男なんて信用できない!
さて、突然ですが転生しました。しかも異世界にです。それもファンタジーの!
コホン、失礼。つい、盛り上がってしまいました。
前世の名は、佐藤美湖。容姿は、どちらかと言うと可愛い感じです。24歳彼氏無し。…悲しくないから!私は、ゲームが恋人だから!会社帰りに、ゲームを買って帰ろうとしたら、死に転生しました。
もう一回言うけど!ファンタジーの世界にね!!
今の私は、エルレーン・クランチェント。クランチェント侯爵家令嬢。クランチェント家は、魔法が優れてる者が生まれるやすい家系。
その時は、つい叫びましたよ!魔法が使えると!ゲームもファンタジー系。読むのもファンタジーの小説。そんな私は、魔法が使いたくてたまりませんでした!
そして、やってきたファンタジーの世界!勿論、子供の頃から、魔法書を読みまくりましたよ。
その結果…魔法も無詠唱、魔力もSSSランクで、宮廷魔術師と変わらないレベルの才女になりました~。
因みに、この時5歳ですよ。今も成長中です!
まぁ、そんなわけで成長した私ですが、
【氷の暴風】【死の業火】
三十人がかりでも、全員を無詠唱で吹き飛ばせます。誰一人として、防御出来ない威力です。まぁ、着地は出来るように手加減ありですよ。学園の授業で死人は出せないしね。
ここにはイオルセウス国の魔術学園。ある一定の年齢を超えた、少年少女達が通わされます。私は、ここで最終学年として、生徒の相手をしています。
強制的にね!!
まぁ、私が交換条件として提示したんだよ。あいつらを近づけないのであれば、教師役をやっても良いとね。だから、あいつらが来たら、ブザーがなるようになっている
ビービー
ほら、鳴った。また、来たな。私はお前らなんかに捕まるわけには行かないんだ!
風を纏い、羽ばたつ私を追いかけるように現れたのは、麗しい男子生徒たち。第一王子・騎士団長息子・宮廷魔術師長の息子・宰相の息子。
何故か、権力持ちの男に追いかけられてるけど、一つだけ言わせてもらう!
私は、男なんて信用しない!
前世、本を読んで大人しそうにしていた私に、交際を申し込まれたよ!罰ゲームでね!!だから、男なんて信用しない!どーせ、私のことを愛していないんだから、追いかけてくるなよ!
男なんて信用できない!