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ふとっちょ召喚士  作者: 光晴さん
勇者と異世界人と魔王封印

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第31話 5階層の出来事



「宮本君、先生、みんな、やっと見つけたよ」

「先生~」

藤倉さんは疲れた表情をしている。

馬場さんは、みんなを見つけて七瀬さんに抱き着いた。


「どうしたの?とくに馬場さん…」

「どうしたもこうしたもないです、とにかく疲れました…」

「藤倉さん、お疲れのところ悪いけど説明できる?」



「実は、全部『勇者』たちのせいです」

「……それだけ?!」


「ほかに説明できません」

「…馬場さん?」


「…みんなと別れて、新旧の『勇者』達と合流。言い争いの中一人の『勇者』が

とりあえず『魔王』を封印してしまおう、と言ってくれたので5階層へ降りていったの。


5階層はドーム型の広場みたいなところで、中心に透明な筒状の柱がたっていたの。

柱の大きさは、直径3メートルぐらいで長さはドームの天井まであったかな。


その透明な筒の中に、丸くなって眠っている『魔王』がいたわ」


「それってもう封印されていたんじゃないの?」

「いえ、封印というより眠っている感じかな」

「それで、どうしたの?」


「…新『勇者』たちが魔法を『魔王』に向けて乱発。

もう味方がいようとお構いなしにね。旧『勇者』たちはそれに巻き込まれないように

ドームの端によけていたんだけど、


今度は『魔王』そっちのけでケンカを始めちゃって、

それで私たちはしかたなく仲裁に入ったんですが、もう収集つかなくて…


何とか新『勇者』たちをまとめるのに1日使いました。


ようやく『魔王』を封印しようとなった時、今度は封印の仕方がわかないとかで

それを教えるのにもう半日。

新旧の『勇者』でようやく封印できたのが、さらに半日過ぎてからで。


結局2日間、ろくに眠れず食べられずで唯々疲れただけ」



馬場さんは本当に疲れ切った顔をしている。

藤倉さんも、目が死んでるな…


洋二はこの雰囲気を何とかしようと、明るくふるまってみる。

「まあ、『魔王』は封印できたんだし帰ろうぜ」

「そうね、まずはダンジョンを出て町で休みましょう」


「とにかく、藤倉さん馬場さん、お疲れさまでした」

「うん、お疲れ…」

「……お疲れ」




俺たちは二人を何とかダンジョンの外まで連れて、町へ戻ろうとしたが

ダンジョンを出たところで夜になり二人も限界ということで



「…夜になっていたのね、宮本君お願いできる?」

「そうですね、召喚【キャンピングカー】!」

「「おお」」

そこに召喚されたのは、10人乗りの『キャンピングカー』


ドアを開けて中に入ると、広いソファーのリビングが。

その奥にはベッドまでついている。

反対側には、小型の冷蔵庫やキッチン。トイレやシャワーまでついていた。


運転席の上にもベッドがあるみたいで、そこに毛布やら何やらが入っていた。

「七瀬さん、奥のベッドに二人を寝かせてあげて」

「ええ、分かつたわ」

「洋二達は、何か飲むか?」


「俺には『カフェオレ』を、ジニーに『オレンジジュース』を頼む」

「はいよ」

俺はテーブルの上に『カフェオレ』と『オレンジジュース』を召喚する


二人をベッドに寝かせてきた七瀬さんに

「七瀬さんは、何を飲みますか?」

「私は、『コーヒー』をもらえる?」

「はいはい」


さらにテーブルに『コーヒー』を召喚。

「俺は『カフェオレ』っと」

飲み物を召喚し、ようやく一息ついた。



ジニーは『オレンジジュース』を飲みながらキョロキョロあたりを見渡している。

「…やっぱり、浩二はチート野郎だな」

「確かに、こんなものまで召喚できるなんて」


「まあ制限があるとすれば、どんな種類があるか知らないと召喚できないことかな」

「種類か…」

「ああ、ほらケーキの種類がいっぱいあるけど

名前だけだとどんなものかわからないだろう?」


「なら、この『キャンピングカー』も?」

「これはバラエティ番組で、見たことがあったからかな」

「…名前だけでは召喚できないのね」


「みたいですね」

「意外な盲点を発見したな」

「まあ、それを補うこともできるんだけどな」


「何だ、解決策があるのか?」

「実は、本に関しては『こんな本が出てほしい』という感覚で詳しい本が召喚される」

「本だけ?」


「ああ、本だけな」

「それじゃあ、本を召喚して読んで詳しく知り再度ほしいものを召喚するということね」

「う~ん、便利でありめんどくさくもありだな」


「だから普段から本ばかり読んでいるから、今の店でいいんだよ」

「それであの店につながるのか」

「へ~」





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