2話 生誕
今回はいつにもまして短いです
すみません。
さて、恐らく殻を突き破った俺が思いついたことはこれだ。
まずは生誕を盛大にアピールしなければなるまい!なんてたって竜だからな!
さーーて、いーくーぞー
「きゃぴぃ」
・・・・はい。ぎゃおおおおおおおおおおおなんて鳴き声を上げようと思っていた時期が私にもありました。
はい。子竜なのを忘れてましたよ。えぇ
気を取り直して、目を開けてみる。
そこには巨大な竜が俺のことを見ていた。
「ぎゃっぎゃぎゃぎゃぎゃぁあぎゃあ」
そしてなんかそわそわしだすと腕を使って器用に俺を抱きしめた。
どうやら、俺の親らしい。
よかったぜ。いきなりボッチ展開もありえるとからな。育児放置系の竜だと
そして、幼竜である、俺にはとても大きな欲求がある。
その欲求とはもちろん。性欲である!!!
すみません。冗談です。えぇ。いくらなんでも誕生してからいきなり、欲情するような幼竜ではないです。
その証拠に、俺の腹はなるのだった。
「ぎゃうぅ」
そういって親?竜が俺に俺が生まれた殻を差し出してきた。
くえってことらしい。
どうやら異世界にきて竜になって最初の食事は自分が生まれた卵の殻のようです。