表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/51

CHAPTER3 PART8




「あら…?」



気がつくと、家の近くの木の下にいた。



「今までのことは…夢?

…ううん、夢じゃないはず。

でも、ドレスは婚約パーティー用のだし…」



訳がわからずポカンとしていると、お母さまの声がした。 



「アリスー!?

どこにいるのー!?

もう行くわよー!」


「あ、…はーい!」



あたしは、初めの頃よりは前向きだった。


思い切って、断ることにしたから。




─────……………




「おぉ、婦人。

こちらです」



お母さまが、知らない男性と話し始めた。


たぶん、相手の方のお父さま。



「いやいや、この度はうちの息子と婚約していただいて、感謝しています」


「そんな…。

うちこそ、何の取り得もない娘なのに、ありがとうございます」



お互いペコペコしちゃって、嫌な感じ。



「うちの息子は今まで、どのご令嬢とも婚約しないと言い張ってきたんです。

それがどういうわけか、お宅のお嬢さんならいいと言いまして…」


「それはそれは…」



大人の会話はつまらない。


早く帰りたいな、と思っていると、相手の方のお父さまが「あ!」と声を上げた。



「おーい!こっちだ、こっち!」



息子さんが来たんだろう。


顔を上げてその人を確認すると、あたしは息がつまりそうになった。



「……る、か…?」


「おや?

お嬢さんは既にうちの息子を知っていたのですか?」


「いえ、そんなはずは…」



こちらへ歩いてくる人。


それは、ついさっきまで一緒にいた人。



「嘘…でしょ…。

だって……」



(ルカ…?

本当に……ルカなの…?)


零れる涙を見て、その人はクスッと笑った。



「そう、俺はルカ。

言っただろう?また会えるって。


アリス、俺もお前を愛してるよ」





──THE TRICKS OF FATE──

  運命のいたずら






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ