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15話 結婚する理由

 ララさんが「そうね……、取り敢えずお嫁さんにでもして貰おうかしら♪」と、

少しいやかなり怖い笑みを浮かべた。


 あれ?なんかテンプレと違う気がしますが?


  [お姉ちゃん!」とルルさん、

「ララお姉ちゃんずるい!私もユウお兄ちゃんのお嫁さんになりたいのに」とリサちゃん、

あっテンプレだ、3人の女性が俺を取り合ってるぞ、マジか?なぜこんなハーレムに?

「大丈夫よリサちゃん、3人でユウさんのお嫁さんになればいいのよ」

「違ーう、私はお嫁さんになりたい訳じゃないわよ」とルルさんが怒ってる、

あっ違ったルルさんは普通にお姉ちゃんの意味不明な行動に怒ってるだけだったわ、

調子に乗ってたわ、でも2人いる時点ですごいよ、

「まあまあ、取り敢えずリサちゃんが第1夫人で私が第2夫人でルルが第3夫人って事でいいかしら?」

「だから私はお嫁さんなんかになりたい訳じゃない」とルルさん更に激怒中、

「ねえねえ?第1夫人ってどういう意味?」とリサちゃんがルーク君に聞いてる、

「第1夫人は一番偉い又は一番最初のお嫁さんて事、第2夫人が2番目で第3夫人が3番目ってことだよ」とルーク君が返した、

おい、8歳児に教える事じゃないぞルーク君、

「じゃあ、私は第3夫人がいい♪」とリサちゃんが、

「あら♪リサちゃんは第3夫人でいいの?」とララさんが、

「うん、ララお姉ちゃん達の方がお姉ちゃんだから♪」

ええ子や、ホンマええ子や、

「じゃあ♪第1夫人貰っちゃお♪」とララさん、

何でそんなテンション高いんだよララさんは、

「お姉ちゃん冗談はいい加減にして」とルルさんが怒ってる、

そうだね、冗談だよね、

「あら?冗談なんかじゃないわよ」とララさんが、

おいおい、冗談じゃ無かったら何なんだよ?

「冗談じゃ無かったら何なのよ、今日初めてあった人のお嫁さんになるって」と、

被った、そして超正論来たあっ、

「ルルは奥手ね♪そんなんだったらいい男逃すわよ、というか逃がそうとしているわよ」とララさんが返した。

いい男?俺の事?何でそうなった?

「どうしてこの人がいい男になるのよ」

ぐさっ、痛い痛いよルルさん、

確かにいい男とは言えないけどそこまではっきり言う?

「あっ、違う、別にいい男じゃ無いって意味じゃ」

「いい男かどうかわからないって意味よね?」とララさんが、

「そうよ」

「それは分かるわよ♪」とララさんがはっきり言った。

えっ何でそれ分かるの?


 まさか?鑑定?いや流石に鑑定では無理だろ?

じゃあユニークスキル?リサちゃんみたいな【運命の出会い】みたいなのがあるのか?

「どうして分かるのよ?」とルルさんが聞いてる。

あっ違う妹が分からないからユニークスキルじゃ無いわ、

実は妹にも内緒のユニークスキルがある可能性もあるが、まあ違うだろ。

「簡単よ♪」とララさん、


「さっきの千円札?売ることが決まったわよね」と俺に聞いて来た。

「ああ、商会の会合に持っていって売って貰うつもりだけど」

「正確にはそこで見せて後日オークションにかける予定だけど」

「多分金貨1000枚くらいにはなるわ、悪く見積もっても500枚は固い」

「つまり、あなたお金持ちなのよ」


  ……、


 ああ、金持ちだからいい男ね。

うん、分かるよ、うん、

……そうかそういう意味か、打算的な考えね、



 ……ファンタジーじゃねえな。


「お姉ちゃん!お金がすべてじゃ無いわよ」とルルさん激怒。

「勿論よ、それだけじゃ無いわよ、彼は異世界人なのよ」とララさん、

何だ?異世界人だと何かあるのか?

「彼の持ってたもの千円札を考えて見て?」


 ……、


 「お金ですね」とルーク君、

「そうね多分、でしょ?」とララさんがこちらに聞いて来た。

「ああ」

「それがどうしたの?」とルルさん、

「だからルル、もう少し頭を使いなさい」

「つまり、ユウさんは僕達の世界より高い文明を持ってる所から来たという事ですね」ルーク君が答えた。

やばい、マジで異世界人賢過ぎる、絶対仲間にしなきゃ、

「1000と書かれてて千円札、10進数なら1000倍だけど、」と言ってララさんがこちらを見た、

「あなたの世界も10進数なの?」と聞いて来た。

「ああっ、10進数だ」

「それは指が10本だから?」

「いや何でかは知らないよ、多分指が10本だからじゃ無いのか?」

「じゃあ長さの単位は?重さの単位は?あなたの身長体重は?」

「ララさん気持ちは分かりますが話が変わってます」

「そうね、後で聞くわ、紙にしたのは多分だけど流通の為でしょ」

「で偽造されないためにこんなに大掛かりな細工してるんでしょ」

「うん」

「その事を考えて金貨や銀貨ほどでは無く銅貨くらいの価値のお金だと思うの?」

「1000円はなりたての冒険者が一日働いたくらいのお金だと思う」

「まさか!僕の鑑定をいきなりレベル2にする価値があるんですよ!」

「ルーク君それは関係無いと思うわよ」

「こちらの世界では鑑定を付けれるって凄い価値があってもユウ君の世界では鑑定を付けれない、いやスキルなんて無いんじゃないかな?」

全員がびっくりしている、とんでもないことを聞いたように、

「ああ、俺の世界にはスキルなんて無い」

ララさんを除いた皆が驚いている、リサちゃんですら、


 「やっぱりね……本当に異世界ね」




 お前が言うんか~い






3点リーダーを覚えました。


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