第二話 コーランの秘密
ネコーズ
「イスラム教では、旧約聖書も新約聖書も、どちらも神の声を記したものとしてその存在を認めている。モーセやイエス等も、ムハンマドと同様の予言者として扱われているという事だ。
しかし、ムハンマドは最後の預言者であり、それまでの神の預言とされるものは間違っていて、最後の預言を書き記したコーランこそ正しいとされているようだが、本当の神の言葉に矛盾なんてない。実際にいえば、旧約聖書も新約聖書も一貫していて、矛盾は無い。
旧約聖書はイスラエル王国の誕生と救世主が出現する預言でなっている。そして、新約聖書はイエスの出現とその教え、預言の成就でなっている。ユダヤ教の人々も、イエスを救世主と認めていないながらも、預言が成就していることや、奇跡を否定はしなかった。
よって、イエスを救世主というキリスト教に間違ってる部分は無い。
しかし、ムハンマドを救世主とするのは、確証がない。ムハンマドは聖書も知らないだろうし、文盲(文字があまり読めない)だからね。聖書のイエスのこの言葉を頼りに最後の預言者というんだろうが、よくよく考えてみれば分かるよ、おかしいってことが……。
このヨハネ14:16、17を見てみよう。
もしも、ムハンマドが助け手であるなら、永久に生きていなければならなかった。しかし、彼は死んだし、イエスとも結びついてはいない。イエスを神の子とは言っていないからね。
この点で間違っている。まあ、ムハンマドがいた当時は、キリスト教徒も屑と化していたから、実際的に救おうとしたムハンマドを誉めることはできる。軍事能力も認めてあげよう。しかし、預言者としては三流だな!」
モコソン
「さすがネコーズ君! 君も神に選ばれた神猫だけはあるね!」
ネコーズ
「よしてくれ! 僕は聖猫のほうが好きだ。そう呼ばれたい!」
モコソン
「じゃあ、僕も聖羊と言おうかな?」
ネコーズ
「君は性羊だろう! この肉食獣が!」
モコソン
「うん! 早く可愛いメスをゲットしたいぜ」
ネコーズ
「じゃあ、次は、ハ―ディスの説明に移るニャ」
モコソン
「な、カッコいい。何かの武器の名前かい?」
ネコーズ
「ムハンマドの教えを守らない屑共が勝手にムハンマドの死後に、行動を記した記録を作りあげ、それに従おうと言い出したんだ。その記録の名さ」
モコソン
「な、それじゃあ、ストーカーじゃないか!
死んだ後まで行動を調べられたり、ウワサ話にされるなんて耐えられない! なんてひどい事を……。まあ、僕なら可愛いメスをストーキングするけどね。おっさんはちょっと勘弁してよ……」
ネコーズ
「さすがエロソン! 言うことが違う! エロリストの鏡だよ!」
モコソン
「いやー、それほどでもあるよ。コーランの説明はこれでいいのかい?」
ネコーズ
「いや、最後に一つ言いたいことがある。コーランはアラビア語で書かれているため、ほとんどの奴らは理解できない。そして翻訳さえもしぶっている。
コーランは神の言葉そのものであり、それを人間の言葉に置き換えてはならない、置き換えることもできないと考えられて来た。そこで、まずアラビア語を習い、それからコーランを読むということができるようになる。
しかし、僕から言わせれば、イスラム教を勉強するためにアラビア語を学ぶなど、信者になる前提でなければ続かないだろう。そういう奴らはほとんど批判なんてしない。だから、コーランの教えに中身が無い事もあまり気付かない。
ちょっと、日本語訳を見たが、聖書の内容をうろ覚えで書いたような内容だった。もしも、僕がコーランの日本語版を手に入れれば、聖書との矛盾やその預言した天使の精神状態まで説明できると思うが、今のところ手に入ってないのが現状だ!
まだ、聖書のパウロの方が真理を理解していたね。彼はこう言った。
コリント第一13:1、2 例え私が人間や天使のいろいろな言葉を話しても、愛が無ければ、音を立てる一片のしんちゅうか、ただ鳴り響くシンバルとなってしまいます。愛が無ければ、何の価値もないと!
イスラム国の奴らもこれを見習って、各国に謝って、和解でもするんだな。愛によって、国を作ってこその神の民といえるものだ。じゃあ、次は神の名前を攻撃させてもらおうか?」
モコソン
「あらー、まだ続くのかい? これ以上やると、イスラム教自体がやばいんじゃないのかい?」
ネコーズ
「イスラム教もアルカイダとか、居るラムコクを野放しにしていたから同罪だ! 怨むんなら、テロリストを野放しにしている自分の無力さを恨むんだな!」