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言霊使い  作者: tomトム
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突然現れた、注目の的

その日から僕の日常は最悪へ向かってスキップしているようだった。

クラスに戻ると予想はしていたが、その予想を遥かに越えた注目が秋野を襲った。四方八方からの質問の嵐から命からがら逃れるように、教室に入って約五分も経たないうちにトイレへ駆け出していった···。

クラスには質問攻めが拷問であることを知らないクラスメイトが秋野の話題で盛り上がっている。転校生な上に彼女ほどの美人なら、当然といえば当然なのだろう。

トイレから帰ってきた秋野は再び嵐に巻き込まれるなか、質問を質問で返す。

「ちょっとみんな、いくら私が転校生だからって注目しすぎ!さすがにちょっと疲れるよ。なんでみんな、

そこまで私に注目するの?」

秋野の質問をきっかけに何人かの生徒が僕のほうを見る。(もちろん僕は視線をそらす)

少し冷静になった教室で一人の女子高生が答えた。

「それは、多分、秋野さんが放っている光の影に彼がいるからじゃないかな···。」

そう言ってその女子高生もこちらに視線を向ける。

秋野は「それって誰?」と聞こうとして止めた様子だった。おそらく周囲の視線で気付いたのだろう。

すると、秋野は急に立ち上がり、僕の方へ歩いてくる。僕は気付いていないフリをする。

その光景に多くの人が驚きをみせるなか、話していた女子高生だけが秋野の腕を掴みこう言った。

「待って秋野さん!!あの人には近寄らないほうがいい!!あの人には···“変な噂があるの„」

「噂って?」

「···昔、ここに転校してくる前の学校で、人を···殺したっていう···」

あーあ、言っちゃった。本当になんで人っていうのは他人の事情をペラペラと、これじゃ、また転校かな。

ここは自然が豊かで気に入ってたのに···また、おばさん達に迷惑かけちゃうな···。

どうもtomトムです。

投稿が遅れてすみません。これからもよろしくお願いします。

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