5話 さて住処でも決めますか。
白湯ら~めん食べたいです。
この辺白湯ラーメンだしてるお店ないんですよね
たぶn
さて15歳になって一通りの力はつけたし、新しい住処を探そうとおもう。
まぁ条件がいくつかあるんだけどね?
1今の住処から飛んで半日以内の範囲。
2森と湖があること。近くに平原があるとなおよし。
3近場に人間のすみかがないこと。
まぁこの3つかな。1つめ?これは、親ばかの母親からの条件だ。
そもそも普通10年くらいたったら追い出されるのだ。そもそも生まれたときから放任とかもざららしいぞ。親ばかすぎるだろ。
まぁ俺の全力飛行だと時速100kmはでるから。1200kmの範囲ってことだ
俺の森林浴と日光浴のための条件満たすためにそこまで行く必要はないしな。
2つめは快適森林浴アンド快適日光浴のためだ。
3つめはだって見つかるとめんどくさいんだもん。
ほかの獣とか魔物は力の差がわかってるからめんどくさくないけど。人間ってのはそこの感性が鈍ってるもんだからな。欲に目がくらんで。前に人間だったからよくわかる。
というわけで住処を探そうと思う。
この辺の気候だと冬場になると雪がつもるからなぁ・・・ちょっとばかし南下して行こうと思う。常夏まではいやだがな、そもそも1200kmじゃいけないか。日本いう四国あたりの気候がいいな
というわけで南下するぞおおおおお
お母さんが泣いているけど南下するんだぞぉぉ
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・・・・・・・・・というわけで飛んで10時間ほど。
ぶっちゃけ疲れてない。すごいだろ?俺もすごいと思う。竜の回復力と飛ぶ労力を比べると回復が勝るのだ。むろん限度はあるが
なので、夜になったタイミングで適当に森の中に降り立ち眠る。結界は張っているが。
翌朝上空から湖を探していく。あまりに大きいとほかに主とかいることが大きいから小規模でいいのだ。そんな条件を求め飛び回る。
この辺を探索することさらに2時間条件に見合うような。湖を見つけた。
森の中の半径1km位の湖だ。森はそこそこ大きいし周辺に人の村も見つからない。これはいい立地じゃないか。
森に降り立ち、魔法を使う。ちなみに無詠唱、無展開だ。この世界では呪文と魔法陣、もしくは両方に魔力を込めることで魔法を発動するのが普通だ。呪文、魔法陣はどちらかもしくはどちらもカットできる。むろん上級技術だが。人間の魔法使いににとってだが。あぁちなみに人間には、魔力を封じられた宝石や法具にある、魔力を用いて魔法を行使する、魔術もあるが俺には関係ないな。
おれは魔竜。魔力に高い親和性をもつ竜だ。
というわけで魔法を発動する。使うのはサーチという魔法だ。読んで字のごとく範囲内にいる魔力をもつ物を探知して魔力の大きさ。位置を把握する魔法だ。範囲は注ぎ込んだ魔力量に応じる。おれはとりあえず森全域にかかるように魔力を注ぎ込む。
「サーチ」
森にはそこそこ大きな魔力の反応が1つあった。こっちに向かってきてるようなので、水浴びと日光浴でもして待っていよう。
あー修行に明け暮れた。10年間・・・久しぶりにまったりとできるなぁ・・・
そう思い水浴びを楽しみ。日光浴をしていると。眠気がくる。向かってるやつには悪いが寝さしてもらおう・
まぁいざって時に備えて結界はって寝ればいいか。
「結界~」
ぶっちゃけ魔法名を言う必要なんてない。なんとなくかっこいい気がするから言ってるだけ。でもこの魔法じゃあんまりかっこよくないし。言わなくてもいいか。よしこれからはかっこいい魔法の時だけ魔法名をいおうかな。
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「あのーすみません。」
「あのーーーー」
ん?
のそり。
「お休みのところ申し訳ありません。すこしお聞きしたいことがありましてお時間をもらっても構わないでしょうか?」
「構いませんよ。」
そこにいたのはペガサスだった。翼をもつ白銀の馬、つまり天馬ペガサスだ。
ちなみにコミュニケーションはお互いに思念をとばすことで行っている。
中位の知能ある魔物なら鳴き声に合わせることで思念を飛ばせる。上位の存在だと。魔力に乗せて思念を飛ばすことが多い。俺は後者。まぁ人間の言葉だけは勉強して覚えたが。人化も覚えてた。むろん欠点はあるが。
まぁそれはさておき。
「いきなり大きな魔力がとんできたので、何事かと思って見に来ましたら。魔竜がいらっしゃるのでさすがの私も驚きましたよ。」
「ごめんなさい。この世に生を受けて15年の若輩者です。言葉づかいは気にしなくて平気ですよ?こちらこそこんな口調ですみません。」
「いえ、これが地ですのでお気になさらず。むろん上位存在である。あなた様のような魔竜です。お気になさらずても構いませんよ。してこの森に来た御用をお聞きしても。」
すこし声に警戒がにじんでいるか?
「なに最近独り立しまして。1000kmほど北の地から住処を求めてきたのです。何せ広大な森に平原があって水質のいい湖があると来た。ここに住みたいと思いまして。」
「ここはいい場所ですからね。魔力濃度も悪くありませんし。しかし、竜の方々は洞窟や高い場所を好むと記憶しておりますが。」
「なに。日光浴と森林浴そして水浴びを愛する。変わり者の竜なだけさ。」
「おや?これはいい酒をかわせそうです。」
「人間の決まり文句まで知ってるとは。」
てかこっちにもそんな慣用句あるんだな。
「いえいえ、ただ長生きしている間に少しばかり人里にもいったことがあるだけですよ。そちらこそ、若いわりには詳しいですね。」
人間の中に混じるペガサス。やばすぎばれたら崇められるか狩られるかスリリングすぎないか?
「なーに少し。町に遊びに出ただけよ。安楽椅子がたまらなくてね・・・買い付けにね。こちらこそ失礼でなければお年をお聞きしても?」
遊びに出たことどころか。第一人間すら発見しておりませんよ。遠目には見たけど。
「あれは素晴らしいですからねぇ。えぇ構いませんよ。今年で700は数えるはずですね。」
「なんと。それは納得というものです。ところでここに住むことは可能で?」
「むろん構いませんよ。ただ森を荒らすというなら・・・」
「なに。気持ちよく日光浴に森林浴をするために荒らすなどありえません。むしろ荒らす奴を懲らしめるがわですね。」
「それは安心です。ではこれにて。これから、同じ森にすむものとして仲良くやっていきましょう。」
「あぁこの辺に住もうと思うんだ。普段は人型でいるよ。家も建てても構わない?」
「構いませんよ。むしろこれからは貴方が生態系の頂点ですよ?お気になさることはありません。よほどひどくなければ我々は不干渉ですよ?」
「気にしなくてもいいのに・・・あっこの姿が人型の時ね?」
そういって人化を発動する。
見た目は黒髪黒目で日本人っぽい顔だ。もちろんブサイクにする理由もないのでかわいらしい感じにしてある。ただショタっこなだけだ。
理由は簡単。警戒心を抱かれにくいためだ。ただ魔物が生息してる森の中にある家に子供が住んでいるという逆に警戒心を抱かれやすくなることには気が付いてない。
「承知しました。では今日はこれにてまた、そのうち会いに行きますよ。一緒に日光浴でも楽しみましょう。」
「いいですね。待ってますよ。」
そういってペガサスさんは去って行った。
さて家でも作るか。