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11話 3人の冒険者2

活動報告で上げましたが3日に1回投稿で最後まで行きます。


拙作ではありますが、おたのしみくだしあ。


 



 まぁ客人のために飯でも準備するか・・・俺自身は1月に1食程度だがむろんそれ以外でもくえる。竜にとっての食事は娯楽の意味合いがほとんどだ。むしろなぜ兎一匹程度の量が月1で必要なのかがわからない。まぁそのくらいなら肉屋で買い込んでおけば問題もない。




 あ、客人3人にやさしくするのは、ペガサスさんとの同棲?生活をできるきっかけを作ってくれたからだ。感謝を示すために面倒を見るくらいなんてことはない。

 収納空間(上位)からパンと卵、野菜にベーコン等を取り出す。調味料も収納してあるがキッチンに備えてあるからそちらを使う。


 簡単なサンドイッチを用意した。卵とマヨネーズ、キャベツにトマトにベーコンのサンドイッチの2種だ

 ちなみに、俺はマヨネーズと胡椒をこよなく愛しているので作り方は完璧だ。

 胡椒も実は畑で栽培を始めている。マヨネーズは自作、胡椒はまだ収穫してないので既製品だ。貴重品ではあるが、金には困っていないので買ってきてある。


「ほら食え」


「「「ありがとうございます!いただきます!」」」



 3人はすさまじい勢いで食べ始めた。せっかくだから俺とユレさんもたべることにする。


「「「「「ごちそうさまでした。」」」」」


 うんにぎやかな食卓もたまにはいいもんだ。 


「んじゃお前ら少し待ってろ。あユレさんはベッド使っていいですよ。」

「すみませんご厚意に甘えさせてもらいます。もう限界なのでしばらく寝させていただきますね。」

「はい。おやすみなさい。」


 シーツを収納から取り出してハンモックづくりをする。3人分?15分だ!家には柱があるのでそこに切れ込みを入れてひっかける。


「お前らはここな」

「ありがとうございます」

「こちらも甘えさせてもらいますね。」

「感謝します。」


「んじゃ俺も寝るかー」




 そしてガイスト家は全員眠りに落ちるのだった。




-------------------------------------------------------------



「お前ら起きろ」



 夜になったところで冒険者を起こす、すでに夕飯はできている。


「飯だ」


 そして4人で食事を済ます。ペガサスさんはまだ起きない。別に食事が必要なわけでもないので寝かせといた。メニューは肉をたっぷり使ったシチューにパンだ、ご飯が食いたくなるがな・・・


 食後俺は冒険者たちに尋ねる。

「さてお前ら王都で良かったんだよな?」

「はい。ですが送ってもらえるってことですがこんな時間に出るのですか?」


「ん?あぁそうかお前ら俺が何の魔物か知らないのか。俺は目立つからな。昼間も隠ぺい使って移動すればいいんだが面倒だから夜に移動するんだ。」


「へぇ」


「んなわけで行くからな。準備しろ」

 家周りに結界を展開する。少しの間離れる時も結界を貼っておけば安心だ。これを壊せるのは森ではユレさんくらいだ。


「さて出発するか。人化解除」

 人化を解いて竜の姿に戻る。


「りゅ・・・竜!?」

 3人が驚いて固まってるが知ったことではない。どうせ何時言ってもこうなるんだろうからな。

「そうだ。飛んでいくぞ。安心しろ、振り落とされることはないよう魔法を使うからな。だからいっただろ?目立つってな。」

 驚く3人を無理やり動かして乗らせ空へと羽ばたくのだった。



 そしてあと少しで王都ってところまで来たのでそこで3人を下す。



「ここまでくれば平気だろ?さっさと妹に会いにいきな」

「何から何までありがとうございました!お礼は後日必ず。」

 3人が頭を下げてくる。

「そんなもんはいらないが何か困ったことがあったら相談しよう。」

「はい!王都を拠点に活動してますので何かあったら気軽に頼ってください。もちろんペガサスさんも。」

「あぁ、じゃあな」




 そして3人の冒険者は妹を救ったのだった。

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