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108話 ミドルとサークルとオールそれにサンダー

 【簡単調合】にヒールやファイアの書が無い。


 理由は?


 ……多分明日ランク0のダンジョンに行けば判るはず、と言うかそれ以外に考えられないしな。


 一応ヒールの書の作り方を調べよう。

生産、ヒールの書、

ヒルケア草5、魔法インク1、ノート1と、

成程ねノートにヒルケア草で多分属性?を持たせた魔法インクで書いたら出来る的なよく見かける感じの調合だった、


 ファイアの書やアイスの書とかも調べてみた。

ヒルケア草の部分がほっか石やミニントになった。

「ヒルケア草やほっか石やミニントってある?」と聞いたら「あるわよ」と返して来た。

よしこれで魔法の書が生産されるだろう。


 だが問題がある、確かノートって高いとか言って無かった?

「ねえララさん?」

「何?」

「ノートっていくら位するの?」

「……銅貨3枚」とララさんが答えた。


 思ったよりは安いがパーティー能力が高い人でも3日分か、それも3~4冊いるから10日、パーティー能力が低いと買えないな。

それに最大の問題がある、魔法の書の材料になるはまだバレてない。バレて無いのにこの値段なのはノートしての価値、

つまり魔法の書の制作方法教えたらノートの値段上がりまくりだよね、

だから作り方を教えても最下層の人間は助けられないどころか更に格差を広げてしまう。


 折角魔法がほとんどの人が使えないからそれなりに使える世界に出来そうなんだが格差が大きくなってしまうから出来ないぞ、どないせいちゅうねん!


 「それでヒールやファイアの書を生産出来そうなの?」と普通に聞いてきた。


 ……、


 「何でヒールやファイアの書が生産出来ると思ったの?」

「そりゃあ現状黒魔術師が使えるか使えないかの話中ノートの話になったら普通ノートで魔法の書が作れると思うでしょ」と、

「そうだね」

「で、作れるの?」と、

「一応作れるけどノートが高いから沢山は無理そうだね」と残念なお知らせをした。


 「じゃあノートを生産すればいいじゃない」と、

「えっ?ノートって生産出来るの?」

「何言ってるの?最初にノートを生産出来るの?って聞いたの貴方じゃない」

「いやそれは普通に作るであってスキルの力で生産出来るって話じゃないんだけど?」

「じゃあ普通の作り方は知っているの?」

「知ってるっちゃ知ってるけど出来るかどうかは分からないぞ」

「じゃあ取り敢えず【簡単調合】の方で作れるか確認しましょう♪」と、


 生産、ノート!生産にノートが有った、シロシロ草50、涎鳥の涎1、作れるようだ、生産、魔法インク!黒墨1、マジカラ草2、白い砂0.1魔法インクも作れるようだ。


 「作れる、シロシロ草50、涎鳥の涎1で出来るよ」

「また涎鳥の涎、まさかあんな物がこんなに凄いアイテム何て……」と、

「知ってるのかララ」

「そりゃランク1のダンジョンに出るからね、丁度リサちゃんレベル30位の子とルーク君レベル40位の子を組ませて戦うのが良い位の敵な上に特に尖った能力でも無いから基本を教えるのに有効なのよ、私もルルも一昨年位に狩りまくったわよ」

「只使い道が分からなかったし、汚いものだから完全にゴミアイテム扱いだったわ」


 「で、ノートは出来るのは分かったわ、問題は魔法の書ね、材料を教えて」と聞いてきた。

ミドルヒールの書やサークルミドルヒールの書やオールミドルファイアの書の作り方を教えた。


 ……、ララさんがまた変な顔をした。


 「貴方って毎回斜め上の事をしでかすわね」

俺の所為じゃない!


 ララさんが深呼吸して落ち着きを取り戻した。

「まずミドルヒールって何?」「ヒールの上位版だね」「じゃあサークルミドルヒールのサークルは?」「サークルは範囲って意味で範囲以内なら全員に掛けれるって事」「……じゃあオールは?」「オールは全てって意味で多少離れれてもパーティーメンバー全員に掛けれるって事だと思う」


 「じゃあサンダーって何?」とララさんが、

「えっ?」これには俺が驚いた。

「サンダー知らないの?」

「ええ、そんな魔法は知らないわ」

「ファイアやアイスと同じ攻撃魔法でかみなりの魔法だよ」

「神の怒り……」とララさんがちょっとだけ青い顔をした、


 「いや、それは只の自然現象で……」

「分かってるわよ、でもこの星では庶民の間では結構神の怒りだと信じられてるわ、それが使えるとなると一悶着あるわね」


 「取り敢えずオール系の魔法を覚える為の三菜(みつな)の手に入れ方が分からないわね」

「でもサークル系は覚えれそうね、ミドル系はミドルヒールにミドヒル草がいるから本来はランク3を攻略した後に覚える魔法みたいね」


 「よし魔法の書の話はこれ位にして鉄のお守りを調べましょう♪」とララさんが言った。

皆の所に戻った。

「どうルル?良い鉄のお守りは作れた?ちからが3上がるのとか?」とララさんがルルさんに聞いた。

「残念だけど鉄のお守りは2しか上がらないみたいよお姉ちゃん」と、


 ん?鉄のお守りは2なの?じゃあ銅のお守りは幾つ上がるの?

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