#4 私の恋
みなさんこんにちは!アオです!
それでは「超有名高校で俺・私は恋に落ちた話」をどうぞ!
~琴の視点~
王様ゲームを行った翌日.......俺はいつも通り学校に登校した。
恵美「How was yesterday?(昨日はどうだった?)」
俺「Well, that's normal.(まあ、普通だよ。)」
恵美「I see....(そっか.......)」
と彼女はなんだかやり切った感じがないような表情をして戻っていった。
しかし俺の心の中では、「あんなことをされて惚れない男なんているのか?」と
不思議に思いながらも昨日あった王様ゲームのことを考えていた。
いやいやと俺は気持ちを切り替えて授業を受けた。休み時間.......
恵美「I don't understand this part, can you explain it to me?
(ここの部分がわからないから教えてくれないか?)」
俺「Emi?!(恵美が?!)」
恵美「........Tell me quickly!(早く教えて!)」
恵美は成績優秀でわからないものはないものだと思っていた。
だからこそこうやって俺に聞いてくることに驚いていた。あとは別に俺では
なくてもいい気がしたのだが.........そして恵美が引っ付いてきたから恥ずかしい.......
しかも周りの視線が痛い。こんなモブキャラみたいな俺が注目を浴びて
良いはずがないと言わんばかりだ。
~恵美の視点~
フフッ。うまくいったわ。彼はこう考えているだろう。
「頭が良い恵美がどうして?」と。別にわからないのではない。ただただ
琴と一緒に話をしたいだけだ。しかし私自身で言うのも気が引けるが
女友達が多く、どうやっても琴と2人で話すことは厳しい。
こうすることによって琴と話せるというわけだ。だが周りからの視線が
気にならないということはないが、少し痛い。ここは我慢だと思いながらも
彼に勉強を教えてもらった。まあ私自身の復習にもなるからまさに一石二鳥だと
言い聞かせながら平然とした態度を取っていた。そして数分後........
私「thank you.(ありがとう)」
琴「you're welcome.(どういたしまして)」
短い休み時間の中でしゃべることができた。うれしい!その次の休み時間.......
次の授業は移動教室となっている。いつも移動するメンバーと集合していくと
女A「By the way, has Emi's mood changed recently?
(そういえば、恵美最近雰囲気変わった?)」
女B「Yeah, I'm a bit curious too!(そうだよね。私も気になってる!)」
私「Maybe? But maybe just a little....(そうかな?でも少しだけ.....)」
女A「Is there any reason?(何か理由があるの?)」
私「There is a reason... Ah... But...(理由はあるけど.....まっ......まあね)」
女A「What is it? I'm curious!(何々?気になる!)」
女B「Maybe! Love or something?(もしかして!恋愛とかそういうの?)」
私「...something like that.(....そんな感じ)」
女A「Eeek! Seriously! Who is that?(キャー!まじ!誰?)」
完全に恋バナへと話を持っていかれた。言うつもりはなかったのだが.......
私「I... I can't say it...(いっ.....言えない.....)」
女B「Ah, I'm really curious!(え~。すごく気になる!)」
そんなことを相談できる人ではないと思い私は言わなかった。
移動した教室でもあの2人は私の好きな人を頑張って考えていた。
私は2人にばれないように琴に視線を移した。そのとたん、顔が真っ赤になった。
さっき話した内容を思い出した。やばいよ~と思っているとチャイムがなった。
そして授業が終わると.......
女B「Maybe it was him?(もしかして、彼だったりして?)」
と彼女は琴の方に視線をやった。ばれたかと思ったが......すぐに
女A「Eh? Surely that's not right.(え~。さすがに違うでしょ。)」
ともう1人が否定した。
女B「Really? I thought that was it...(そうかな?そうだと思ったんだけどな....)」
私はこの2人の会話に苦笑いをするしかなかった。
よかった。気が付かれるところだった。ナイス!
女A「Ah! He asked me to come and get something for the next class!
(あっ!次の授業のために使うものを取りに来てって頼まれていた!)」
女B「Ah! Me too!(あっ!私も!)」
と2人は走って行ってしまった。その時、否定した子が私にウィンクをした。
あっ.......これは気が付かれているやつだと思いながら彼に視線を移した。
あ~。やばい!!と思いつつ彼が輝いて見えた。
読んでいただきありがとうございました!
感想など書いてくださるとうれしいです!
それでは次回お会いしましょう!アオでした~!