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01話 タイムスリップ

クリスタルの光が見える…


「もう二度と大切な仲間を失いたくない」

それだけ。


うっ…ここは…森…かな…?

あぁ…体が痛い…血は…そこまででもないし放置で大丈夫かな…。

悩んでも仕方がないよね


『…ミルン!!ぜってー後から行くからよ、先に行ってくれ!』


あれ…なんだっけなぁ…


…まぁぐだぐだしてもしょうがないしとりあえず立たなきゃ…


はっ!まずい!!こんなことしてる場合じゃない!!

えぇっと…確かメモしてあった気が…!!

あれっ あれっ!!ない!!

「なぁーい!!ぃぃ……。」


『うるさいにゃ、にゃんだよ』

「うわぁああ!!」

びっくりしたぁ…!!急に後ろから話しかけないで…!

というか気配がしなかった…


『ルナ族が気配する方がおかしいにゃ』

「るなぞく?」

『…本気で言ってるにゃ?』

いやだって知らないし…!

いや待った…!3年くらい前に絶滅したっていうあの?

はえー…見たことなかったから新鮮だ…

『なんでジロジロ見るにゃ!!』

「いえ…興味深くてですね…」

仲良くなってまたもし死なれたのなら、あの時と何も変わらないのだから仲良くなる必要なんてないよね…?


『んにゃぁ…まぁにゃんでもいいけどよ、おまえさっきから何してるんにゃ?』

「えっあー…」

なんだったっけ

忘れました!!!

「一番近い…街ってどこですか?」

『街ー…?確か…あっちの方行くとナイティアだかなんだか、共和国があるにゃ』

「ありがとうございます!!」

急がなきゃ…!!

『んにゃぁぁぁ待つにゃぁー!!』


私はそのまま、彼女が教えてくれた方に走っていく。

ナイティア共和国、に何かしら役に立ちそうな情報があればいいけれど…


…ところでクリスタルどこ行ったんだろ…。



『んにゃぁ…なんで人の言うこと聞かないんだか…!!』

「いつまでもぐだぐだしていたら後ろから敵がばーんって!!死にますよ!!」

『来ないに決まってるにゃ…町の周りは弱い敵しかいないにゃ…』

「えっ」

『にゃぁ…?(変なやつだにゃぁ…)』


しまった…


「ところで、ここってクロノシア大陸で合ってますか?」

『んにゃ?そうだけど…』

なるほど…つまりさっき移動した場所は…

「とりあえず街行きましょう!」

『あたしも着いていくんだ…』

「もちろん!」

何かしらここのこと知ってると助かりますが…

『とりあえず街を案内するにゃ』

「ありがとうございます!」


彼女に連れられるまま、レンタルハウスや市街地を案内されている。

何やら美味しそうなはちみつパンとやらが売っているけれど、とりあえず今は大人しく着いて行って後で買いに行こう…。


『んにゃー、ところでおまえ名前なんだ?』

「ミルンレルラです!」

『長いにゃ…』

「ミルンでいいですよ!みんなそう呼んでいました」

『なんで過去形…まぁいいや あたしはミャウ!ルナ族の子供にゃ!』


過去形…まぁ…


村人A「ところで最近よく噂になってる魔法使い知ってる?」

村人B「あーよく聞くわよね〜、森を焼き尽くしたんだとか」

村人A「危ないわよね〜、でもいくつかの国を救ってくれていることには間違いないからねぇ」


「魔法使い…?」


何か知っていますかね…


『どうかした?』

「いや…なんでもないです。」

『ところで最近魔法使いとかヒーラーの噂が絶えないにゃぁ』

「へぇー…その魔法使いってどんな人なんですか?」

『フード被ってたらしくてにゃ、顔を見た人はいないらしいけどとにかく強かったらしいにゃ』


そんな人聞いたことな…いや、レミから話を聞いたことはある。

確か…。


うーん…はちみつパン食べたいなぁ…。


私は気づかなかった。

「いたっ!!」


どうして急に弓矢?!


『んにゃっ?!』

「あーはいはい、何考えてるのかは知らないけど寄り道してる暇はあんまりねーぞ」

「レミぃ?!」


思ったより早…?!


『えっ誰?』

「レミノルア!!私の友達です!」

『んにゃぁぁ!変なのが増えたー!』

「なんであたしが変なやつなの確定してるんだよ!」

『類は友を呼ぶにゃぁ!!』

「はーぁ〜?!おいミルン、変なことでもしたのかよ!」

「してないよ!思ったことを言っただ…」

「思ったことを言っちゃダメだとあれだけ言っただろ!」

「なぁーっ!」

そういえばそうだったかもしれない!!

いやー忘れていた!


「全く…まぁ変な噂が出回ってないならいいけどよ…」

「ところで、何か飯食ったか?」

「いや何も…」

『何か買いに行くにゃ?』

うーん…食べたいもの…

食べたい…もの…?!

はちみつパンだ!!!!

「はちみつパン!!」

『んにゃっ、か、買いに行くにゃ…?』

「行きましょう!!」

「(ミルン…ここ数週間でなんかキャラ変わったよな…)」


はちみつパンだー!やったー!

はちみつなんて貴重で食べられなかったのに!


『ほら、買ってきたにゃ』

「10個もいるか…?」

『たくさんあって困ることはないにゃ!』

『それにはちみつパンは常温で2日とか3日とか持つから大丈夫にゃ!』

「なるほど…?」

『ほら、1人とりあえず2つ』

「ありがとうございます!」

「ありがとよ」

3人「いただきます」


… … … お い し い ! ! !

はちみつってこんなに美味しいものなんですか?!

これがあの値段で…?!あの人破産超えて億単位の借金でも抱えているんですか?!


「顔に出すぎだろ」

「美味しいからね!」

食べれる内に食べておかなきゃ…!!

『あたしもはちみつパンは好きにゃ』

『…というか暗くなったきたにゃぁ…。』

「そろそろ寝床を探すか?」

「そうだね!」

『あっちにいいところがあるぞ!』


さすが原住民…


『ほら、ここにゃ!』

「ありがとうございます!!」

『あっ、お金持ってるのか?』

「はい!9826万レイほどは!」

『いや多すぎだろ!!なんでそんなにあるんだよ!!』

「趣味は貯金です!!」

「(いや初耳だな?!全然お金使わないからないのかと思ったら趣味に使ってたのかよ!!ある意味!!)」

本当はあと1億レイあるんですけど置いてきてしまいました…まぁシェルターに保管してありますから!

きっと大丈夫ですよね!


『んにゃぁ…明日の7時に虹晶広場で待ち合わせにゃ!』

「了解です〜!」

「おやすみー」

『おやすみにゃ!』

「おやすみなさい!」


はぁ〜…流石に全く知らない本で少ししか読んだことない場所にいきなりほっぽり出されるのはやはり少し疲れますね…。

明日はどこに行くべきなのでしょうか…?

とりあえずミャウさんでしたっけ…

あの人に従いましょう…

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

感想などいただけると励みになります!

初めての作品なので暖かく見守っていただけると嬉しいです!

X垢 @TsukubaMahiro


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