104話 お守り 後編
「出来ました♪」とナナリーが、皆で作り始めてナナリーが作り終えるまで3分位?
なぜこんなに時間掛かるんだ?
その1分後位にシシリーにの光が同じように集中したら一瞬大きく光って木のお守りが出来た。
その後直ぐにルーク君が同じ様になりその1分後位にルルさんが光った、その後直ぐにララさんが光、最後にリサちゃんがちょっと間を置いて光った。
……、
「時間掛かったね、どうしてだろう?」と皆に聞いた。
「これが多分本来の【簡単調合】よ」とララさんが言って来た。
「そうですね、錬金術師のジョブスキル【道具生成】が鍛冶師の【武具生成】と同じ種類の生産スキルと考えたならその時間短縮で出来ると言う【簡単調合】で出来る木のお守りに掛かる時間がこれ位になるのが適切だと思います」とルーク君が答えた。
「皆MP消費はどれくらいになったの?」とララさんが皆に聞いた、
「リサは後6回位出来るよ♪」「私もリサちゃんと同じ位かしら?」とルルさん、「僕は後8回位です」とルーク君、「私は後20回位ですけどMPMAXでなら30回位は出来そうです」とナナリーが、「私は後18回位でMPMAXでなら25回位です」とシシリーが答えた。
「私が後10回位だからMP消費は20とちょっと位ね」とララさん。
「ちょうどいい感じじゃないかしら?」とルーク君に聞いている。
「ええ、いい感じですね、問題はポーションなどの回復薬がどんな感じになるかです」とルーク君が返した。
「そうね、でもその前に銅のお守りと鉄のお守りを作りましょう」
「一応皆にも作って貰った方がいいわね、でも銅の塊は5つだから悪いけどルルはお休みね」
「分かったわ」とルルさんが返した。
「ユウ、悪いけどもう一度銅を出して」と言ってきた。
……ん?表示には銅18と出ている、無論これは合計重量で18キロなんだけど……、
木のお守りの表示から考えると銅5って表示されて銅を選んだら銅1銅1銅1銅1銅1って表示されないといけないんんじゃ無いかな?
なのにこんな表示の仕方という事は……。
「どうしたのユウ?」とララさんが心配そうに聞いてきた。
銅を1㎏位の塊で6個出ろ!と念じた。
1㎏位の塊で6個出た。
……、
「どういう事よ!」とララさん、
「仕様です」と返した。
「仕様って何よ!」
「まあそういうもんだとしか言えないんだよ」
……、
「意味が分からないわ……」と悩んでいる。
……、
「分かったわ、そういうモノなのね」と納得はしてないがもうそれでいいわと言う感じになった、
早いな、話が早くて助かるが普通もうちょっと悩まない?
「じゃあ銅のお守りを作りましょう」と言い銅のお守りを作り出した。
木のお守りより少し時間が掛かってる。
最初にナナリーが出来て次にシシリー、その次がルーク君で……さっきと同じ順番だ。
「じゃあユウ残りの銅で出来るだけ銅のお守りを作って」と言って残りの銅と薪と紐を渡された。
無論他の皆からも銅と薪と紐を受け取った。
「じゃあ作るか」生産を開き銅のお守りを開き、生産、個数と出たので今出来る最大個数でと念じたら107と出た。ララさんの言う通り銅0.2は切り上げ表示の様だ。
で、生産した。
ぱんぱんぱぁっぱあっぱーぱっぱっぱあぁー
ユウ・ミヅキはレベルが上がった、ララ・ミネスはレベルが上がった、ルル・ミネスはレベルが上がった、リサ・リエンはレベルが上がった、
「「「「えっ?」」」」
俺がえっ?と言ったと同時にララさんとルルさんとリサちゃんもえっ?と言った。
「今レベルが上がった気がする」「お姉ちゃんも?私もよ」「リサも♪」と3人が答えた。
そして3人が俺の方を向いた。完全に貴方何かしたでしょ?と言う目だ。
嘘だろ、もしかして俺が生産したから?
いや確かに自分や仲間のキャラが生産してもパーティメンバー全員に等しく経験値が貰えるものだが……その仕様は個人で楽しむやつでは無いの?MMORなら個人個人じゃないの?
いやララさん達はNPCになるから……、
……、
「これも仕様かな?」
「だから仕様って何よ!」とララさんが叫んだ。




