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119話 武道家と舞踏家は実は強い

 「じゃあそろそろ夕飯の準備をしましょう」とララさんが言いだした。

もうそんな時間か、いや地球では昼前だったけどここに転移した時間も昼前だとは限らない。

と言うか昼飯が無かったから昼過ぎだったんだろう。


 「じゃあルルお願いするわ♪」

「分かったわ、任せて♪良い干し烏賊を手に入れたしお酒も手に入れたから♪」と、

「うわっ、もしかして葡萄酒じゃ無くて麦酒?」

「麦酒もあるわよ」

「じゃあ肉は何の肉なの?」とララさんがルルさんに聞くとリサちゃんが「あのねオーク肉とランブルボアとネックタートルの肉だよ」とリサちゃんが言った。

「張り込んだわねネックタートルなんて」

「そのネックタートルって高いの?」

「オーク肉の3倍よ、オーク肉が300gで銅貨1枚程でネックタートルが銅貨3枚」

ランク1の冒険者の1日の稼ぎが銅貨1枚だろ?じゃあ100g1万円!高っ、

「高いねランク3の魔物なの?」

「ランク2よ、ただその中で最も固いからパーティー能力のちからが高いパーティーじゃないと倒せない……」と途中で考え出した。


 「鉄のお守りが広がったら乱獲される筆頭ね」

「どうして?」

「動きが遅いのよ、だから攻撃を躱しやすいのよ、でも固いからパーティー能力のちからが7とか8の人が挑むんだけど鉄のお守りちからが2上がるので挑めばちからが5や6の人でもいけるから……」とまた考え出した。


 「ねえ?もしかして武道家と舞踏家ってものすごく強いんじゃ?」と、

あっやっぱり気付いたか、

「本当ですか旦那様!」とルルさんが聞いてきた。

「多分ね」


 「ネックタートルを狩るパーティーで有名だったのが(・・・・・)血塗れの拳って言うパーティーでそのリーダーがレベル140の【剛腕】レベル7持ちでパーティー能力がちから8すばやさ6で他4のバン・バカバンって名前の人」とララさん。


「そのチームの火力が鉄の剣装備のパーティー能力ちから8のチームより有ったのよ、だから武道家はパーティー能力のちからさえ高ければ悪い職業では無いって伝えられてるわ」

「伝えられてる?今は武道家でちから8は居ないの?」

「居ないわね」

「どうして?」

「パーティー能力のちからが8も有ればエリートだからよ、兎人族だったとしてもパーティー能力がちから8すばやさ3たふさ3で合計が14よ、そんな人が無理して弱いと思われてる武道家になると思う?普通に剣士になれば普通に稼げれるのに」

それもそうか、


 「変わった性格をしていたバン・バカバンだったからちから8すばやさ6たふさ4の合計18でまさかの武道家転職何て大馬鹿出来たのよ、普通の人間ならしないわ」

「同じ様にちからが4で舞踏家になる変わった女の子も居るけどね」とララさんがルルさんを見ながら言った。


 「それはお姉ちゃんも一緒でしょ、魔力が7なのに剣士になるなんて」

「あらそういう子は沢山居るわよ」

「それは魔法の書が買えない庶民の人達が仕方なくでしょ、公爵家の娘で魔力7なのに魔法を覚えてもいない人なんて居ないわよ、魔力4の私ですらファイアを唱えられるのに」と、

「放たないけどね、ファイアを唱えて手に宿して殴るという変わった使い方だけどね」と、


 おい待て、その使い方は……、

「戦士の魔法剣と一緒でしょ」

ああ、有るのか魔法剣、びっくりしたまさかルルさんドラ「それがおかしいのよ、何で戦士でも無いのに戦士の職業スキルみたいな事が出来るのよ、今の所世界で唯1人貴方にしか出来てないのよその戦い方は」と、

世界に1人だけかよ、本物のチート持ちかよルルさん。


 「それはスキルをスキルとして使うからよ、ファイアを自然現象として使ってみたらそんな事も出来るようになるのよ」

「だからその理屈で出来てるのが世界で唯1人貴方だけという事を認識しなさい」


 「それに私は初代様に敬慕してそうしているのミネス公爵家の娘として、貴方はアリシアストーリー見てそうなったのよね」

「同じでしょ」

「自領の英雄に憧れるのと他領の英雄に憧れるは違うわよ」

「同じよ」

「違うわよ、最悪……『最悪とか言い出したら限が無いでしょ』」

何故か喧嘩しだした、止めるか。


 「まあまあララさんもルルさんも落ち着こう」

「ララさんはララ・ミネスが後衛もしていた事を知ったんだよね?」

「ええ、そうだけど?」

「それで魔力が2上がるお守り欲しがったって事はファイアを使うって事で良いんだね?」

「ええそうだけど黒魔術師にはならないわよ」

「そうなの?」

「剣士のままでヒールとプロテクトが主軸でファイアとアイスも使うつもりで行くわよ」

「じゃあ【町帰還】の為の黒魔術師は?」

「それはリサちゃんにやって貰うわ」

「リサ黒魔術師になるの?」とちょっと残念そうなリサちゃん。

「ええ2年程ね、その後はヒールを使える様にするから白になってもいいし黒のままでもいいわよ」

「本当♪じゃあリサ黒魔術師になる♪」


 「そんな約束して大丈夫?」

「どうして?」

「いや教会の事が」

「教会なんてヒールの書やポーションの作り方が広がったらすぐ潰れるわよ」

「ヒールを独占出来てたから存続出来てただけなんだから」

「孤児は?」

「大丈夫よちゃんと全ての領で助けるわよ、その為に王様に発表されるんだから」


 「じゃあルルさんの舞踏家なんだけど、俺の能力が有るから10振り込みだとしてたふさ4は怖いから2使ってでちから12には出来るよ、お守りもあるし14でもいいしね」

「はい旦那様♪」と言うルルさんと変な顔をしているララさん、

「ちからだけで14、3つの合計ですらそれに及ぼなくて苦労している人が居るのに……」と、


 「それにしても唯でさえ強いルルがパーティー能力を振り込んだらどうなるのか想像もつかないわね」

「そんなに強いの?」

「ええ」

「何で?ちから4なんでしょ、どうして強いの?」

「ちからを使わなくてもダメージを与える方法を編み出したのよこの子は」

「どんな方法?」

「殴る蹴る以外の技、投げ技、絞め技、関節技よ」


 ……、


 それ普通。

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