第2章 親子の成長 明るく楽しい子で…
龍を絶滅に追いやる谷川とレイの手により、三日月龍を全滅させられ、愛するシルビアも殺された。残されたシルビアの形見の子供達をライトはどうするのか。そして、甥っ子のクロと共に歩いて行く。
主な登場人物
ライト・ルーマス この物語の主人公。魔法大学龍生態学部の教授を勤めている。ほとんどの人とタメ口で話し軽い。人間の女より龍が好き。刀と銃を使いこなす。甥っ子であるクロを引き取り育てている。ちなみに女扱いするとすごく怒る。
クロ・ルーマス この物語の第二主人公。実の両親から虐待され、家から脱出した所、叔父であるライトに助けられ引き取られた。孤独に生きていたため、ライトの城以外の他人と喋るのは苦手。馬が好き。
谷川勉 魔法高校の教師をしている。弱い龍は全滅した方がいいと考えており、ライトとは敵対関係。ライトとの喧嘩では負けている。闇の帝王レイを召喚し、ライダーをしている。しかし、三日月龍を全滅させた時に、ライトの襲撃でレイは重傷を負った。
小峠総一郎 魔法大学の理事長をしている。ライトとは同期。何気にライトを気にしている。
桶谷稜人 魔法大学龍生態学部の助教授をしている。ロイのライダーをしており、ライトのサポートもこなしている。
金田光と金田あずさ 金田光はライトの同期であり親友。個人で龍の生態を観察し、それを仲間達に共有するために龍の報告会を年一で開催している。報告会でライトがやらかすので、世話を焼いている。妻のあずさは龍の獣医をしており、世界各国を相棒のアンタレスのアンちゃんと共に飛び回っている。夫婦揃って酒豪。
ウルフ・ブエナ ライトが作った城に住んでいる。ライトの秘書や兵士たちのサポートもこなす。ライトの好みで露出が多い服を着ているが、本人は気に入っている。
初老の兵士(クロの先生) ライトの作った城の馬術部に所属している。馬術部のリーダー的に見られている。クロの馬の先生をしており、クロを一流の馬術選手に育て上げる。
兵士達 ライトの城に住んでいる。お互い仲が良く和気藹々としている。起動部、馬術部、警備部、衛生部などに配属され、日々共に生活をしている。来る人の全員が生きていた時に苦痛や苦悩を背負って死んだ。ライトはこの城にきてよかった。楽しかったと思えるように、本人達に任せっきりにしている。
ライトは子供たちを連れて部屋に戻った。
「叔父さん!おかえり!」
クロの元気な声が聞こえた。
「ライトさん。お帰りなさい」
後ろからウルフも来た。ライトは二人に振り向いた。
「あぁ…ただいま」
「え!?誰の子…」
ウルフは驚いた束の間、ライトの表情を見て察した。
「赤ちゃん!?」
クロは興味を持っていた。
「あぁ…ちょっとね。色々事情があって…」
すると、ポケットから黒龍が飛び出した。おぼつかない翼でクロに目掛けて飛んだ。
「うわっ!」
黒龍はクロの頭に乗り、黒い瞳でライトを見た。
「はは。君は元気でいいな」
黒龍は元気よく鳴いた。
「俺から降りてよ…」
クロは黒龍を捕まえ、目の前に持ってきた。
「かっこいい!」
黒龍はどこか自慢げにしていた。
「ライトさん…この子達の名前は?」
ウルフの問いにライトは悩んだ。
「ま…まだないんだ」
ライトは抱いている赤ちゃんを見つめた。
「可愛いな。君は…明るくて毎日が楽しく過ごせれるように…明楽。三日月龍最後の子。三日月明楽にしよう」
ライトは黒龍を見た。
「君は、明楽を守る騎士でいて欲しいからナイトだな」
黒龍は嬉しそうに鳴いた。
「クロ。明楽とナイトだ。この子達は兄妹なんだ」
クロは明楽を見た。
「明楽ちゃん。ナイト。よろしくね!」
すると、明楽は泣き始めた。
「嬉しいんだろう。赤ちゃんは泣くのが仕事だ。と言っても…」
「ん?」
ウルフは首を傾げた。
「ウルフ…明楽を…どう育てよう…」
「え…どうって…」
ライトは言いにくそうにしていた。
「じ…実はその…」
すると、ナイトがライトの髪を噛みながらどこかへ誘導するように飛んだ。
「えぇ…何処へ…」
連れてきた場所はキッチン。ナイトは何かの本を取って欲しそうに見つめた。
「これ欲しいのか?」
ライトは本を取ってあげると、ナイトは本をめくった。
「何探してるのかしら」
ウルフも興味深々に見ていた。
シャー!
とナイトは鳴き声を上げ、前足でミルクの所を指した。
「え…それでいいのか?」
ライトは驚いた。
「え?人間なら普通でしょ…どう言うこと?」
「あぁ…いや…その…」
クロも本を見た。
「叔父さん。ナイトが欲しがってるよ?俺、本から食材取るの知らないから、ついでに教えて欲しい」
「あぁ…うん。わかった。ウルフ。明楽を抱っこしてて」
ウルフに明楽を託した。
「覚えておいて。こうやって取り出すんだ」
ライトは本に手を当てると、中からミルクが入ったボトルが出てきた。
「簡単だからすぐ覚える」
「ありがとう。叔父さん」
「でも…温めないとな…」
すると、ナイトはボトルを置くようにライトの手をボトルから払おうとしていた。
「ん?」
ライトはボトルをその場に置いた。すると、ナイトは炎を吐いた。
「すご!」
クロは興味津々に見た。少しすると、ナイトは炎を吐くのをやめた。
「できたってこと?」
ウルフの問いにナイトは頷いた。ライトとウルフは顔を見合わせた。
「本当に…与えていいのかな…」
「いや、こんなに手際よくできてるんだし…でも、この子たち一体どういう…」
すると、明楽は黒い瞳で物欲しそうに見つめた。
えぇ…クロの時は…温度確認したぞ…。
そう思いながらもミルクを与えると、明楽は勢いよく飲んだ。
「マジかよ…」
ライトとウルフはナイトを見た。ナイトは誇らしそうにしていた。
「ナイト偉いね」
クロは優しくナイトを撫でた。ナイトは嬉しかった。
「そういえば、ナイトは何食べるの?」
クロの問いにナイトは明楽を見て涎を垂らした。
「同じの欲しいの?」
ナイトは頷いた。
「じゃぁ、俺が出すよ!練習したいし」
クロはさっきのページからうまくミルクを取り出すことができた。
「クロも…覚えるの早いわね…」
「あぁ…」
すると、ナイトは一枚の皿を噛んだ。
「それに入れて欲しいのか?」
ライトの問いにナイトは頷いた。皿をクロに渡した。皿にミルクを入れると、ナイトは炎を吐いた。自分で温度調整してるのか、炎を吐き終えるとミルクを舐めた。
「ナイト偉いね!」
クロはナイトを見つめた。
「ライトさん。後で聞きたいことがたくさんあるんだけど…」
ウルフはライトを見た。
「あぁ…その前に…休ませて…」
すると、明楽はミルクを飲み干した。
「あぁ…終わったか。よしよし」
ライトは明楽にゲップを吐かせるように促した。
「クロを預かった時を思い出すな…」
愛おしそうにライトは明楽を見つめた。明楽は眠そうに目を擦った。
「眠いよな。君は力をたくさん使ったもんな。あ、服も着替えようか」
ライトは明楽をベットに寝かせ、ノートに服のデザインを描いていった。
「女の子だもんな」
ウルフもそのデザインを見た。
「かわいい〜」
「だろ?」
できたデザインを魔法で出し、明楽に着せた。三日月と星がたくさん描かれている服だった。明楽は笑顔になった。
「よかった…」
ナイトはミルクを飲み干したのか、明楽の横に丸くなった。明楽もナイトが横にいるのに安心したのか、二人は眠った。
「可愛いわね…」
ウルフも見惚れていた。
「叔父さん…なんで泣いてるの?」
クロの言葉にライトは頬に手を当てた。
「あ…うん。色々あったんだ…」
ライトは疲れたように椅子に座った。ウルフとクロも空いている椅子に座った。
「あの子たちはな…私のライダーになるはずだった龍の子だ。その龍は死んだ」
ウルフは驚いた。
「でも、明楽ちゃんは人間…」
「にさせられたんだ。その証拠に、明楽の額に三日月があるだろ?」
ライトは深いため息を吐いた。
「叔父さん…大丈夫?」
クロは心配していた。
「うん。でも、ちょっと疲れたかな。夜に色々あってな。まだ落ち着いてない自分がいる」
ライトは立ち上がった。
「ちょっとシャワー浴びてくる。また後で話すよ。明楽とナイトを見ててくれないか?」
「うん!」
クロは返事したが、ウルフは心配していた。ライトはシャワーを浴びた。
「…っ」
ライトは涙が止まらなかった。
「シルビア…ごめん…」
シャワーの音が泣き声をかき消していた。
「明楽ちゃんとナイト。よく寝てるね」
「そうね」
ウルフとクロは二人の寝顔を見ていた。
「ウルフ」
クロはウルフを見た。
「どうしたの?」
「明楽ちゃんとナイトと仲良くなりたいな」
ウルフはクロの頭を撫でた。
「なれるわよ。クロは優しいから、すぐなれるわ」
「いつか、ナイトの背に乗れるかな?」
「乗れるわよ。でも、その頃になるとクロも大きくなってそうね」
「楽しみだな。絶対かっこいいんだろうな…」
クロは二人を優しく見守った。しばらくすると、ライトが頭にタオルを巻いて現れた。
「ライトさん。大丈夫?」
ウルフは心配していた。
「少し落ち着いたよ。あれ?クロは?」
ウルフはベットに目をやった。ライトもベットを見ると三人で寝ていた。
「クロ。二人の事気に入ったみたいだな」
「えぇ。子供は見てて可愛いわね」
その光景を優しく見つめた。
作者「中学の時の自分を殴りたい。マジなぜこの設定にした!だ…」
ライト「え?何が?」
作者「ライトとナイト。一字違いだから、編集中に逆wてなる時があって大変だった。もし、直ってなかったらごめんなさい」
ライト「こら!」
作者「さて、第2章 親子の成長をスタートしました。本当は章とか考えてもいませんでした。なんだったら、こんなに長くなるとも思ってもいませんでした」
ライト「あ…ははw。まぁ、読んでくれてる人がいて感謝ですね」
作者「はい。こんな下手くそな小説を一人でも多くの人に読んでくれてることに感謝です」
ライト「後書は、テキトーに喋ろうぜー」
作者「はーい。ということでお付き合いよろしくお願いします」




