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FINAL CHAPTER
ルカが、思い出したように言った。
「いいこと?」
「そう。
俺がこの世界に来たように、実は他のやつも来てるんだ。
三月うさぎもヤマネも、チェシャ猫も白うさぎも。
それに…ジョーカーも…」
(ジョーカーも…!?)
驚いたけど、同時に嬉しかった。
「ただ、どこにいるか。今どんな人なのかは俺にもわからない。
それでも…俺はあいつらを探したい。
探して、もう一度…」
「一緒に、パーティーをしましょう?」
笑顔で言ったあたしに、ルカは優しく微笑んだ。
「あぁ…。
そうだな…」
太陽は暖かく、強くあたしたちを照らしていた。
「また、一緒に暮らそう」
─8年後─
とある屋敷で。
アリスとルカと、クールな弟とやんちゃな兄、しま模様の珍しい猫。
そして、赤髪と白髪の双子の兄弟の、
6人と一匹の楽しそうな声が、昼夜問わず響いていましたとさ。
〜Fin〜




