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バッチ花組み

作者: 曇天

時;不明


時間;多分午前11時ぐらいだと思う


場所;丘っぽいの多いから山?


いる人又は団体;金木犀組み一同




第一輪 バッチ金木犀組み




ガキィィィィン!!


キィンキィィン!!


ガキッ!!!




丘の下で砂を躍らせる風とともに

遠くまで轟く金属がぶつかり合う音。

そして



『ザシュ!! ブサァァァァァ・・・・・』



肉が切れる音と液体が激しく飛び散る音。




や 「旦那。ターゲットとともに人形が朽ちた」


丘の上にいる髪の色が白に近い16歳ほどの

腰にポーチを提げた少年が口を開いた。



か 「案外脆いなー。カッカッカッカッカ」


同じく丘の上にいる手首に黒いベルトのようなものを巻きつけた

髪の長い男が喉を鳴らして笑った。



と 「ターゲットは・・・・朽ちた・・・・。」


髪の長い男の隣で前髪が長くて背に長い槍を2本背負った男が

呟いた。



な 「確かにターゲットは朽ちたがよぉ。

   其れと同時に囮が朽ちゃあ意味がねぇだろ」


編み笠を深くかぶった長身で酒瓶を持った男が呆れたような声で言った。



て 「まぁ。あの囮もそろそろ限界じゃったし。

   どちらも変わらんじゃろ」


前髪を上げて横髪はかわいらしい髪留めでとめていて

腰に弓矢を提げた男が楽しげに言った。



に 「朽ちたはいいけどよぉ。アレどうすんだよ。」


ば 「もって帰って又動かすんですか?」



センター分けの背にライフルを担いだ少年と


少し天然パーマがかかっていて腰に手榴弾をいくつも提げている少女が

日本刀を手にしている丘の一番前に立っている男に聞いた。


そして男は踊る風にかき消されそうな声で

小さく



こ 「・・・・・役立ちずは・・・捨てる・・・。」



呟いた。






   

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