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ただ…愛されたくて  作者: うさまろ
2/10

初めての会話?

連続投稿です!

すいません……

読んでくれたら嬉しいです!

第2話 初めての会話?


ガラガラっ!

俺が、空き教室の扉を開くとそこには1人の女の人がいる。


「あはっ!

しょーくん、やっと来た!」

俺が教室に入るといきなり抱きついてきたこの人は3年生の藍原 柚子という人だ。


「そんなに、待たせてないと思うんですけどね。」

実質、電話が来てから5分位しか経っていない。


「それでも、私の方が先に来てたんだから待ってたんだよー」

っと口を膨らませて言う先輩。


「それは、すいませんね。

それで…今日は一体どうしたんですか?」

俺は、要件はわかっているがあえて聞いた。


「ふふっ!分かってるのに聞くんだ(笑)

じゃあ、時間もあんまないし早速始めよ♥」

っと、頬を赤く染めながら話す先輩。


「仕方ないですね…おいで、柚子」



…1時間後

「はぁ~、気持ちよかった!

ありがとね、しょーくんばいばーい!」

っと、先輩はそそくさと教室を後にした。


「帰ろ。」

俺も、教室を出て皆のところに戻ろうと思った矢先だった。


「へぇ~、翔君って噂通り遊んでるんだね(笑)」

っと、教室のドアのところから笑顔でこっちを見てる女がいた。


そう…篠田 明音だ。


「別に遊んでない。

呼ばれたから、遊んでるだけだ。」

淡々と、いつものように真実を述べる。


「でも、断ろうと思えば断るでしょ?

あなたはそれをしようとしない…なんで?」

俺を試すような視線で問いかけてくる篠田


「…………………………………」


「適当に返事したかと思ったら、お次は沈黙?(笑)」

篠田はさらに続ける。


「答えてあげましょうか?

あなたは、怖いだけ…断ることによって相手からの…」



「…もういい。」

俺は、篠田の言葉を遮った。


「俺が断らないのは断る理由がないからだ。

退屈しのぎだよ。それ以上でもそれ以下でもない。」

これも、紛れもない真実。


「……そう。だとしたら……つまらないわね。」

さらに、続ける。



「あなたは……私と同じだと思っていたのだけど。」

その言葉を最期に篠田は教室を後にした。


(なんなんだ……あの女わ?お前になにがわかる?わかった風なことを言ってんじゃねぇ)



接点のないはずの2人の線が始めて交わりそして離れた。

しかし、この邂逅が2人の物語を少しだけ進めた?

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