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ふとっちょ召喚士  作者: 光晴さん
ダンジョン『英雄の試練』

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第69話 17階層からの不思議




ようやく16階層にあるダンジョン村に到着した浩二一行。

たどり着いたダンジョン村は、

17階層への通路をふさぐように村ができていた。


村の周りにある壁は、土魔法を使ってできたものだろう。

高さが5メートルほどあり、外から中を見ることができなかった。


村への入り口の門は、上に櫓のような見張り台をつけて

門の開け閉めを、上からできるようにしてあるみたいだ。



浩二たちが門を通ると、上から声がかかった。

「ようこそ、ダンジョン村へ」

「ここまで、よく頑張ったな!」


浩二たちは、声のする方へ手をあげて答えると中へ入っていく。



ダンジョン村の中は、いろんな人が行き交っていた。

「へえ、こんなダンジョン村にもけっこう人がいるんだな」

「そうだね~」


「洋二、馬場さん、あの奥にあるのが17階層への入り口だな」

「入り口の前に、人だかりがあるな」

「下から、戻ってきたパーティーみたいね」


「それより、休息をとりましょう」

「みんな、ここまでお疲れさま。

1泊して、明日から17階層へ行くぞ」


「「「おお~」」」


浩二たちは、さっそくダンジョン村の端に移動すると

鍵を使って『英雄の宿』への扉を開けた。

中はいつもの通りで、さっそく宿の女性従業員に捕まる。


「いらっしゃいませ、『英雄の宿』へようこそ」

「25名だけど、お願いします」

「はい、部屋割りはどうしましょうか?」


「え~と、3人部屋を2つと20人部屋を1つで」

「はい、畏まりました。

大部屋1つと3人部屋2つ~!」


「は~~い!」


「では、お部屋にご案内します。こちらにどうぞ」

浩二たちは、皆を伴って宿の中へと入っていく。


「ねえ、宮本君。部屋ってどうわかれたの?」

「男性3人と女性19人、あとは悠太の家族とにわけました」

「……いい判断ね」


七瀬さんは笑顔で、浩二をほめていた。





次の日、ダンジョン村で何かするわけでもなく

そのまま、みんなそろって第17階層へ進んでいく。


全員を馬車に乗りこませると、浩二が御者となり

17階層への通路を進んでいく。


通路は坂道になっているものの、魔物が出てくるものではないので

馬車で進めるのだ。


「そういえば浩二、ダンジョン村で何もなかったな」

「普通、そんなものだろう?」

「ん~、何かイベントでも起こってくれないかと期待したんだがな…」


「そうそうないよ、そんなこと。

それにダンジョン村事態、探索者たちの後方支援場所なんだから」

「そう考えると、何もないか…」


「それよりも、17階層のことに集中しろよ?」

「そうだな」


他愛のない会話をしながら、17階層へ降りて行く。




『英雄の試練』第17階層。

16階層からの通路を出ると、17階層が一望できたんだが

そこは、フィールドの3分の2が無かった。


正確には、3分の1を残して大きな穴が開いていた。

その3分の1には、16階層のように森と林が入り乱れて存在していた。


「……これ、どうやって下に行くんだ?」

「それよりも、底が見えないんだが?」


17階層の全貌にみんなで呆然としていると、探索者の1人が近づいてきた。


「おーい、初めて来た人たちか?」

「ああ、この階層はどうなっているんだ?」

声をかけてきた探索者は、苦笑いを浮かべながら


「この階層は3分の2が、下へ落ちているんだよ」

「…は?」

「…これ、ダンジョンか?」


「まあ、わかるよその気持ち。

俺たちもここへ初めて来たときは、唖然としたものさ」

「でしょうね…」

「でも、これが『英雄の試練』なんだよな」


「あの、この穴はどこまで続いているんですか?」

「あれは、20階層のボス階層まで続いているみたいだよ」

「20階層!」


「ということは、下へ降りる通路があるんですね?」

「ああ、ここから左へまっすぐ行ったところに見えてくるよ」

「下へ降りることができるなら、向かいますか」


「下へ向かうなら、先輩からのアドバイスだ。

必ずその階層の魔物と、戦っておくことだな」

「…それは?」


「いくらフィールドが3分の1しかないとしても、魔物は出てくる。

戦いなれておかないと、ボス戦は苦しくなると思うぞ」

「わかりました、ありがとうございます」


「おう、頑張れよ」

浩二たちは、その探索者に挨拶をして別れ18階層への通路へ向かった。

その探索者は、浩二たちと別れると16階層への通路に入っていった。




教えてもらった通り、18階層への通路はすぐに見つかり

そのまま降りていく。

「探索者って、親切な人が多いよな」

「そうだね~」


「でも、あの崩落した地面は20階層でどうなっているのかな?」

「ん~、積み重なっているのかも?」

「それって、ただの壁じゃない」


「…確かに!」






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