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17話 ララさん無双

 死んだ命を生き返させてやったんだからお前の命は俺の物、どう使おうが俺の勝手だろうがという考え方、


 つまり、俺詰んでないか?


 はっきり言えばトラックに轢かれて気付いたら異世界に居た、よくあるテンプレだがこれって完全に死亡フラグより酷い地獄フラグだよね。

完全に悪意又は俺の命をどうでもいいと思ってる感じの神に生き返せたという貸しを作っているんだから、

それを盾に取られたら言う事聞かなければならない。


 安全に平和的に生きれる人生を歩める可能性のあるパターンは?


 ……、


 数多くいる異世界転移者そのうちの一人!


 そうだそのパターンなら助かる、

今までに何人も異世界人が来ていて俺はそのうちの一人って場合、

神はそのうちの一人の俺に左程興味が無い、

これなら大丈夫だ、それなら神が「へ~こいつこんな人生歩むんだ」くらいにしかならない、

それなら俺の人生にとやかく口を出さない、普通の人生を歩めるぞ。

そうだ、確かララさんは俺を異世界人と速攻気付いた、

つまり、今までにそんなことが起こっていた!

その中でも特に特別なスキルも与えて貰ってない俺はその他大勢のうちの一人、

神の興味が殆どない=神に関与されない人生、

つまり自由に生きれるって事だ、

そうだララさんに確認しよう!

「異世界人ってよく来るの?この世界に?」

皆がはあ?って顔をした。


「……来るわけないでしょ、たぶんあなたが初めてよ」と、


……、


「……そうか……」

しかしそれだと異世界人が来たこと無いけど俺が異世界人だと気づいたことになる。

まあララさんだから、もうそういう人と考えよう、

じゃ無いと知能指数200とかの世界で120の俺が生きていかなければならない、

それは辛い、よしそこは割り切ろう。


 で、今の状況異世界人は俺が初、


 はい、消えた、その他大勢だから関与されない可能性。



 詰んでるな俺の人生……どうしよう?



 「ねえ?」

ん?ララさんが話しかけて来た、

「もしかして、なぜこちらの世界に来たか?を考えてるんじゃない?」

んっ、流石ララさん俺が何を考えこんでいるのかを見透かしている。

「あなたがこちらの世界に来た理由は女神様が関与していると思うわ」とララさんが言った。

「で女神様は300年前にリデイア山脈で大噴火の人的被害を止めてることから考えると、まず人が良い事、その上300年間人間に関与してないことから考えて、貴方をこちらに呼んだけどだからと言ってあなたの人生を何かしようとは考えて無いと思うわ」と、


 くっ、なんだその答えは、何でそこまで俺の欲しい答えをくれるんだ?

完全に俺の考えてたことを見透かしてるだけじゃ無く俺が求めていることまで理解している、

ホントやばいなララさんは絶対敵にしたくはないぞ。


 ……、


 そうだな、ここで可能性ばかり考えても仕方ない、

来たら来たで考えたらいい、

その時に考えればいいだけの事、

取り敢えず今やる事を考えよう、


 「分かった、じゃあ俺が良い男の理由の続きを聞かせてくれ」


 「分かったわ♪」

「さっきの続きだけど千円札から高度な文明を持っていることが分かる」

「そして今までの受け答えから、……正直に言っていい?」とララさんが聞いて来た。

「勿論だ、正直に行って貰わなければ意味が無い」

「そう、怒らないで欲しいんだけど、今までの受け答えから学者の様に深く物事を考える様な考え方ではないけれどそれなりの発想力を持っている事が伺えるわ」

「それに学者ではないのに2の乗数をそらで言える事と高度に発達した文明を持ってる世界から来た事を考えると、それなりの考え方が出来るようになる勉強を受けた形跡がある」

「多分子供達に勉強を教える機関があってそれで学んでいる、魔法学校みたいな魔法を教える学校の様な制度の計算……いえ、一般常識を教える学校が彼の世界にあると思う」


 ……、


 マジ天才だわ、今までの話だけで義務教育の存在を嗅ぎ付けやがった。

おいおい、どこまで無双するんだこの人は、


 「うん、子供達に最低限の教育を施す機関が俺の世界にはあるよ」

「本当ですか!それは素晴らしいですね」とルーク君が目を輝かせてる。


 「こっちの世界には学校が無いの?」

「さっきも言った魔法学校はあるわよ、でもそれは貴族だけが学べるだけで普通の人には魔法を使う事すら無理なのが現状よ」


 魔法!


 やっぱり魔法がある世界か♪

やったああっ、夢が叶う、魔法が使えるとかマジ異世界転移有り難うだわ。

これだけで来た理由がある♪

あれ?でもさっき普通の人には魔法が使えないって言わなかった?どういう事?


 「普通の人には魔法が使えないってどういう事だ?」


 「あなたの世界では誰でも魔法が使えるのね、でもこちらの世界では殆どの人が使えないわ」

「いや、俺の世界じゃ魔法は空想の話、存在しない」

「そうなの?でも魔法に関してそんな驚いているように思えないんだけど?」

「いや、そういうたぐいの話、物語が沢山あるんだ、だから普通に魔法があることは受け入れられるんだ」

ララさんが少し考えて「それでもそれはあなたの世界では空想の話でしょ?何でそんなに簡単に受け入れられるの?おかしくない?」

「いや、そういう話っていうか、ゲームが多くてだな、物凄く身近にあるんだ、だからだよ」

「それ、さっきと同じようなこと言ってるだけだよね?」

うっ、


 「もしかして、貴方?現実と妄想の違いが分からない人とか言われない?」



 いやあああああっ

何で妄想の世界みたいな住人に妄想癖って馬鹿にされるんだあああ


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