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200文字小説集 vol.2

受験に向けて万事抜かりなし!?(200文字小説)

作者: 日下部良介

 同じ学校を受ける友達と試験会場へ向かう。

「万事抜かりはないよ」

 彼は不敵に微笑んだ。


 試験後。

「焦ったよ。山が外れた」

「それで抜かりはないなんて、よく言えたもんだな」

「いや、それについては問題ない。そんな時のために徹夜でこれを作っていたからな」

 彼が取り出したのはご丁寧に正方形に削られ、それぞれの面にはア・イ・ウ・エと書かれた鉛筆だった。

「マークシート用の秘密兵器さ」


 彼が不合格だったのは言うまでもない。




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― 新着の感想 ―
[一言] 懐かしいです。 私、やっていた派なので。 “湯島天神”の鉛筆、結構正解率高いんですよ! マークシートの時はいつも点がすこぶるいいので、カンニングの疑惑をかけられて、再テストを受けたのもいい思…
[一言]  鉛筆に数字書いて、運を天に任せていた時もありました。ほとんど間違いでした。
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