表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

6章 ドラゴン、学園首席

試験が終わり結果が書かれている紙を見ていた。

評価は5段階あり、


    Sランク

    Aランク

    Bランク

    Cランク

    不合格


この5つが書かれており、俺はSランクだった。


「レイスはどうだった?」


少し不安だった。

俺はレイスの実力を全く知らない。

だから、Sどころか不合格ということも有りうるのだ。しかし、それは全くの杞憂だったらしく、レイスは笑顔で


「私もSランクだったよー」

と言ってきた


「って言うより、ライカ首席じゃない!」


そう、俺は首席合格したのだ


(やっぱりかぁ、結構弱くしたが魔法が衰退している今ではあの魔法でも強力なのか…)


魔法というのは階級があり、


 初級 魔法を学び練習すれば撃てる程度

 中級 魔法の才能があれば撃てる程度

 上級 上位魔法士になれば撃てる程度

 超級 撃てるのは極一部の上位魔法士のみ

 神級 撃てるのは神々のみ


そして俺は上級魔法を撃っただけで首席になれたのだ。


そんな感じで思っているとレイスが


「もう少しで学園長の話が始まるみたいね」


と言った。

今は大きな施設で教師の紹介をしているところなのだ


(しかし、学園長…か)


噂によると超級魔法を撃てる上位魔法士の一人らしいのだ


「どんなやつか気になるな」


ーー5分後ーー


教師の紹介が終わり、学園長が出てきた。


皆の憧れの学園長だったが、魔力をかなり出していたのだ。

そして、魔力を出しながら出てきた学園長に恐怖を覚えた人は沢山いるだろう。


「私はサーシスト魔法学園の学園長、ガイン・ディスティニーだ」


と、いきなり学園長は威厳を放ちながらそう言い、首席の俺を名を呼んだ。


「今年の学園試験の首席、ライカ・クリストフよ。前に」


俺は言われた通りに前に出た。

正直、俺は目上に対する態度はどのようなものか分からないため、


「お前がここの学園長か。よろしくな、」


と、普通なら言わないであろう言葉を言った


その言葉を聞いた学園長は


「ガハハ、私を目の前にしてその口調、気に入った。それに、お主まだ実力を隠しているだろう?」


「なんのことだ」


(驚いた。学園長の名は伊達では無いようだ)


そう思っていると


俺の口調やら態度をふざけていると思ったのか一人の教師が


「貴様!学園長に向かってなんだ?その口の聞き方は!」


と怒気の(はら)んだ声をあげて来る教師を見ていると学園長が


「良いのだ、私はこの小僧のことを気に入ったからな」


と言って髪をワシャワシャと撫でてきた


そして本題はここからだ、と言わんばかりに表情を変えて言った


「これからお主には首席代表として私に代わり挨拶をしてもらおう」



(いや、聞いてないんだが?)


(まぁ挨拶の一つや二つくらいいいか)



そして俺は言った…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ