14話 勇者到来!
すみません発想が凡夫、文章力は下郎です。
意味が分からない。
前作よりも面白いと思っていましたが実際にpvや得点が延びるととても嬉しいです。
つたない作品ではありますがお楽しみください。
のどかな生活をしばらく送り秋口に差し掛かってきた今日この頃、しかし俺とユレさんはいまだに日向ぼっこを満喫していた。
このためだけに南下してきたんだからな。1回里帰りもしたが特になんもなかったから割愛。のんびり生活を送っていたが今日また崩れた。
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森に反応が1つ飛びぬけて大きい魔力だ。これ下手した俺クラスだな?でも魔力反応は大きいけど実態は人型
・・・・・・・・・・・・勇者みたいなやつだな多分。
あ。でも人化した魔物説1ちゃんあるか。
人間だとしたらまいったなー。前回の貴族のかな?問答無用なら逃げよう。対話できるなら誤解を解いて安全を確保したい。
よし方針は決定!
「ユレさんユレさん」
「なんですかガイストさん?」
今日もハンモックで揺れるペガサスのゆれさんに俺は声をかける。
「なんか強者っぽい感じのやつが来たんで今日は念の為かえってもらっていいですか?」
「私を逃がすってことは私より強そうなんですね?」
「多分俺クラスですね」
「逃げないんですか?」
俺の身を案じてくれるユレさん。無事好感度は上昇中だ。
「えぇ、対話できるようなら対話で解決しときたいですし。逃げるくらいならたぶんできるんで、ひとまず対話で解決できるか確認してみますね。」
「わかりました。足手まといになるのは本意ではないのでおとなしく家に帰っておきますね。」
「すみません。」
「いえ、ではまた後日。進行速度的に来るのは2日後くらいかな?3日後くらいに。」
「はい、また後日。」
ゆれさんは家に帰って行った。勇者の進行方向とは俺のところを通らないといけないし。俺が負けない分には安全だろう。
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二日後、勇者が来た。
いつものハンモックで湖畔に。ハンモックで寝ている俺に勇者が声をかける
「貴方は?」
「俺か?俺はこの森の主をしてる。竜のガイストだ。」
「ではあなたが邪竜か?」
「なんで邪竜と呼ばれてるのかは想像がつくがあの豚どもの自業自得だぞ?」
そういって俺は勇者の方を向く
黒髪黒目にこの世界からすると童顔の顔
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「テンプレ勇者きたあああああああああああああああああああああああああああああああ」
そりゃあ叫びましたさ。だって日本人なんだもん
「え?日本語!?」
「あーまさかのテンプレ来たわ異世界転生があるんだからあるかもとは思ってたけどまさか本当にテンプレ勇者がいるとは」
「えっと・・・日本人?」
驚いた顔で聞いてくる勇者
「おう数十年前までは日本に住んでた。友人に首絞められて死んで目が覚めたら魔竜さ。ビビったね。」
「そ。そうですか。あ!ちなみに名前は?むろんあっちの」
「あー日本の名前名乗るの数十年ぶりだな。田村悟あっちだと21でしんだ」
「ぼくは加藤傑といいます今は17です。」
「ほうほう。傑な、まぁ俺のことはガイストって呼んでくれ。俺は前世の記憶がある。ただの魔竜だからな」
「わかりました。そういえばなんで邪竜と呼ばれるようになったか教えてもらえませんか?ぼくは邪竜に貴族が壊滅させられたから討伐してくれって頼まれたから来たんですが」
「あぁあの豚どもな。別にいいぜ。でもお前なんで最初に攻撃せずに話しかけてきたんだ?」
「いえ本人ならともかく無関係なのは最低限しか殺したくないんです。できれば殺したくもないですから。たとえこっちに召喚されても僕は日本人なので。あなたも元日本人ならわかるでしょう?」
「あー、まぁな」
何かを殺すような環境じゃないからな。日本は。
「まぁ割り切っているつもりなので必要ならやりますが」
「下手な物語りの勇者より線引きできてていいんじゃねえの?んじゃ俺が邪竜と呼ばれた理由な」
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「はぁ・・・前から腐敗が進んでる国だとは思いましたがそこまでですか。」
「あぁ欲に目がにじんで正常な現状も認識出来ない豚だったぞ」
「確かに聞いた限りだと豚ですね」
「んーいっそ勇者国出奔してこっち来るか?召喚されて寝返るってか失望する勇者テンプレだし。最低限の生活環境は整ってるぞ。」
「とりあえず僕のことは傑って読んでください。勇者は恥ずかしいので。僕はガイストさんって呼ぶので、いいですか?」
「おう。あと別に口調も敬語じゃなくていいぞ?」
「まぁ緊張してるだけなのでそれはおいおいにでも。にしても出奔ですか・・・」
そういって勇者・・・すぐるは悩み始めた。
「そんな悩むようなことか?」
「いえ出奔するのは構わないんですがどうせなら今まで僕を利用して儲けたぶん以上に損をさせてから出奔させたいですね。誘拐されたわけですし。帰り用のない場所に」
「あーそうだよなぁ俺も強制だけど俺は死んでたから心境だいぶ違うよなぁ。」
「さすがにへこみましたね。まぁそんなわけで心境最悪なのに腐敗してるから利用する気満々と・・・あれすげえ萎えてきた。」
「てかそこまで行くともうあれだね?呼び出された理由からして嘘かもね」
「うわーありえそうですね・・・あぁちなみに魔王が生まれた被害が怖いから倒してくれだったかな?まだ被害が出たとか聞いたことないし。でも魔王の存在は確認されてるんですよね。被害はないですが」
被害がない?じゃあなんで魔王なんだ?
「被害がないってさなんで魔王なの?」
「あれ?そういえばそうですね?そこまで頭がまわってなかった。」
「んじゃそこから調べるか」
「え?」
「俺人型になれる。魔法技能高い。隠密魔法可能おっけ?」
「おっけい」
「潜入できる、城の書庫なり王の執務室なりおっけ?」
「おっけいってマジですか?」
「まじだ」
「てかそこまでお世話になっていいんですか??」
「いやだってどうにかしないと俺の日向ぼっこが平穏にできないじゃん。元凶つぶすしかないじゃん?じゃあ協力するよ。」
「あー日向ぼっこ好きなんですか?」
「オタク趣味もここじゃ何もないからね?日向ぼっことかが一番好きなことなのさ。」
「なるほど。こっちはラノベもなにもなくて、それがとてもしんどいですからねー・・・」
傑もオタクっぽいな。あと口調もだんだん砕けてきた。いい感じだ
・・・・・・・・・・・ホモじゃないよ?
「まぁ今日は泊まってけ紹介したい人もいるしな」
「あー助かります。こっち来てしばらくたちますけど野営ってしんどいですからねー。」
「そういえばなんで一人なの?普通パーティー組んでね?美人局的な姫様とか監視役の意味も含めて。やたらハーレムで」
「だって走ったら1日半なんですよここ。馬車だと3日はかかるじゃないですか遅すぎですって、それに弱いですし。」
さすが勇者な理由だった。いや俺の移動速度には到底及ばないんでけどね?
話し込んでたら日もしずんできたし勇者を家にまねいて日本風料理でもてなした。そしてなつかしき故郷のことこっちに来てからのことを話すのだった。




