最悪の夜
私が家に帰ってきてから、ご飯を食べて、お風呂に入って、部屋でゆっくりしてた時に、スマホがなった。
~♪~♫~♬
誰だろうな~?
私は、スマホを操作し、LINEを見た。差出人は、夏美ちゃんだった。
『ねえ、千秋ってうざくない? なっちゃん』
えっ……!?
この内容を見たときに、私の背中が凍りついた気がした。
うそ!? なんで!?
そう思った。けど、思い当たるのは、一つだけ。
今日のブランド物のバッグをバカにされたことがやっぱり嫌だったんだね……。
確かに、自分の頑張って貯めて買ったものをバカにされるのは、いやかも。
『そうだね~。うざいよね 春奈』
うそ、春奈ちゃんも思ってるの……。
私は、どうするべき?
『ねえ、ハブろうよ なっちゃん』
『そうだね~ 春奈』
うわ……。
どうしよう……。
『冬華はどう? 春奈』
『無視しないでよ~(>_<) なっちゃん』
『私は…… 冬華』
『千秋の見方をするなら……ハブね なっちゃん』
「!!」
ハブ……。
どうしよう……。私は引っ込み思案で、友達もできないのに、話しかけてきてくれた二人に嫌われたくない……。
でも、千秋は幼稚園の頃から一緒に居るし……。
どうしよう……。
『そうだね。うざいよね~ 冬華』
『やっぱり、冬華もそう思ってたんだ 春奈』
『じゃあ、明日から千秋はハブねwwwww なっちゃん』
うう……。ごめんね、千秋。
私は、スマホを抱えて、泣いた。