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#3 王様ゲーム

みなさんこんにちは!アオです!

それでは「超有名高校で俺・私は恋に落ちた話」をどうぞ!

~琴の視点~

俺は今、恵美と一緒に恵美の家へ向かっている。やばい........

「どうしてこうなった」と自分自身でもツッコミたい。

隣には、恵美。とくに気にしていない様子で家へ向かっていた。

本当に正気の沙汰か?と思いながらも俺はついていった。


~恵美の視点~

よかった。きちんとついてくれた。ここからが私の作戦よ。

好きな人の気を引くのはもちろん……!と思いつつ家へ向かった。

そして私たちは家に着くと日本語で

私「あっ!今、家に親いないから。」

琴「えっ!?あっ!?そっ........か」

彼を動揺させるために予め親が家を空ける日を把握していた。

彼はそれ以降一言も何も言わなかったため私は

私「私の部屋2階だから上がってきて。」

琴「うん。」

琴とは英語以外で会話をすることがなかったから少しなれなかった。


~琴の視点~

やばいかもしれない。どうしてこういうときに限って親が家にいないのか.......

そして俺は初めて女の人の部屋に入った。すると........

男「よう!」

女「こんにちは。」

俺はこんがらがっていた。どうして?俺が話したことの無い人がこんなのとこに?

恵美「あれ?言っていなかったけ?この4人でやるって。何か勘違いしていた?」

俺「いっ.......いや何もありません。」

バカじゃなかったのか俺.......そうだ恵美が1対1になることなんて有り得ない。

俺は何を考えていたんだ......恵美が一枚上手だったとはことのときは知らなかった。


~恵美の視点~

よしっ!予想通りの反応を彼はしてくれた。2人でやるなんてことないわよ。

と私は心の中で煽りながらも

私「じゃあ、これから王様ゲームを始めます!!」

琴「.....?えっ!?おっ.....王様ゲーム?」

私「うん。王様ゲーム。あっ、でも命令は常識の範囲内でお願いね。」

琴「わっ......わかっているよ!」

琴の反応はまさに私が思い描いているような感じだった。

私「Parce que je t'aime....」

琴「Huh?! What?!(えっ!?なんて?)」

私「琴、いつもみたいに英語になっているよ。まあなんでもないよ。」

そう言って私が呼んだ2人に目線をやるとニヤニヤしていた。

2人は私が呼んだ。さすがに2人だと不安で、協力してくれる人が欲しかったからだ。

そしてこの2人は私が話しているフランス語が通じる。私が今言った言葉が

わかるからニヤニヤしていたと思う。そんなことはどうでもよくて

私「じゃあ、王様はジャンケンね。」


~琴の視点~

たまにはこんなゲームをするのも悪くないなと思いつつも俺はパーを出した。

結果は.......負けた。もう一人の男の人が勝った。それは王様を意味する。

男「じゃあ、琴は恵美の良いところを10個上げて。」

俺は命令よりもまさかの初対面でさん付けなしということに驚いていた。

俺が少し固まっていると......

男「?はやく!」

俺「はっ........はい!えっと.....頭がよくて、優しくて、きっ.....きれいで.....」

俺は顔が真っ赤で死にそうになった。好きな人だからこそこう言うのはやばい。

ほんの少しだけ恵美の様子をうかがうと頬がほんのりと赤くなっていた。

もしかして照れている?いや、そんなはずはない。モテモテキャラの

恵美にとってこんなのは日常茶飯事なはず.......

男「まだ3個だけしか言ってないよ。残り7個は?」

とせかしてくる。これ以上のことはいえないとは言いつつも俺は恥ずかしさを

捨てて早口で残りを言い切った。その時には俺の顔はタコになりそうなくらい

真っ赤っかになっていた。すると

男・女「ふっ、2人とも顔を赤くさせすぎ」

と2人で吹き出していた。すると恵美が

恵美「そっ........そんなのじゃないから!」

と強く言って否定していた。続けて俺も

俺「そっ.......そうだよ!」

と反論した。少しして落ち着いてまた、王様を決めるジャンケンをした。

するとまたもや男の人が勝った。

男「また勝っちゃったよ。じゃあ今度は次の王様はフランス語で命令すること!」

まさかの次の王様に権限を託した。しかし次の王様がもし俺になってしまった

時は終わったかもしれない。フランス語なんか喋れるわけがない。

負けますようにと祈りながら俺たちはジャンケンをした。結果は.....

よかった。負けることができた。勝ったのは女の人だった。

この人、フランス語喋れるのかと思いつつも待っていると

女「Emi dit "Je t'aime" à Koto.」

まさかのフランス語がペラペラとしゃべれていた!俺には全く通じていない。

どんな命令をされたのかわからないがもじもじしながらも恵美は

恵美「je t'aime bien」

と言った。何か恥ずかしいことでも言ったのかと思ったが俺は口に出さなかった。

そしてその後も王様ゲームは続いた。相変わらず恥ずかしいものばかりだった。

そして俺が王様になることはなかった。

読んでいただきありがとうございました!

評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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