ぜた物って事でしょ」とララさんが少しどや顔でこっちを見て来た。


 うわあ~、合金の概念に気付きやがった。

やばい、この世界の人が5000年気付かなかった事に気付かせてしまった。

あかんコロンブスの卵だ、スキルの所為で合金って発想が無い世界の人に合金教えてしまった……、

どうしよう?完全に今僕は歴史を変えてしまった。



 いや、歴史は変えてない、ただ進めただけだ、

だから問題ない、そうだよ何も悪くは無い、ってかそれ言い出したらなろうの主人公なんてもっと世界を混乱させてるぞ、人間と魔族の共存していた世界を魔王倒して完全人間有利にしたり、只の悪役令嬢で終わる人生の人を科学無双、料理無双、化粧品無双、衛生無双して王族を叩き潰して新しい国にしたり、魔法が消失した世界で魔法復活させたりしているぞ、

それに比べたら合金の概念教えるなんて大した事無い。



 大した事あるわ。



 もしかしたら、ダンジョン攻略一気に進むかも?

合金だからな、そしてランク6に突入して世界崩壊起こったりして……、


 「ねえ?ダンジョン功略今はランク3なんだよね?」

「そうよ」

「そのメンバーが装備しているのってどんな装備?」

「鉄の剣とか鉄の鎧とかの鉄装備よ」と、



 完全に攻略進むわww

完全にやってしまったわww

何かしてしまいましたか?状態だわ。

ついに普通にテンプレしてしまった。

主人公の所為で世界が変わるというテンプレ、

一番やってはいけないテンプレ、



 一番最初のテンプレがこれかい!



この時間の方が見て貰いやすいと聞いたので予約掲載してみました。

結果によってはこれからはこの時間にします。

後小説情報の作者名から私のマイページに飛べるようにもしました。

と言っても活動報告なんて何も書いてませんが(笑)

小説情報編集の作者名に作者名書いたら飛ばなくなるって罠だよね。

してやられた。


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