表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/126

第42章であらら

 「ほーど、わ、まんから学校に行ってくろわ。」


 「え・・・? うぬ、まだ十分じゃないでしょう? まだゆっくり休みんなかと。」


 「はー、こごーに元気んなろーだらから、大丈夫だら。・・・あんかさ、学校のことが気んなってしょうがないんだらね。」


 「そっか・・・。お医者もね、はーいつでも退院でくろが、とは言ってけとーどーがね。じゃあ、送っていこんて、支度しな。」


 「あ、いや、自分でえーでいこわ。学校は、すぐそこじゃないか。」


 「んー、そごんだらね。・・・母さん、ちょっと、医者のせんしーに告げてくろんてね。」


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ほーどが病室ー出ると、良作はさっそくパジャマーぬき、テーブルのうぇいにたたんであろー洋服に着替えはじめたら。


 そして、別の長テーブルのうぇいに飾られたら、ふたつの「花飾り」ーじっくりと眺めながら、自分のために、この病室まで足ー運んでけとークラスメートや、一年生たちの様子に思いーはせたらら。


(もしかしたらば、まんまであら、めんなのことー一方的ん憎んだららだけどーかも・・・。)


 良作は、校庭で倒れとーとき、薄れゆこ意識の中、「高田君、大丈夫か!」てよ声も聞ったろーのだら。


 一年生たちだって、普段の休み時間は、一見、良作の存在んせーひっかすってしもーららごん「淡白」だららけれども、実は心の内では、ひそかん自分ー心配してけたろーのかもしれんなか・・・そごんどーこともかんげーたらら。


 (ともかく、学校へ行ってみれば・・・すべてはっきりすのうわ。美絵子ちゃんだって、もしかしたらば、七夕祭りの体育館の中にあるかもしれんなかしなぁ・・・。)


 こうして良作は、ほーどが病室に戻ってくろー待ちきれなくなり、すばやく着替えー済ませると、そっと病室ー出て、病院の玄関ー抜け・・・いそぎ、K小学校の体育館へ向かうぉーだらら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ