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第9話 夢の続き

 その日、俺は夢を見た。


 迎えに来ると言っていた夏音が、家の前ではなくベッドの中にいて・・・


「もうすぐ起きないと遅刻しちゃうよ」


 そんなことを言いながら俺をトントンっと叩く。


「もう少し・・・」


「もう、本当に少しだけだからね」




 ゴソッ


 ゴソゴソッ


(なんかベッドの中にいるな・・・ 猫か?)


 さっきから布団がゴソゴソうるさい。


 もう少し夢の続きを見たいから邪魔しないで欲しい。




(あれ、でも猫飼ってたっけ・・・?)


 そこでようやく異変に気がついた俺は、侵入者の素性を確かめるべく重たいまぶたを持ち上げる。


 俺は基本、寝るとき横を向いている。


 だから、目を開けた瞬間、その顔は目の前にあった。


「まーくん、もうそろそろ起きないと遅刻しちゃうよ」


 なんだ、まだ夢の中か・・・


 どうやら、俺はまだ夢を見ているらしい。


 それに現実の夏音がこんなことする訳無いしな。


 そんなことを思いながら夢の中に浸っていると、


 例のごとく夏音が腕をトントンっと叩いてくる。


 なんだろう、ほんとに叩かれた感じがする。


 なんだかリアルな夢だなぁ。


 どうやら俺は同じ夢を2回以上見ると、どんどんリアリティを上げられる能力を持っているらしい・・・




 結論から言うと、俺はそんな便利な能力を持っているわけでもなく、目の前に浮かぶ夢のような光景は、全て現実だった。


「か、夏音? お前何やってんだよ!?」

 

 俺は驚いて反射的に後ろに飛び上がった。


 残念ながら俺の後ろは・・・壁だ。


 ドンっ


 普通に痛い・・・


(やっぱり夢じゃない・・・)


「何って、昨日約束したじゃん」


 夏音は何か不服そうだ。


「え?」


「だから、昨日迎えに行くって言ったじゃん」


「俺が聞きたいのはそういうことじゃなくってだな・・・」


「私だって恥ずかしいんだよ? でも、まーくんはこういうのが、いいんでしょ?」


 夏音は俺に近づきつつ、四つん這いになる。


 そして、そのままの体勢で、上目遣いをしてきた。


(エ、エロいっ)


 夏音はこの年の女の子の中では平均か、それ以上には胸が大きいほうだ。


 この角度だと、その膨らんだ胸が強調されてしまう。


 これはわざとなのか!?


(そういえば夏音のやつ、中学の頃よりも胸、おっきくなったなぁ・・・・・・って変態かよ!)


 自分の脳内で恐ろしいことを考えてしまった。


 だが実際、ずっと前から夏音と一緒なので、体の成長は一番分かっているつもりだ。


 これが幼馴染の特権と言うやつだな。


 こんな美少女と幼馴染なんだから、俺は幸せものだな。


 それにしても、ベッドに這い寄って上目遣いとか・・・




 ・・・俺の一番好きなシチュエーションじゃないかっ!?


 まるで俺が書いた小説をそのまま現実にしたような感じだ。


 こちらを見る夏音の顔が可愛すぎてヤバい!!


 なんか少しムラッと・・・


 って駄目だ駄目だ、何こんなことで興奮してるんだよっ、俺。


 でも夏音ってこんな大胆なやつだったっけ?


 昨日からなんだか夏音の様子がおかしいのは気のせいだろうか?



「二人とも、もう時間ヤバいわよ・・・って邪魔したわね。 ごめんなさい」


 このタイミングで母さんだ。


 毎回母さん来るタイミング本当に悪いな・・・


「な、そういうのじゃないですからぁ」


 また夏音が慌てている。


 なんか忙しいやつだな・・・


「ま、まーくん早く着替えてよ」


「その前に・・・部屋から出てもらえるか?」


「あ、ごめんなしゃいっ」


 噛んだ!?


 今、しゃいって噛んだよな!?


「う、う〜」


 なんて言いながら部屋を出ていく夏音。

 

 おいおい、可愛すぎるだろ・・・

 今回はここまで。

 ブックマーク、評価よろしくお願いします。

 ぜひぜひ、感想も書いてほしいです〜。


 ところでですが、女の子が噛むのって可愛くないですか?


 今回書くにあたって、僕は実際に朝目覚めたら美少女とか無いんで、もしかしたら全然内容入ってこないかもです。

 経験ある人誰か教えて!

 感想欄で待ってます(笑)


 ぜひ、次回も読んでいただけると光栄です。


 お話の展開にはもう少し時間かかるかも・・・?

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― 新着の感想 ―
[一言] このまま無限にいちゃついて欲しい。欲しくない?
[良い点] すごい面白いです [一言] 作者様に感謝
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