平行線 後編
ちょっと、話しがよくわからんくなってきけど頑張ってまとめよ!
読んでくださった方に満足してもらえるように精進します!
第7話 平行線 後編
「私が、聞きたいことわ…」
篠田は笑っている。
「あなたの心はどこにあるの?」
「……………………………………………………………………えっ?」
篠田の質問に唖然としてしまった……
「どゆことだ?
俺の心はどこにあるのか?
なに、訳のわからんことを言ってる。」
「訳のわからないこと?
ホントに?ホントにわからない?」
篠田はまだ笑っている。
まるで、俺の心を見透かしているかのように……
「なんで、そう思うのか聞きたそうな顔ね。
だって、あなた……先輩としてる時、全然気持ち良さそうじゃなかったじゃない?」
「あのときのあなたの目……なにも信じてないって目をしてたわよ。」
篠田は終始、笑顔で語り続ける。
(……少しくらいならいいか。)
「んで、わかってるのになんで聞くんだ?」
俺は、あえて真実を伝えることにした。
「別に理由が知りたいわけじゃないわ。
私が知りたいのは……なぜ愛を感じるはずの行為であんな風になれるのかっよ。」
篠田の飄々とした態度に虫酸が走る。
「……そんなの決まってるだろ。」
「俺が誰も信じてないからだよ」
「そう……」
「やっぱり、私とあなたは似てたわね。」
篠田は納得した顔をしている。
「……話しは終わったか?
なら、俺は帰るぞ!」
俺は、足早にここを後にしようとした。
「翔君!」
「今日は来てくれてありがとね♥
やっぱりあなたに興味わいたわ!」
俺は、振り返ることなく学校から出た。
願わくばあの女と関わるのは今日で最期にしたい。
(俺とあいつが似てるって言ってたが……それは、同じ軸にあるだけで決して交わることのない平行線なんだろうがな)
柄にもないことを考えながら俺は皆のところに向かった。