初めての会話?
連続投稿です!
すいません……
読んでくれたら嬉しいです!
第2話 初めての会話?
ガラガラっ!
俺が、空き教室の扉を開くとそこには1人の女の人がいる。
「あはっ!
しょーくん、やっと来た!」
俺が教室に入るといきなり抱きついてきたこの人は3年生の藍原 柚子という人だ。
「そんなに、待たせてないと思うんですけどね。」
実質、電話が来てから5分位しか経っていない。
「それでも、私の方が先に来てたんだから待ってたんだよー」
っと口を膨らませて言う先輩。
「それは、すいませんね。
それで…今日は一体どうしたんですか?」
俺は、要件はわかっているがあえて聞いた。
「ふふっ!分かってるのに聞くんだ(笑)
じゃあ、時間もあんまないし早速始めよ♥」
っと、頬を赤く染めながら話す先輩。
「仕方ないですね…おいで、柚子」
…1時間後
「はぁ~、気持ちよかった!
ありがとね、しょーくんばいばーい!」
っと、先輩はそそくさと教室を後にした。
「帰ろ。」
俺も、教室を出て皆のところに戻ろうと思った矢先だった。
「へぇ~、翔君って噂通り遊んでるんだね(笑)」
っと、教室のドアのところから笑顔でこっちを見てる女がいた。
そう…篠田 明音だ。
「別に遊んでない。
呼ばれたから、遊んでるだけだ。」
淡々と、いつものように真実を述べる。
「でも、断ろうと思えば断るでしょ?
あなたはそれをしようとしない…なんで?」
俺を試すような視線で問いかけてくる篠田
「…………………………………」
「適当に返事したかと思ったら、お次は沈黙?(笑)」
篠田はさらに続ける。
「答えてあげましょうか?
あなたは、怖いだけ…断ることによって相手からの…」
「…もういい。」
俺は、篠田の言葉を遮った。
「俺が断らないのは断る理由がないからだ。
退屈しのぎだよ。それ以上でもそれ以下でもない。」
これも、紛れもない真実。
「……そう。だとしたら……つまらないわね。」
さらに、続ける。
「あなたは……私と同じだと思っていたのだけど。」
その言葉を最期に篠田は教室を後にした。
(なんなんだ……あの女わ?お前になにがわかる?わかった風なことを言ってんじゃねぇ)
接点のないはずの2人の線が始めて交わりそして離れた。
しかし、この邂逅が2人の物語を少しだけ進めた?