17話 勇者の次は……
スグルに王がはいた暴言の数々をお伝えして。一緒に出奔して
帰りに魔王の件を聞きに実家に寄り道したら。この世界で最大規模のダンジョンでスグルにビビられて
森に帰ってきて
ご褒美に同棲してもらって
スグルのうちを立ててあげて
ユレさんと森林浴してまた日々を過ごしていた。
え?なんか大きい出来事が合っただろって?恥ずかしいからカットな。
カットだよ!カットったらカット!
川辺には今、俺 ユレさん、スグルがいる。
「いやー魔王討伐とか馬鹿げてたし。暴れてる魔物の討伐もよくよく考えたら兵士の仕事ですよねーこっちなげんなッつー感じですね。」
なんか出奔してからはっちゃけてスグル
「そうですねぇ本来の仕事をほかの人を拉致してまでやらせるのはどうかと思いますね。」
「そんな世知辛いしがらみなんか捨て去ってまったり森林浴。至高だ。」
こんな感じで過ごしていった。
ちなみにスグルの食料はインベントリに大量に入ってるらしい。時間停止の状態らしいので1年くらいの食料は調理済みや食材で入ってるらしい。
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「なんか魔力量の多いのが来た。」
「え?魔物ですか?」
「いやスグルみたいに人、あれじゃないかな。勇者の他属性バージョン。」
「あーなるほど。」
「あ。」
そういってすぐるは家に帰って行った。
そして聖剣を持ってきた。光ってる。つまり・・・・魔王だ。
「助けてください……」
そして俺の前には土下座で懇願してる。青髪ロングの女の子がいた。いや自主的にしたんだよ?させたんじゃないよ?敵対か話し合いだと思ったら懇願されるとか
「ま。まぁとりあえず飯でも食うか?」
サーチしたらだいぶ衰弱してた。
「ほんと!」
「あぁ、スグルなんか食えるの出してもらえる?」
「ええ。構いませんよ。」
ちなみにハンモックの近くに木でできたテーブルとイスが増設されていたりする。湖畔の食事、湖畔でお酒。
な?ほしくなるだろ?
テーブルの上にスグルが料理を置いていく。
「わぁ!!いただきます!!」
そういって目の前の魔王は目を輝かせて食べ始めた。
すげー小さな体のくせして3人前くらいくったぞ。
「ごちそうさまでした。」
「んじゃそろそろお前さんの素性とか聞かせてもらってもいいか?」
「うん。なんか、魔力測定してから魔王だとか言われて殺されそうになったから逃げてるの。そしたら邪竜の話を聞いたから人来ないかなとかおもってきたんだけど・・・そういえばお兄さんたちはどうしてここにいるの?あと私に親切なの?」
今更だな。すげー今更だな。んで本当に魔王だったと。
「俺はお前の言う邪竜だ。んでペガサスんで勇者。」
「え?」
「いやだから俺が邪竜でペガサス、んで勇者」
「ほんとうにりゅうなんですか?人なのに」
「ん?あぁ」
人化を解く
「ええええええええええええええええええええ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
叫んだと思ったらいきなりめっちゃ謝りだした。
再び人化する。
「いや。 なに謝ってるんだ?」
「食べないで下さい!きっとまずいです!」
「いや食べないけど。」
「ほんとうですか?」
「ほんとう」
「んでなんで親切なのかなんだけど。ユレさんこいつの心って」
「はい、とてもきれいな心ですよ。」
「だ。そうだ。腐った心は俺らは心底嫌いだが。きれいな心のやつは歓迎だぞ?な?」
「ええ」
「はい」
「にしても魔王か。全然きれいな心らしいじゃねーか。利用しようとするのも大概にしろよってかんじだな。」
「えぇぼくにこんな子供殺させようとしたんですね。さすがにさすがに」
「止めはしませんが無関係な方は巻き込まないで下さいよ。」
ユレサンはもう止めない。あっちが悪い。
「あいつらもうぶっ潰すか。考える必要っもないだろごり押しで」
「そうですね。一度頭をつぶしてしまったほうがいいかも知れません。」
「お前は・・・そういえば名前は?」
「ルーナです」
「ルーナは俺のうち使っていいからユレさんと一緒に待ってな。ちゃんと三食ベッドつきで待ってられるから。俺とスグルはちょっと出かけてくるから。ユレサンお願いしてもいいですか?」
「ええ大丈夫ですよ?ガイストさんのうちで保護しておけばいいのですよね?」
「食材とかあるものは自由に使ってくれて構わないから」
「わかりました。」
「え?え?」
困惑する魔王をよそに俺とスグルは黒く笑うのだった。




