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10話 金持ちは危険

 取り敢えず、お金稼いで平和に暮らそう.

って言っても全く戦わない訳にはいかないだろうが、

最低でも11才のルーク君よりはレベルを上げないと、小学生より低いは恥ずかしい。

 「じゃあ、売る確定で、で、誰に売ればいいのか教えて欲しい」

皆が少し考えて、

「やはり、アムネス商会でしょうか?」とルーク君が、

「そうね、アムネス商会が一番いいと思うわ、物が物だけに」とララさんが、

「ただ、アムネス商会に売りに行くのではなく今度の商人ギルドと冒険ギルドの集まりの時にもって行くのがいいと思うわ」

「商人ギルドと冒険ギルドの集まりって?」

「簡単に言うと商人と冒険ギルドの話し合いね」とララさんが、

「そこで簡単な取引とかの準備をするの、商人の方はどこどこの町に行くから護衛を準備してくださいとか、小隊の巻物(パーティースクロール)の在庫が無いからゴブリンリーダー討伐推奨してくださいとかね」

「冒険者の方はドラゴンモドキ倒したから貴族に連絡してくださいとか、オークが増えてますのでオーク討伐の単価上げてくださいとかね」

「オーク増えたのに単価上げるの?それで商人ギルド儲かるの?」

「そりゃあ儲かりませんよ、でもオークは放置しておくと危険ですから商人ギルドの人もそこは我慢してくれますよ」とルーク君が教えてくれた。

「ああっそうか、オークは女性の敵だからな・・」

「どうしてオークは女性の敵なの?」とルルさんが聞いて来た。

「えっ、だってオークって・・」

どうしよう?オークは人間の女性孕ませるからって言っていいのかな?

俺らの世界(空想)ではオークは人間の女性を孕ませて増えるけど、こっちの世界でもそうとは限らない、

もし言って違ってたらどうしよう?

何言ってんだこいつは?になってしまう、

どうしよう?聞くべきか?聞かざるべきか?

と、悩んでいるとララさんが、「もしかしてオークが人間の女性を襲って孕ませて増えるとか思ってない?」と聞いて来た。


 その話を知っている!


つまりオークが本当に人間の女性を孕ませるかどうかは別として、そういう話の類はあるってことだな。

なら「ああ、そういう話を聞いたことがあって」と返した。

「その話は間違いよ、50年前くらいに出たカイン・ガリレオ作のバロルの竜騎士物語にそんな話が有ってそれを読んだ人が勘違いしているだけなの、オークが人間の女性を孕ませるなんて事実は存在しないわよ」

オークは人間の女性を孕ませられないが分かったが他はどうなんだろ?

取り敢えず人間を孕ませるモンスターがいるか聞いてみよう。


 「人間の女の子を襲って子供を産ませて増えるモンスターっているの?」

「いないわ、もしそんなモンスターがいるなら知られてない訳ないもの」

「どこかの小さな範囲でいる可能性は?」

「無い」とララさんがきっぱり言い切った。

「そもそもそんな生き物がこの世の中にいる訳が無いわ」

「だってそれは人間がオークを産むって事でしょ?」

「まあ・・、そうだな」

「例えば、青い髪のお父さんと赤い髪のお母さんとの間に生まれてくる子供は青い髪か赤い髪の子が生まれるのよ、黄色い髪の子は産まれないの・・まあ例外的にお爺ちゃんが金髪なら低確率だけど金髪の子が生まれる可能性はあるけど、基本父親の髪の色か母親の髪の色になるのよ」

「それは何故か?って言ったら・・男女共に体の中に子供を作る設計図があるからなのよ」

「そしてその設計図が男女2枚合わさって初めて一人の人間の設計図になるの」

「で、当然その設計図は人間なら人間の設計図、オークならオークの設計図」

「人間とオークなんかの魔物じゃ設計図が違い過ぎて子どもは出来ることは無いわ」

「だってドワーフとエルフの間にですら子供が出来るのって奇跡って言われてるのよ」

「人間とエルフや人間とドワーフですら人間同士やエルフ同士に比べて遥かに子供が出来にくいのに、オークなんかと出来る訳が無いわ」

「仮に出来たとしてもそれはハーフオーク、じゃあそのハーフオークと人間の間に出来る子は半分と半分の半分が人間で半分の半分がオーク、じゃあその半分の半分がオークの限り無く人間のオークが人間の女の子を孕ませて産ませた子はどうなるかって言うと半分の半分のそのまた半分がオークで後は全部人間、それを繰り返して行ったらオークじゃ無くなるわよ」

「種の保存が出来なくなる他種族との交配が繁殖の基盤なんて損するだけで得することが無い、だからそんな生物はいないのよ」


 ガチで正論だった。

まあそれは地球のファンタジーの物語の話なんですが、ここはそのファンタジーの世界によく似ているっというかファンタジーの物語そのもの、

いや、それよりファンタジーなファンタジーのゲームの世界みたいな世界ですよね?

そりゃあ遺伝子的にどうとか考えたら有り得ないのは分かってますが、もしかしたらファンタジーパワーとかそういうのであり得るかもと考えてもいいじゃないですか。

中世の文化位の異世界人に遺伝子的にとか科学的に正論こかれるとか、テンプレじゃねえなあ、

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