ドアガード
ピンポーン、ピンポーーーン
チャイムの音で、起きた私。
玄関のほうがガチャガチャと、騒がしい。
(何だっけ、郵便?ハッ。ドロ……?)
いつも以上に働かない頭でテシテシと歩いていく。
「おーーい」
!でかわの声だ。ようやく事態に気づいた。
ドアガードで2重にロックされ、締め出されたでかわだった。
しかも、夜勤明け。かわいそうになんてもんじゃない。
ちなみにかなり前なのでよく覚えてないんだけど、でかわはしばらく超絶不機嫌だった。……当たり前か。
あとあとよく話を聞いてみれば、ヒモを使って~とか、自己流でできそうなことはやってたらしい。それも、数時間。
「チャイムもけっこう鳴らしてたんだけど」
とか言ってた記憶がある。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そして現在に至るまで、このドアガード事件は尾(?)を引いている。
例えば、2人で出かけたとする。
食事でも散歩でも何でもいい。
階段を上がる時にそれは起きる。速足、一段飛ばし。
先についたほうが(たいてい足の長いでかわ。不公平!)ドアを閉めてドヤ顔をする。
外にいるほうは(8割私)
「あ~け~て~」「ひっどぉ~」
的な感じで困ってることを訴える。
遊んでるだけじゃんと思われそうだけど(実際そうなんだけど)わりとやってしまう。
……たぶん、田舎なので娯楽がなさすぎるのも関係してる。
ドはつかない田舎、と認識している。だってコンビニはゴロゴロあるし。
あともう1つのパターンが、どちらかが出かけるとき。例えば私が……
「ちょっと買い物してくるー」
「行ってらー」
でかわが近づいてきたら、鍵は任せろってことなんだけど。8割の確率で、でかわは
「シュシュシュ!」「パアン!」
などと言いながら、ドアガードを閉めるエア素振りをする。
……田舎だから。こんなことでもしないと日々に刺激がないのよ。
最近は、私もマネしてやっている。
学習能力だけはわりとある私。でかわの帰宅時にドアガードをかけることはほぼなくなった。
……たまーに、やらかすけどそれはセーフな時間帯だったりして、すぐに駆けつけてるからセーフ。
セーフったらセーフ。
ちなみにちょっと調べたところ、ドアガードだけでは防犯力が十分とは言えないらしい。
(鍵はかけようね、ってことみたい)
やっぱり、こうして遊ぶ材料にするのが正解っぽい(違)
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