表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/51

CHAPTER1 PART5




「着いたよ」



ヤマネに手を引かれしばらく歩くと、大きな家がある場所にきた。


その家の広い庭の中心には、大きな長テーブルといくつかのイスがある。



さらに歩くと、テーブルの上がごちゃごちゃしているのが見えた。


たくさんの食器にたくさんの食べ物。


(言ってはいけないかもしれないけど…汚いわ…)



「ヤマネ、おかえりなさい」



呆気にとられて固まっていると、声が聞こえた。


声のした方を見ると、


(わぁ…)


オレンジ色の癖のある髪で、帽子を被って右目に眼帯をつけた、かっこいい人がイスに座っていた。


その近くには、茶色の髪と茶色のうさ耳をした男の人が座っている。


(この人たちは、ヤマネの知り合い…?)



「あの、初めまして。

あたし、アリスといいます」



お辞儀をしながら言うと、オレンジ色の髪の人はニコッと笑った。



「ご丁寧にどうも。

私は帽子屋。

マッドハッターとも呼ばれますが、お好きにどうぞ」



(帽子屋さんっていうのね…)



「俺は三月うさぎ」



ポーッと見とれていると、茶色の髪をした人が、食べ物を食べながらそう言った。


(こっちは三月うさぎさんね)


ふむふむとみんなの名前を覚えながら、もう一度テーブルを見ると、いくつかのケーキが目に入った。



「ねぇヤマネ。

今は何かパーティーをしているの?」



気になって聞いてみた。



「うん」


「何のパーティー?」


「何でもない日のパーティー」



(何でもない日のパーティー?)


ポカンとしていると、帽子屋さんが口を挟む。



「ヤマネ。

その子が来たので、既に何でもない日ではないですよ」



あぁそっか、と、ヤマネは納得する。



「さぁ。

もうパーティーは終わりにしますよ」



帽子屋さんがそう言い、みんなが家に入っていって、どうしようかと佇んでいると、



「あなたもどうぞ。

どうせ行くところがないのでしょう」



と、帽子屋さんに声をかけてもらったので、喜んで家に入った。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ