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はぐれポーター  作者: 覚賀鳥
第2章 迷宮都市アマーリア編
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7話 木漏れ日の宿

 カールさんたちと別れた広場で、僕はしばらく動けずにいた。ずしりと重い金貨袋を握りしめ、これから始まるたった一人の生活に、期待とそれ以上の不安を感じていたからだ。別れ際、三人は僕を囲んで、いつになく真剣な顔でこう忠告してくれたのだ。


「シェルパ」


 カールさんが僕の肩に手を置いた。


「お前の【インベントリー】は、ただの収納スペルじゃない。生き物や魔法、概念に近いものまで吸い込む力だ。これは……常軌を逸している」


「そうだよ、シェルパ!」


 カーラさんが続けた。


「そんなすごい力が知られたら、良からぬ連中に目をつけられるに決まってる。王族や貴族に召し抱えられるならまだしも、実験材料にされたり、兵器として利用されたり……ろくなことにならないよ」


「だからね、シェルパ君」


 エレインさんが優しく、しかし有無を言わせぬ力強さで言った。


「これからは、君の力は『大容量のマジックバッグ』ということにしておきなさい。君はスペルを持たない、ただ頑丈でたくさん物が入るマジックバッグを持っているだけの、ごく普通の少年。それが、君がこの街で平穏に生きていくための、たった一つの方法なのよ。いいわね?」


 三人の真剣な眼差しを思い出し、僕はこくりと頷いた。僕の【インベントリー】は、僕だけの秘密。この街で生きていくための、最初の、そして最も重要なルールだ。


 僕は古びた革のバックパックを背負い直した。これからは、何かを取り出すときは必ず、このカバンに手を入れるふりをしなければならない。心の奥底に巨大な秘密を沈め、僕は決意を固めた。


【インベントリー】の中には、僕がこの世界で生きていくための全てが詰まっている。親が遺してくれた財産、金貨にしておよそ100枚。日本円に換算すれば、一枚10万円だから……1000万円。


 そして、ついさっきカールさんたちと山分けした、盗賊団捕縛の報奨金。総額金貨30枚(300万円)を4人で分けて、僕の取り分は金貨7枚と銀貨5枚(75万円)。

 合わせれば、金貨107枚と銀貨5枚。1075万円という、辺境で暮らしていた頃には想像もつかない大金だ。この金が、見知らぬ街での孤独な旅路における、唯一の心の支えだった。しかし同時に、この莫大な富は、僕の【インベントリー】に次ぐ、第二の秘密でもあった。


 よし、まずは今夜の寝床を探そう。僕は未来の自分を偽るための小道具であるバックパックに手を突っ込むふりをして、【インベントリー】から銀貨を数枚、ポケットに移した。人でごった返すアマーリアの目抜き通りへと、僕は震える一歩を踏み出した。


「さて、と……」


 右を見ても左を見ても、迷宮都市の活気は、僕の想像を遥かに超えていた。石畳の道を行き交うのは、屈強な鎧に身を固めた戦士、軽装の革鎧をまとったシーフやレンジャー、そして優雅なローブを翻す魔法使い。

 彼らの言葉は僕の知らない訛りや言語で、すれ違うたびに香辛料や汗、そして微かな血の匂いがした。道の両脇には、ぎらぎらと輝く剣や斧を並べた武具屋、怪しげな色の液体が入った小瓶が棚を埋め尽くすポーション屋、そして陽気な音楽と怒号が混じり合って漏れ聞こえてくる酒場がひしめき合っている。


 何もかもが新鮮で、刺激的で、同時に僕をひどく孤独にさせた。

 この街で、僕のような後ろ盾のない少年が一人で生きていけるのだろうか。不安に胸を締め付けられながら歩いていると、ふわりと、心を解きほぐすような優しい匂いが鼻をかすめた。肉と香草が煮込まれる芳醇な匂い、そしてパンの焼ける香ばしい匂い。匂いの元をたどると、大通りから一本入った路地に、温かみのある木製の看板を掲げた一軒の建物を見つけた。


『木漏れ日の宿』


 看板には、シチューの湯気が立ち上る鍋の絵が描かれている。一階部分はガラス張りで、中の食堂の様子がよく見えた。うん、ここなら大丈夫そうだ。僕は意を決して、木の扉をぎぃ、と開けた。


「いらっしゃい!」


 カウンターの奥から、エプロンを着けた人の良さそうな女将さんが、弾けるような笑顔で迎えてくれた。店内は木の温もりに満ちていて、長年使い込まれたテーブルや椅子が何とも言えない味を出している。


「あの、宿を探しているんですけど、部屋は空いてますか?」


「ええ、空いてるよ! 一泊食事付きで銅貨五枚だけど、どうする? うちは料理が自慢なんだ。特に主人の作る『ギガントボアの赤ワイン煮込み』は絶品だよ!」」


 ぐぅぅぅぅぅ。僕のお腹が、これ以上ないタイミングで盛大な返事をした。女将さんはカラカラと笑い、僕は顔を真っ赤にして頷いた。


 銅貨五枚。一枚が1,000円だから、5,000円か。

 食事付きで、この清潔そうな雰囲気なら安いものだ。僕は頷いて、ポケットから銅貨5枚を取り出してカウンターに置いた。


 案内された二階の部屋は、こぢんまりとしているけれど隅々まで掃除が行き届いていて、窓からはアマーリアの橙色の屋根並みが見渡せた。

 旅の荷物――といっても、そのほとんどは僕の【インベントリー】の中だが――が入ったバックパックを持ち、僕はすぐさま階下の食堂へと駆け下りた。


「あ、さっきのお客さん! こっちこっち、空いてるよ!」


 席を探していると、僕とそう変わらない年頃の少女が、窓際のテーブルの一つから元気よく手招きをしていた。くりくりとした栗色の瞳に、鼻の頭に散ったそばかすがチャームポイントの、快活そうな子だ。


「あら、メル、お客さんの邪魔しちゃだめよ」


「だって、お母さん! この人、私と同じくらいじゃない? 友達になれるかも!」


 どうやら彼女が、この宿の娘のメルらしい。僕が少し戸惑いながら彼女の前の席に座ると、メルは興味津々といった様子で僕の顔を覗き込んできた。


「ねえ、名前はなんていうの? 私はメル! お父さんはそこの厨房で腕を振るってる、この店最高の料理長なんだよ!」


「僕はシェルパ。よろしく、メル」


「シェルパか、かっこいい名前! 冒険者なの?」


「ううん、これからなろうと思ってるんだ。今日、この街に着いたばかりで」


「へえ、そうなんだ! じゃあ、アマーリアは初めて? 分からないことがあったら何でも私に聞きなよ! この街のことなら、大抵のことは知ってるから!」


 メルの屈託のなさに、僕の緊張が少しずつ解けていくのが分かった。そんな他愛ない話をしていると、厨房からいかつい顔つきだが、その目には職人の誇りが宿るご主人が、湯気の立つ深皿を手に現れた。


「お待ちどう。うちの特製、ギガントボアの赤ワイン煮込みだ。パンも焼きたてだぞ。ゆっくり食ってけ」


 目の前に置かれた料理は、僕の想像を遥かに超える代物だった。とろとろに煮込まれた分厚い肉は、フォークを刺しただけでほろりと崩れる。

 一口食べると、濃厚なソースの旨味と肉の甘みが口いっぱいに広がった。添えられた焼きたての黒パンをソースに浸して食べれば、もうそこは天国だ。


「おいしい……!」


「でしょー!」


 僕の呟きに、メルが自分のことのように胸を張る。こんなに温かく美味しい食事は、いつ以来だろう。僕は故郷で母がいつも作ってくれた暖かい食事とパンを思い出し、少しだけ泣きそうになる。


「シェルパって、荷物それだけ? 旅にしては少なくない?」


 夢中で食事を平らげた僕に、メルが僕の背後、壁に立てかけてあるバックパックを見て首を傾げた。来たか。これも今後のために慣れておかないと。


「ああ、これ、見た目は普通だけど『マジックバッグ』なんだ。だから、荷物は全部この中に入ってる」


 僕はそう言って、カールさんたちに教えられた通りの嘘をついた。声が少しだけ上ずった気がする。


「へー、マジックバッグ! すごい! 見てみたいな!」


「いいよ。えーっと……」


 僕はバックパックに手を突っ込むふりをして、【インベントリー】の中から、道中で買った使い古しの羊皮紙の地図を取り出した。


「ほら、こんな感じで、折り畳んだ地図とかも入れっぱなしにできるんだ」


「わー、本当だ! そのカバン、小さいのにたくさん入るんだね! 便利だなあ!」


 メルの純粋な眼差しが、僕の胸にチクリと小さな棘のように刺さった。初めてできた同い年の友達かもしれない相手に、嘘をつかなければならない。

 でも、これは僕がこの街で、僕自身で在り続けるために必要な嘘なんだ。僕は自分にそう強く言い聞かせた。


 ***


 翌朝、僕はアマーリアでの次なる一歩を踏み出すことにした。まずは、自分の「適性」を知る必要がある。そして、もし可能なら、新しいスペルを覚えたい。たとえ【インベントリー】を隠すとしても、何か一つでも公にできるスペルがあれば、ただのマジックバッグ持ち以上の評価を得られるはずだ。


 女将さんに場所を教えてもらい、僕は街の中心にそびえ立つ白亜の神殿へと向かった。

 そこはスペルの判定や、魔法が込められた『スクロール』を販売している、この世界の魔法の根幹を司る場所だという。

 神殿の受付で、判定料として銀貨1枚を請求された。10,000円。決して安い出費ではないが、自分の未来を知るための投資だと思えば惜しくはなかった。僕は少しだけ躊躇うふりをしてから、ポケットの銀貨を差し出した。


「スペルの判定をお願いします」


 対応してくれたのは、理知的な眼鏡をかけた神官の男性だった。彼は僕を奥の小部屋へと案内し、大きな水晶玉の前に座るように促した。


「では、この水晶に両手をかざし、ご自身の魔力を流し込んでください。あなた様の適性が分かります」


 言われた通りに手をかざすと、水晶がぼんやりと緑色の光を放ち始めた。


「ふむ……」


 神官が感心したように息を漏らした。


「見事な緑色の光。あなた様の適性は『サポーター系』ですな。メイジ系の燃えるような赤、ウォリアー系の猛るような青、プリースト系の清浄な白、クリエイター系の創造的な黄とは異なる、仲間を支え、勝利へと導くための力です」


「サポーター系……」


 なんとなく、そんな気はしていた。直接的な攻撃力はないけれど、仲間を助ける力。僕の【インベントリー】は、まさにそれだ。


「では、こちらのサポーター系の初級スクロールをいくつか試してみましょう。あなた様に適合するものがあれば、文字が浮かび上がって読めるようになるはずです」


 神官さんが羊皮紙の巻物をいくつか持ってきた。そこには【バイキルト】【プロテクション】【キュア】といった、いかにもサポーターらしいスペルの名前が書かれている。

 僕は期待に胸を膨らませて、味方の物理攻撃力を高めるという【バイキルト】のスクロールを手に取った。これさえ覚えられれば、僕もパーティの役に立てる!


 しかし。


「……何も、起こりません」


 スクロールに書かれた古代文字はただの模様にしか見えず、魔力を込めてもうんともすんとも言わない。


「おかしいですな。ではこちらを」


【プロテクション】も、【キュア】も、結果は同じだった。僕の魔力は、スクロールに完全に無視されているようだった。


「どういうことでしょう……? 僕は、サポーター系の適性があるんですよね?」


 焦りと不安で声が震える僕に、神官さんは顎に手を当ててしばらく考え込んでいたが、やがて何か思い当たったように顔を上げた。


「失礼ですが、あなた様は既に何かスペルをお持ちではありませんか?」


 心臓がどきりと跳ねた。カールさんたちの忠告が脳裏をよぎる。ダメだ、ここで【インベントリー】のことを話すわけにはいかない。


「い、いえ。スペルはまだ何もありません。今日、初めて適性を調べてもらったくらいですから……」


「そうですか……おかしいですな……」


 神官は僕の顔をじっと見つめ、何かを探るような視線を向けた。


「ごく稀にですが、あなた様のような方がいらっしゃいます。適性があるにも関わらず、既存のどのスクロールにも反応しない。その多くは、『オリジナルスペル』をその身に宿しているのです」


「オリジナルスペル?」


「オリジナルスペルを持つ者は、非常に強力で唯一無二の力を持つ可能性があります。しかしその代償として、その者の魔力はそのスペルに完全に最適化されてしまう。故に、既存のスペルが書かれたスクロールには、ほとんど反応しなくなるのです」


 僕のことだ。間違いなく、僕のことを言っている。僕の【インベントリー】は、オリジナルスペルだ。


「そんな……」


 ショックだった。もっと色々なことができるようになると思っていたのに。僕にできるのは、物をしまって出すこと、だけ。


「落ち込むことはありません」


 神官さんは僕の絶望を見透かしたように、静かに言った。


「まあ、あなた様の場合はまだスペルに覚醒していないようですから、単に魔力が未熟で、スクロールを読み解く力が足りないだけという可能性もございます。日々鍛錬を積めば、いずれこれらのスペルも習得できるやもしれません」


 神官さんはそう言って話を締めくくったが、僕には分かっていた。僕はおそらく、一生【バイキルト】も【プロテス】も覚えることはできない。

 僕にできるのは、物をしまって出すこと、だけ。自分の力が特別であることと、同時にひどく不便であることを同時に突きつけられ、心の中は賞賛と絶望の入り混じった複雑な感情で渦巻いていた。


 ***


 神殿を後にした僕は、重い足取りで冒険者たちの拠点、冒険者ギルドへと向かった。

 スペルが覚えられない以上、僕に残された道は一つしかない。エレインさんたちが示してくれた、『マジックバッグ持ちの少年』として生きる道だ。


 ギルドの巨大な樫の扉を開けると、神殿の静謐さとは正反対の、むせ返るような熱気と喧騒が僕を包んだ。汗と酒と鉄の匂い。屈強な戦士たちが豪快にエールを飲み干し、軽装のシーフたちが掲示板の依頼書を鋭い目つきで品定めしている。その空気に完全に気圧されながらも、僕はなんとかカウンターまでたどり着いた。


「ご用件は?」


 僕の前に立ったのは、ウサギの耳の獣人族である快活そうな女性職員だった。


「冒険者登録をしたいんですが……」


「はい、新規登録ですね。私、ミリーが承ります。登録料は銀貨1枚になります! お名前と、お持ちのスペル、戦闘経験を教えてください」


 僕は少し躊躇いながらも、は再び銀貨1枚(10,000円)を支払い、登録手続きを進めた。


「名前はシェルパです。スペルはまだありません。戦闘経験も……ほとんどありません。でも… マジックバック持ちです!」


 その答えを聞いた瞬間、受付嬢さんの笑顔がすっと消え、プロの顔になった。


「マジックバック…… 収納系の魔道具ですね。戦闘系のスペルはお持ちでない、と」


「は、はい」


「そうですか……。でしたら、残念ながら現時点であなた様にご紹介できるお職は一つしかありません」


 彼女はそう言うと、手元の書類を一枚取り出した。


「『ポーター』。つまり、荷物持ちです。迷宮に潜るパーティに同行し、彼らが手に入れた素材やドロップアイテムを運ぶのが仕事です。日当は……そうですね、新人さんなら銅貨五枚から、といったところでしょうか。パーティーの専属ポーターになれれば日当はそれなりにもらえるようになりますよ」


 ポーター。荷物持ち。日当、銅貨五枚。5,000円。


 その瞬間、僕の脳裏に、一昨日の死闘が鮮やかに蘇った。カールさんの背中を守るために、無数の矢を吸い込んだこと。岩を放ち、敵を混乱させたこと。ロックウルフの【咀嚼】とカールさんの【斬撃】を解き放ち、敵の武器を破壊したこと。そして、最後に人質を取った頭目を、僕の力でこの世界から消し去ったこと。


 あの戦いで、僕は領主の娘を救い、報酬として金貨7枚と銀貨5枚(75万円)を手にした。


 それなのに、今の僕の、この街での公式な評価は『日当銅貨五枚の荷物持ち』。一日中危険な迷宮に同行して、たったの5,000円。

 命懸けで得た75万円という大金と、ギルドが提示した僕の労働価値のあまりの落差に、めまいがした。

 懐の中には1000万円以上の大金があるというのに、社会が僕に与えようとしているのは、その日の宿代を稼ぐのがやっとの、最底辺の仕事だった。


「……わかりました。その、ポーターの仕事で、登録をお願いします」


 悔しくない、と言えば嘘になる。でも、これが現実だ。僕にはカールさんのような剣技も、カーラさんのような俊敏さもない。あるのは、この規格外で、まだ使い方もよく分からない【インベントリー】と、それを隠すための古びたバックパックだけ。


「承知いたしました。こちらがシェルパ様のギルドカードになります。ポーターの依頼はあちらの掲示板に貼り出されますので、ご自身で探してパーティと交渉してください」


 渡された真新しい銅のギルドカードが、ずしりと重かった。僕は受付嬢のミリーさんにかすれた声でお礼を言うと、一度は俯いた。踵を返し、このまま逃げ出してしまいたい衝動に駆られる。だが、違う。逃げるためにこの街に来たわけじゃない。


 僕は顔を上げ、もう一度受付嬢さんの方を向き直ると、深く、深く頭を下げた。そして、くるりと踵を返し、温かい宿ではなく、ギルドの喧騒の奥にある、巨大な依頼掲示板へとまっすぐに向かった。


 落ち込んでいる暇はない。ポーターからだって、成り上がってみせる。この【インベントリー】には、とんでもない可能性が眠っているはずなんだから。


 掲示板の前には、僕と同じように仕事を求める冒険者たちがひしめき合っていた。


「ゴブリン討伐、銀貨三枚!」


「薬草採取、腕に自信のある者求む!」


「迷宮三階層、護衛募集!」


 そんな威勢のいい言葉が並ぶ羊皮紙の森の中で、僕は必死に目を凝らす。探すのはたった一つの言葉。


『ポーター募集』


 屈強な戦士たちが依頼書を奪い合う中、その人垣の隅の方で、僕はただ一人、自分の価値を示す紙切れを探し続けた。日当銅貨五枚の現実が、ここにある。


「見ててください、カールさん、カーラさん、エレインさん。僕、この街で絶対に……」


 僕の冒険は、この無数の依頼書の中から、たった一枚の羊皮紙を探し出すことから始まるのだ。

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