1話 ここどこ?
俺はなぜか村にいる。
いや村というか町?
規模的に言えば町くらいの規模になるのかな?
だが信号もない街だ、これを町って言えるのか?
この町断じて日本の町じゃない。
建ってる建物はレンガだ、
そうまるでどこかのテーマパークの様だ。
だけど、どう考えてもテーマパークじゃない、
ゴミ箱や街灯が無い、ちょっと路地に行ったら洗濯物が干してある。
触れれる様に、
そんな感じでテーマパークの作り物の町って感じじゃない、
なにより、歩いてる人間が日本人ぽいのに来ている服が昔の服だ、
昔の服って言っても着物じゃない、ボロい布の服って感じの服だ、
そして、皮の鎧を着ている人間もいる。腰に剣を帯剣して、
「ここどこ?」
いや、正直分かっている、あの可能性を考えてる、
だが、認めたくない、
あの可能性だけは、
しかしどう考えてもあの可能性しか考えられない、
だってさっきまで普通に家の近所にいたんだよ、
それが一瞬にしてこんな見たことも無い街にいるとか、
どう考えたってあの可能性が一番高いだろ・・。
「まるでゲームの様な町だな・・・・」
・・・・、
言ってしまった。
いや、異世界転移(ゲーム世界)とか有り得ないから、
転移?
転生?
どっちだ?
赤ちゃんじゃないから転移だな、
でも死んで転生、ある一定年齢で急に前世を思い出すって場合も、
俺の場合はどうなるんだろ?
良く考えろ?あっちの世界の最後の記憶は・・・・、
いや、あっちの世界じゃないわ、
ここ地球、そう地球に決まってるじゃないか、
やだな、
で、最後の記憶は・・・・、
本屋帰りに「きゃああ」って悲鳴が聞こえて、
それと同時に目の前が暗くなって、
明るくなったらここに居た。
・・・・、
死んだのか?
いや体に傷は無いよな?
うん無い、体全身触ったが傷は無いみたいだ・・、
あれ?ズボンの丈がおかしいぞ?
あれ?俺の髭が無いぞ、
・・・・、
よし落ち着け先ず現状を把握しよう。
現在持ってる物は黄色のビニール袋とその中に小説数冊、それと手に巻いてる腕時計、財布1万4千ちょっと、何故かブカブカになってる服上下、
よしちゃんとベルトを絞めよう。
取り敢えず、顔を確認しよう。
顔ってか年齢?
多分あのパターンの様な気がする。
周りを見渡したら噴水みたいなのがある、
良しそこで確認だ。
噴水?で顔を確認した。
そこにあった顔は俺だった、
ただし、15年位前の俺の顔。
どう見ても30代の顔じゃないね、
15か16ってとこか・・、
うん多分そのころだよね身長的にも、
だって俺高校行ってから身長伸びだしたから、
やっぱりか、ああ、あのパターンだな、
おっさんが異世界行ったらなぜか若くなってるパターン、
よくあるやつだ、
つまり転移の方だ、
この世界の記憶が無いから、急に前世を思い出すパターンでは無いしな、
それに服装が着ていた物、地球の物だ、
だから転移で体が若返ったが正しいな、
何故かは分からんが、
やばい、やばいぞ、
マジで異世界か?
正直来たくなかったぞ、
30超えて異世界で16くらいからやり直しって、
何その罰ゲーム、
10代、20代ならまだしも30超えて喜ばないぞ、
異世界転移なんて、
まして俺は親が家とお金残して事故で亡くなったからぶっちゃけ普通の収入だけで生きていける状態、
なのに命の危険があるこんな異世界に来るとか最悪なんだけど。
どうすんだよ、
どうすればいいんだよ、
こんな知らない場所で知り合い居ない場所で、
ってか知らない場所とか知り合い居ないとかじゃなくて世界そのものが分からないんですけど?
取り敢えず、世界確認するか、
もしかしたら、過去の地球の可能性もあるしな・・、
うん無いな、
さっきからたまにだけど青い髪の人とか見かけるんですけど・・、
で、あそこの人お尻から尻尾出てるんですけど?
頭には猫耳ついてるんですけど?
ファッションかな?
そうだといいな、
・・・・、
無理だな、
よし、諦めよう、
異世界認めます。
人間以外の種族も混在している世界も認めます。
エルフや獣人、ドワーフや竜人がいる、認めましょう。
異世界なんだから人間以外の亜人も人間の様な文化持って共生していたとしてもおかしくないことを認めましょう。
でもゲームのような異世界は認めません。
そんな世界がある訳ないじゃないか。
魔法使えたり、スキル使えたり、鑑定で他人の能力見れたり、
メニュー開けで開いてスキルポイント使って強くな・・・・、
自分の前に週刊誌位の大きさのコンピューター画面が広がってる・・。
メニューが開いたわ。