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133/133

133話 ハーレムは苦行?

 予約がいっぱいでした、どうしよう?


 そうだ!


 「ラルフ君を入れたい理由は?」と超ド直球に聞いてみた。

「だからその理由が無くなったという話をしてるんだけど?」とララさんが不思議そうに聞いて来た。

「その理由が無くなった割にラルフ君を入れたがってるよね?それは何で?」

「それは……」と言い淀み、もの凄くバツが悪そうに「知り合いだからよ」と、

やっぱりそういう事か、コネ入社とか嫌がるタイプね、

コネ入社は必要悪というか必然的なんだけどね、

「じゃあそれが理由で良いんじゃないかな」


 「えっ?」

「正直な話パーティーポイント振り込みとノーマルスキル振り込みと鋼装備で戦力的には今までの常識を覆せる、異世界人だからね」と言ったらララさんの顔が何とも言えない顔になって「そうね」と答えた。

「そうですね」と何とも言えない顔のルーク君、ルークお前もか!


 「だけどその為に明らかにこの世界の住人と違う言動や考え方をするし、何よりこの世界の常識が分からない」

「ああ、うんそうね」と冷めた目で見てくるララさん。

「ですね」とルーク君、ルークやっぱりお前もか!


 「だから俺のパーティーメンバーに必要なのはパーティー能力が高いでも無く、凄いユニークスキルでも無く、俺の正体を秘密にしてくれる人物なんだ」

そう言うとララさんとルーク君が喜んだ。


 「じゃあ、ラルフ君をパーティーメンバーに入れるのね」

「うん」と頷くと二人は安心した。


 「じゃあ取り敢えずランク3攻略のパーティーメンバーはユウ、私、ルル、ルーク君、ラルフ君、リサちゃんで」

「無論これはその後の状況によっては替えるわ、14歳のアミーが凄く良いユニークスキルを手に入れたりリサちゃんの肉体的な成長が余りに遅かったりしたらね」

「多分無いと思うけどユウ、私、ルル、シシリー、ナナリー、セシリーで挑むってのも有るわ」

多分ララさん的の最大戦力、

「じゃあそれで挑む予定では無い理由は?」

「無論戦力を一点集中させて負けて、残ったメンバーではもう攻略は無理とならない様にする為よ」


 言いたい事は解る、けど……、

「そしてなによりシシリー、ナナリー、セシリー、サーリア、ミミ―、ラビ、ビビには貴方の子供を産んでもらいたいのよ」と真剣に言って来た。

「どうしてそんなに俺に子供を作らせたいの?」

「どうしてって貴方のその不思議な能力が有る子供が沢山居ればこの世界が救われるからよ」


 ……、


 あっ、そうかそういう事か!

ララさんは根本的な部分で思い違いしてるんだ。

「残念だけどパーティーポイント振り込めるとかスキルポイント振り込めるのは遺伝しないんだ」

「どうしてそう思うの?」

「それは地球人の特徴では無くて科学力、世界の理を調べて得た力で手に入れた二次的な力だから俺の子供でもパーティー能力を上げたりは出来ないぞ」

「それは分かってるわよ」と笑った。


 えっ?何で笑うの?

「要はパーティー能力を振り込めるのは科学の力でその様にしているからでしょ?」

「うん」

「で、それは地球人なら出来る様にと言うか地球人用と設定(・・)しているから遺伝しないと言いたいんでしょ」

「うん」

「じゃあ貴方がパーティーポイントを振り込めるのは何で?」

「それは地球人だから」

「じゃあ貴方を地球人と判断した判断基準は?」

「それは遺伝……えっ?」

「なら半分地球人の血を引いた貴方の子供が地球人判定される可能性も有るわね」

「確かにそうだけど……それだと判定されないなら全員判定されないぞ」

「でしょうね」と言い「だからって可能性があるのにしないはおかしいでしょ」と、


 「じゃあ皆……沢山の女性と子作りする理由が無いでしょ?」

「別の理由で有るのよ、シシリー、ナナリーを選んだ理由も」

「それは何?」

「何度も言ってるけど貴方の能力はとんでもないのよ、そんな能力を持った子供を作るのをどこの馬の骨かも知れない人物に託す訳無いでしょ、当然信頼出来るシシリーとナナリーに託すわよ」と、

まあそれはそうだ、この世界の秩序が崩壊しかけないのに見ず知らずに託す訳にはいかないわな。


 「じゃあ人数が多いのは?」

「そりゃあ妊娠したら必ず一人前になるまで育つとは限らないもの」

「妊娠しやすい、しにくいって個人差も有るし、死産も有るし、病も有るしね」

「それに種族問題も有るしね、兎人族が今まで辛かったからと言って兎人族だけを優先する訳にはいかないわよ」

「だから最低でも一種族に付き最低五人は確保しておきたいのよ」

「人魚族、鬼人族、吸血族は諦めるにしても、人族、兎人族、狼人族、猫人族、弧人族、森守族、短身族、竜人族、神人族の9種族、合計45人は性奴隷として確保して欲しいのよ」

「45人……」

「そう、最低でもそれ位は確保して貰わないと」と言うと少し暗い顔になった。


 「それで……その妊娠させる女の子達何だけど……」と凄く言いにくそうにしている。

ああ、分かってますよその女の子達をミミ―達の様に妻にして欲しいんだね。

ここまで来たらもう覚悟決めましょう。


 いいでしょう奥さんが45人でも……いや違うな公爵令嬢や侯爵令嬢も嫁にしなければいけないから現時点で60人以上、だったらもう100人目指すか?

子作り種馬に俺はなる!ってか。


 「その45人程は妻にせずあくまで性奴隷として確保して欲しいのよ」

「えっ?何で?」

「そうしないと下手したら戦争になるからね」


 何がどうなってそなる?意味が分からない?


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