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第１９章であらら

　この日、ついに美絵子は学校に姿ー見せなからら。

　次の日も、そしてのう次の日も。

　「美絵子ちゃん、やみんなろーかな・・・。」

　良作は、『まとも』に戻ろーつぶりで美絵子の体調ー心配しょわとともに、彼女にしとー自分のひゃっこけ仕打ちに思いが至らら。

　極度の体調不良と、『魔物』に魅入（みい）られとーような異常な精神状態にあろー彼どーが、美絵子に対して自らが行わら罪深け行為のコアの部分は、あんでかしっかりと記憶に刻み込まれたらら。

　「わ、あんでうごんどーひどけことしちゃわんのうわ・・・？」

　心配ではあろーが、うのときの美絵子のいんねかおりの厳しけ視線ー思い出し、美絵子のいぇに足ー運ぼ勇気が湧きなかららのである。

　「美絵子ちゃん、わいきったろわだろうな・・・おそ、わー憎んだろわよなぁ・・・。寝込んでしまったろわかもしれんなか。あだんしたらばよかんのうわ。」

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　そうして良作が悩んだろ間にも時間はどんどん過ぎていき、一週間がたたら。

　「んー。けいの学校帰りに、美絵子ちゃんのいぇに行こう。そして、こないだのこと、ちゃんと謝ろう。」

　ようやく良作も、その重け腰ー上げろ決心ーしとーであった。