21話 確定事項
まさか、ランク9まであるダンジョンのランク4までしか攻略できてないとか、
この世界マジで詰んでないか?
それに多分だがランク10もあると思う。
ララさんはそこの所どう思いますか?
「最大ランクが9なの?」
「把握しているのがよ、もしかしたらランク10以上あるのかも知れないわ」とララさんが、
やっぱりララさんもそう思ってたか。
「ランクはどうやって分かるの?」
「ダンジョンを鑑定すれば分かるわ」
「ランク9に入ったことがある人っているの?」
「いないわ、ランク6からは鍵がかかっているのよ」
「正確には見えない壁ではばまれるのよ、多分ランク5を踏破しないとは入れないんだと思うわ」
うん多分そうなんだろうなゲーム的に……、それかランク1~5クリアでか、
で、何かしらのイベントが起こってランク6以上に入れるようになる。
もしかしたら私死華(私の死に様に華を添えて)の様にランク5のボス倒した途端ランク6以上に入れるようになりランク1~5の難易度が上がるとか?やばいぞそれは世界がガチで詰むぞ。
いやあれは一人用だから、MMORだから大丈夫だろう、
MMORだよな?
いやこの世界がMMORの世界という確証が無い、
てか異世界人が俺一人だからMMORじゃない気もするし……、
どうしよう?先のイベント進めたらEF6みたいに世界が崩壊するとかに成ったら?
そうなったらマジで世界詰むぞ、いや世界崩壊させてるけど、
取り敢えず、ダンジョン攻略はランク5ボス手前でやめておこう。
それにこの世界の人がランク3で止まってるんだから俺がランク4に行ける保証も無いしそこは大丈夫だろ。
取り敢えずダンジョンの話は置いといて次何の話にしようかな?とおもってたら、
ララさんが「ルーク君今日泊まっていきなさい、ただしお母さんに言っておきなさい」と、
ルーク君が「分かりました、じゃあリサ一度帰ろう」と、
「リサちゃんは夕飯の手伝いして欲しいから」と、
「じゃないと、お父さん達もここに来ちゃうでしょ」と笑いながら言った。
何故リサちゃんが帰ったらお父さん来るんだ?
リサちゃんが帰ったら……「ただいま、お父さん、リサね、旦那さんが出来たの♪」
……来るわ、確実にお父さん俺を殴りに来るわ。
そしたらルーク君が「そうですね、じゃあリサは夕飯のお手伝いしていてね」と言って帰ろうとしたら、
「ルーク君今日はハンバーグだから楽しみにしててね」と、
「ハンバーグ♪ ほんと?ララお姉ちゃん今日ハンバーグなの?」
「そうよ、それもランブルボアかオークかブリザードフロッガーの合い挽きよ、まあ売ってたらの場合だけどね、多分大丈夫だと思うけど今日がごちそうは絶対だから安心して」
ちょっ、かえるうううっ、普通にカエル食うのか?いやカエルは鶏肉みたいで美味いと聞くが……、
まあ食うしかないか、多分だがカエルは食える気がする、そのまんまの姿はきついがハンバーグなら大丈夫、食ったことは無いが食ってみたいと思ってたし多分大丈夫、
逆にオークの方がやばいかもしれない、オークって豚人間だよな?
2足歩行の豚……、手に棍棒持って戦う人型モンスター……、いけるか?
今ならいける気がする、只直に見て人間みたいな行動取っているのを見たら無理だわ。
今のうちに食っておくべきか?
「やったああっ♪今日はレアドロ日だああっ♪」リサちゃんが歓喜の声を上げた。
何だレアドロ日って、レアドロってレアドロップ?ラッキーデイみたいなもんか。
「すいません、ララさんルルさん」とルーク君が思った以上に神妙になる。
肉高いのか?異世界だからやっぱり肉高いんだろうな、それかオークが高い肉なのか……、
オークの肉が高いって感じだよな、ホーンラビットの肉が無かったし、常識で考えたらホーンラビットで俺の強さを試すと言っているから魔物の中で1,2を争うくらい弱いと考えるのが当たり前、
つまり弱いから倒すのも簡単=簡単に手に入る=安い、
オークはイメージ的にゴブリンなんかより強い、中級冒険者の敵って感じがするからそれなりに高いんだろう、
「ちょっ、お姉ちゃんそんな約束勝手にして、今の状況解っているの?」とルルさんが言ってきた。
「あら?ルルどうしたの?」
「どうしたのじゃ無いわよ、これからお金がいるようになるのよ、それ解っているの?」とルルさんが、
「えっ何で?」とララさんが返した、
えっ、ララさん?
「何言ってるのよお姉ちゃん、今日からこの人雇うんでしょ」と指を差された。
そうだよな、人一人雇うんだから経費が掛かるそれもレベル1だから役に立たなそう、育つまで金の出費を抑えたいのは当然だ、
「何言ってるのルル?千円札売るのよお金入ってくるでしょ」とララさん、
いや、それ俺の金……、まあいいけど流石に全部は嫌だけど半分ならいいぞ。
「それはこの人のお金でしょ、何で家のお金だと思っているのよ」と、
ララさんが「あら?夫の財産の半分は妻で分けるのよ500金貨としても半分の250金貨、私とルルとリサちゃんで3等分私達は166金貨よ」と笑いながら言った。
「いつまでその冗談続けるのよ」とルルさん激怒、
……、
ララさんがすごく真剣な顔をして、
「ルル、いい?……これは冗談じゃ無く本当の話よ」と言った。
えっマジで?
マジで俺と結婚する気があるのか?




