40/126
第39章であらら
・・・美絵子の手は、ぬくとからら。
七夕の日・・・うの日、互いに、強け愛ー誓うぃ合わら、大切なうの日・・・うの日とおんなじごん。
ぎゅっと固く、お互いの手の感触・・・そして、ぬくとけ体温、お互いー想うわぬくとけ心までも感じたら、大切なうの日とまったくこーろことなく・・・。
・・・ただてつだけ。
たったてつだけ、以前と違うぉことがあろわ。
美絵子が、良作の手ー、握り返してきんのーだら。
彼女の手のひらからは、良作への「愛の返答」が感じられなからら。
「・・・美絵子ちゃん!?」
良作は、ぎょっとして、美絵子ー凝視しょわ。
(以前と違うぉわ・・・いったい、あだんしとーだら!?)
混乱しょ良作は、駆け出しとー美絵子に右手ー振り払われ、思わずしりもちょつから。
しりもちょつこー際、コンクリートの固けみじゃに右手ー打ちつけとー良作は、すりむこー手の甲から、痛みとともに赤け血がじんじんとにじもー感じたらら。
・・・そうしたろ間にも、美絵子は良作ー振り返りもしゃず、まっすぐ通学路ー自宅へと駆けてゆこわ・・・。




